Lyrics Time Insertマクロ 動作解説

Written at 2001.05.17
Last Update at
2001.07.24


1.WinampのLyricsファイル用にタイムスケジュールを追加するマクロ。

 [Lyricsファイル仕様 from AKT (2000.11.01)]
  Lyricsの表示に専用プラグインを必要としなくなったので、このマクロなりの仕様を、解説しておきます。また、カラオケタグにも対応してみました。
  タイム補正タグを、このマクロ専用で用意しました。それ以外は、一般的な仕様になっているはずです。

 1.同名の.mp3ファイルと同期した歌詞タイムスケジュールテキストファイルであること。(拡張子は、".txt")
 2.表記規則は下記の通り。
  ・行の先頭から表記し、空白を空けない。
  ・[(タイムスケジュール)](歌詞) の順に表記し、1行、1センテンスとする。
   また、1行内に、
   [(タイムスケジュール)](歌詞)[(タイムスケジュール)](歌詞)
   とある場合は、そのスケジュールに従って順次表示します。(これがカラオケタグ、でしょ?)
  ・[(タイムスケジュール)]は、昇順であること。
  ・[(タイムスケジュール)]は、[(分):(秒):(ミリ秒)]の順に表記する。
  ・(分)の最大値は、"99"、(秒)は、"59"、(ミリ秒)は、"999"とする。また、各々は"01"表記でも、"1"表記でもよい。
  ・(ミリ秒)は省略したり、(1/100秒)"01"、(1/10秒)"1"の表記もできる。
  ・[(タイムスケジュール)]のない行はブランクとする。
  ・+(または-)[(ミリ秒)]で補正値。その位置より有効となる。●(2000.11.01)追加●

  (例-1)
   [00:00:000]唄:AKT
   [00:03:615]ここで、自作の歌詞なんか
   [0:7:1]披露できると
   [00:09:455]かっこいいんですが
   +[100]            ←補正値タグ●(2000.11.01)追加●
   [00:11:27]そんな
   [00:12]芸術家肌ではないので
   [00:14:570]まあ、こんなもんです

  (例-2)
   [00:00]唄:AKT
   [00:2:8]こ[00:3]れ[00:03:5]が、
   [00:04:52]カラオケ[00:06:12]タグ
   [00:06:65]ですよね。
   [00:08:5]一応、[00:10]編集も[00:11:52]できる
   [0:13:505]ように[0:14:315]しましたが[0:15]…
   [00:16:055]あ[00:16:260]ま[00:16:495]り
   [00:16:960]実用的で
   [00:18:575]ないかも[00:20](慣れが必要)

Lyrics Time Insertマクロ Ver2.61」より転載(2001.05.17)

 上記の仕様に従って、作成して下さい。または、作成できます。

 

 

2.Winampを立ち上げてから、マクロを起動すると、下記キー[ ]内)によって操作できます。

・基本系

[Enter] :タイムスタンプ 追加・更新
[Ins] :追加・更新切替
[Enter] + [NFER(無変換)] @タイムスタンプ補正値(※オリジナルタグ) 追加
  Aカーソル位置以降のタイムスタンプ補正
[Space] :空白行 追加
[Space] + [Shift] :行編集

※オリジナルタグ: +(-)[(ミリ秒)]

・削除系

[Del] :タイムスタンプ 削除
[Del] + [Shift] :行削除 (要タイムスタンプ削除)

・移動系

[↑]([↓]) :行移動
[↑]([↓]) + [Shift] :行移動 (ウェイトなし)

・特殊動作

[P] :ペースト (クリップボードから)
[U] :アンドゥ (秀丸の動作)
[N] :タイム補正値入力 (マクロ設定)
[W] :ファイルの上書き保存 (確認有)
[Help(End)] :ヘルプを表示
[Esc] or [E] :マクロ停止 ※[E]:ウィンドウ復帰付

・カラオケタグ編集用

[Enter] + [Shift] :タイムスタンプ 追加(行移動無)
[Enter] + [Shift] + [Ctrl] : 〃 、右移動 (一文字or特殊移動)
[Enter] + [Ctrl] :カーソル右移動 (一文字分)
[←]([→]) + [Shift] :カーソル移動 (ウェイト無。タグで停止)
[T] 特殊移動 ON/OFF

特殊移動:マクロ内設定文字で、一括して移動する。
主に英字、句読点など。

・窓操作用

[↑] + [↓] or 10key[/] :"Lyrics簡易表示"(簡易表示時reload:[/])
[HOMECLR] Lyrics更新 ※要"Winamp API Link"
[HOMECLR] + [Shift] 演奏ファイル更新

