Animation: Alias Power Animatorが...

久しくのUPとなります。3週間のブランク、いろいろなことがありましたが... 初のAnimation セクションUpですが、今回その記念もかねて、わたくし:Haunted のPower Animator 無駄話をしたいと思います。

私がO2とであって、Power Animator (これより略して PA)にであったのはある大学の一室。あのころは本当に憧れのアプリだった。それはSoftimage よりもましてであり、そのカラフルなアイコンツールには愛着があった。そのPAを使いこなすようになったかたがたなら、一度はそれを個人で所有したいと思ったはず。しかし、そのPA、べらぼうに値段が高い!私などには特に手が届くものではなく。やっとのもので研究室の予約をとり、PAに浸っていたものだ。そんな思い出の話もとおいものとななり、ついにAlias Wavefront は その次世代型アプリ、MAYAをリリースし、そしてPAの機能を完全に吸収したアプリ、MAYA 2をプロデュースした。もはや、PAは過去のもの。しかし、再びそのPAを見てみたい!しかも、O2のような遅いマシーンではなく、最速のマシーンで!そんな願いをかなえるようなアプリがWindows NTで存在する。それが、Alias 8.5だ。

Power Animatorとは

ここであえて説明をする必要はないと思うが、Power Animatorとはまさに Softimage と共に3D界にて一世を風した3D アプリである。

特にそのモデリング、パーティクル機能には目を見張るものがあり、NURBS機能の充実からもハイエンド・プロダクションに適したプログラムだった。もちろん、SGIのO2という機種のみでの稼動で、Windows、MACでは存在していなかった。O2も高価だし、PAも高価。CG関係の専門家のみが手に触れられたアプリである。

PAのほかにもその上位クラスとして同じインターフェイスのアプリが存在していた。一つは後にあげられる Alias Studio8.5、Nageo などがある。前者の Alias Studio 8.5 は主にCAD関係専用で、後者の Nageoは Nichimen N−Worldの N−Geometory と PA が統合した形のパッケージで、両者の優れた機能、NURBSとポリゴンモデリングを統合したものだ。その他、VRML開発にWED Animatorや、Renderman を網羅したパッケージがあった。

しかし、PAシリーズには決定的な欠点がある。それはアニメートさせると異常に重くなることだ。O2も今では遅い機種の一つなので、それにわをかけて遅い。そんな理由から、多くの人がモデリングはPA、アニメーションはSoftimageという組み合わせで挑んでいたのではないのでしょうか。

MAYA の登場により...

1998年、某月、ついにAWはPAの後継的プログラム MAYA をリリースする。しかし、MAYAはMAYAであって PAではなかった。AW初のWindows 進出、しかしPAと比べるとインターフェイスも代わりと変わり。アニメーション機能は大きく進歩したものだったが、PAの機能を完全に網羅したものではなかった。AW社はこのMAYAを改めてPAとは異なったプログラムと一づけた。

1999年、6月、一年ほどの期間をえて、AWはMAYAの次バージョン、MAYA 2 Complete とUnlimited が発売される。これらのプログラムでは、前バージョンの欠如部分であった ポリゴン・モデリングに完全に対応しており、Unlimited では完全にPAとどうとうのNURBSモデリング機能を網羅した。PA−>MAYAの乗り換えキャンペーンも盛んに行われ、もはや、PAは種滅してしまうのではとまで思えた、しかし...

Alias Studio 8.5が NTで登場!

MAYA 2が発売される5ヶ月前、実は 工業系CADプログラムとして名をはせていた、PAに類似したプログラム、Alias Studio 8.5がNTに登場した。下のショットが某所有者からいただいた Alias Studio のNT版・ショット。

 

これを見させていただいたときは、「あ、PAが!」と叫んでしまうほどで、インターフェイスはPAにとても近い。いくらかつかわせていただいたが、アニメーション機能、パーティクル機能でやはりPAには劣るものの、モデリング機能はまさにそれそのものだった。しかも O2(UNIX)ならではのウインドウの開き方。パネルやスレーブなどのウインドウはまさにO2とうりふたつだった。残念ながらアニメートさせるまでにはいたらなかったので性能速度に関しては何とも言い難いが、Renderingを行ってみたところ、O2よりも数倍はやく感じられた。Quick Redering でのあの青のShadeがとても愛くるしく思えた日でした。

 

終わりに...

いったいPAはこれからどうなっていくのだろう。MAYAによりますます肩身が狭くなるPA、しかしがんばってほしい。いろいろ言ってきましたが、まだPAをばりばり使っていられる方、過去呼ばわりして申し訳ありません。まだまだ、PAは現役です。以上がわたしのPA談でした。(終わり)

 

 

 

 

追伸、Intergraph TDZ 2000 について

わたしもついに Intergraph TDZ 2000 GX 1 世界最速のマシーンを購入。う〜〜〜〜ん、すごいぞIntergraph!速いぞ WildCat 4100! 購入までの苦難を乗り越え、格安で購入!日本では考えられない値段ではないでしょうか。さすがUSA!ここでは購入値段を明かせませんがほんとやすかったです。日本での購入価格も調べてみましたなぜあれほど高いのでしょう?ということで TDZ 2000 を日本でお持ちの方、意見交換してください。たとえば、その性能話や、先ほどの値段話、購入先に話に始まり、3D アプリ別のスペック話 (Nichimen Mirai が Wildcat に対応していないのか?など) こちらも USAならではの話をお伝えします。(格安購入法なども教えます!)

E−mail での連絡先はこちあらまで

graphixfaculty@hotmail.com

何でも結構ですので...