・Winampキー エミュレート [ . ] オリジナル割り当て) ※要"Winamp API Link"

[X] or 10key[5] :演奏/再演奏/一時停止解除
[V] or 10key[ . ] :停止
[C] or 10key[ , ] :一時停止/解除
[B] or 10key[6] :次の曲へ
[Z] or 10key[4] :前の曲へ
10key[1] :10曲戻る
10key[3] :10曲進む
[←] or 10key[7] :5秒戻る ※+[Shift]:ウェイト無
10key[9] or [→] :5秒進む 
   
[R] :リピート切替
[S] :シャッフル切替
[3] + [Alt] :ファイル情報 + ID3タグエディタ
[L] or 10key[0] :演奏ファイルを開く
10key[8] :音量を上げる
10key[2] :音量を下げる

※要"Winamp API Link":マクロ内設定[WinampとAPIメッセージをやり取"する"]の事

 マクロ内設定[WinampとAPIメッセージをやり取"しない"]だと、単独での動作(随時またはカウントダウン後の動作)となります。

 起動時、[Shift]キーを押していると、

・APIやり取り"する"ならば → "しない"- [開始秒数を入力]
・   〃   "しない"ならば → [開始秒数を入力]

 が出来ます。

 また、起動時に[Graph(Alt)]キーを押していると、ミリ秒の有無効を相互に切り替えます。

 

 

3.Winampの演奏と連動して、マクロが動作します。

 Windows API Messageを利用しますが、APIのやり取りは多分、Win95か98じゃないと、ダメでしょう………のように、自分はWin32APIのことが全然わかっていませんので、動作も完全保証できません。ご注意を。

参考資料: Winamp frontend/plug-in control API documentation v1.0.
    By Justin Frankel.
    Copyright (C) 1997-1999, Nullsoft Inc.
    Last updated: JAN.8.1999.
  "lang250.zip" - "resouce.h" (c)Nullsoft Inc.
  Many "Win32 API Reference" WebPages. Thanks!

 

 

4.[↑][↓]キーの同時か、10key[/]キー押下で、"Lyrics簡易表示モード"に移行します。

 移行すると、タイムカウントに従ってタイトルバーでLyric(歌詞の事)を表示します。

 その時、ウィンドウサイズ・位置を変更できます(マクロ内設定)が、その他の編集キー押下で、通常の"編集モード"に戻る時に、自動復帰します。

その時、[ファイル自動終了・読み込み]"する"(マクロ内設定)ならば、\winamp フォルダの"winamp.m3u"(Winampのプレイファイルリスト)を不可視で開きます。
 そして、演奏曲変更時にそれを参照して、現在のLyricファイルを自動で終了し、次のLyricファイルを(".mp3"と同じフォルダのみ検索し)自動で開きます。

 更新・新規ファイルの操作は、一旦演奏を中断し、問い合わせます。

著作権的問題がありそうなとこには黒線を入れました。
か○りちゃんには入れたくなかった…
(←馬鹿)(2001.05.17)

 自分はこの様な感じです。

 実際は1280×1024なんですが、便宜的に1024×768にしてあります。

 で、見ての通り、Winamp Visualization Plug-inである「tmsVU Copyright (C) by T-matsuo 氏」を導入してあります。

 一応、超有名 Winamp General Plug-in「Gucchi's Lyrics Plug-In Ver1.12 Copyright

(c) 1998-1999 ぐっちそふと 氏」も入れてあることはあるんですが、こちらはだいぶ前に開発・配布を終了しており、ミリタグに完全対応してなかったり(3桁だとダメみたい。2桁だとミリタグと言うより1/100タグだと思うんスけど)と、ちょっと気に入らなかったり……でも、カラオケタグが美しいんで、自分のマクロも1/100タグをデフォルトにしたりはしました。より一般的みたいだし。しかし、先にコレが見つかってたら、このマクロを作ることもなかったはずです。実際はコレでLyricsファイルをいじったことはないんですけどね。やっぱ自作が一番。

 とりあえず、このマクロでは「tmsVU」の方が相性いいです。「tmsVU」を表示しながら、マクロでLyricファイルを編集して、[W]キーで上書き保存したとたんに「tmsVU」側でも、編集内容が反映されるという、美しい動作をしていただけます。当然、ファイル名を.mp3ファイルと合わせた.txtファイルで多分、他のLyrics編集ソフトに対応した動作なんでしょうが、すごくイイです。是非併用していただきたい。

 と言うより、「WINAMP 日本語化キット by T-Matsuo 氏」と共にメガトン級に有名ですね。リンクフリーだったので、リンクを。「Win32工作」(2001.05.17) だって、申告するのなんか恥ずかしいし…あそこは有名すぎるから。

 そりゃ秀ページもすごいPV数を叩き出してますが、マクロ使う人は思ったより少ないそうで。初めはそんなことも考えずに、マクロを公開させて貰ったんですが、日毎妙なストレスが…「こんなショボマクロに文章でいいんか?!」とか。

 ま、一旦公開してしまったマクロなんだし、更新したら再登録するのが義務でしょう、みたいな感じで続いてます。

 WinamperならばSkin選びにも余念がないと思われますが、ここでは一応BaseSkinです。

 ホントはWinampページでシブい奴を貰ってきて使ってます。萌系も充実してたりします。やっぱりアチラのヘビーユーザーはハイテンションですね。ここら辺にも国民性って奴がかいま見えたりして、楽しいです。日本語化パッチなんて、日本人しか作らないでしょう。Winampに言語パック機能が付いたのだって、「WINAMP 日本語化キット by T-Matsuo 氏」の影響みたいな感じがするんですが。開発力と発展能力のせめぎ合い。素晴らしいですね。

 イコライザの設定をまねしちゃ、ダメダメですよ。ショボスピーカ用のベタブースト仕様ですから。曲と言うかエンコード環境によっては、確実に音割れしまっせ。(エンコード時はフラット設定にしないといけません。と思うんですが)

 

 

5.マクロ動作中に[HOMECLR]キーを押すと、Lyricsファイルの更新動作を行います。

 Winampが演奏中ならば、どの秀丸ウィンドウからでも該当.mp3のLyricファイルを自動で開くことが出来ます(現在のウィンドウは閉じます)

 

 その時の検索フォルダですが、マクロ内に、

$lydir="";
          //- 歌詞ファイル用フォルダ(注: \ は \\ で入力して下さい)
#lydir=0;     //- 読み込み先優先 (0:mp3フォルダ 1:歌詞フォルダ)
$lyext="txt";  //- 歌詞ファイル拡張子

の設定があります。ここで設定すれば、.mp3フォルダ以外に歌詞ファイルを置くことが出来ます。

 例えばCD-Rに.mp3ファイルを焼く場合、調整済みの歌詞ファイルは一緒に焼いて、未調整のファイルをHDDに残し適時調整したり出来ます。若しくは歌詞ファイルは一律HDDに置いておくのもいいでしょう。

 [読み込み優先]設定は、CD-Rで焼いちゃたけど、修正してしまった時とかに利用できますね。

 どの場合でも、各フォルダを順次検索し、発見できなければ優先フォルダで新規秀丸を(その設定であれば)開きます。

 自分でCD-Rドライブを買って、始めてこの設定の必要性に気付き、追加した次第です。Ver2.7 (2001.07.24)

 

 [Shift]キー同時押下だと、現在のLyricファイルに該当する.mp3ファイルの演奏を開始しますが、そのファイルはWinampのPlayListに登録済みの必要があります。

 一連の動作的には、

1..mp3ファイルクリック

2.(関連付けで)Winamp起動・演奏

3.秀丸で新規文書起動

4.「Lyrics Time Insertマクロ」起動

5.[HOMECLR]キー押下

6.(マクロから)該当.txtファイル オープン

7.(任意の編集キー、とりあえず)[↓]キー押下

8.(あらかじめ作った)歌詞ファイル オープン

9.(クリップボードへ)コピー

10.(7のファイルをアクティブにして)[P]キー押下

11.タイムタグ編集

12.[W]キー押下

13.10key[/]キー(または[↑][↓]同時)押下

 (1に戻る。3、4、5は無し)

の様な雰囲気ですか。3、4、5がちょっとたるい感じなんですが、ショートカットを作って、マクロをちょいといじれば、1ステップで出来ますね。

 マクロをいじる参考までに、一気仕様書を。って書いちゃったよ。

 ショートカットは、秀丸ショートカットをコピーして張り付け、[プロパティ]の”リンク先”を「"A:\Program Files\Uty\Hidemaru\Hidemaru.exe" /xLyricsIns一気.mac」にすれば。って自分でも作っちゃたよ。


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