1999年12月12日 後楽園ホール  FMW


今日も超満員。最初に登場したHが昨日と同じよ うに「雁ちゃ〜ん」と呼ぶ。今日も例のおじいさん吉田雁次郎が現れ、手紙を Hに渡す。
「やっぱりお前とトークすると、寒くなりそうだから、やめておく」
 Hは吉田さんに訪ねる。
「あなたは雁之助とはどういう関係で?」
「ファンです」
 みんな、拍手。
「昔から雁ちゃんは老若男女に好かれましたから」
 というわけで、今日も雁之助の登場なし。


第1試合 山崎直彦 VS ウィリー高山

異種格闘技戦らしい。山崎がジャーマン、腕ひしぎなどで攻め込む場面もあったものの、 2ラウンド、高山のハイキックでKO負け。今日はラウンドガールはいません でした。ちなみに、山崎のセコンドはFMWジャージを着たチョコボ。その時 点で、もしやという感じがしたのですが。
 第1試合後、やはりチョコボがリングに上がり、マイク。
「昨日は素人の分際でリッキーさん、市原さんにとんでもないことを言ってし まいました。反省し、AV男優チョコボール向井は今日を最後に2度とプロレ スのリングに上がりません。ですが、このジャージを見てください。FMWに 新弟子として入団し、1から始めようと思います。いつか必ずプロレスラー、 チョコボール向井としてこのリングに帰ってきます!」
 観客も大声援。素質はあるだけに、生まれ変わった姿が楽しみですね。

高山の蹴りはかなり本物っぽくて良いです山崎も関節技で対抗


第2試合 中山香里 VS 元川恵美

元川が飛んだ瞬間、隣の席のKさんが叫んだ。
「危ない!」
 僕はカメラを構えていたのだが、その直後終了のゴングが打ち鳴らされた。 「試合続行不可能により、レフェリーストップとします!」
 会場は水を打ったように静まり返り、元川の呻きだけが聞こえてくる。
「痛い、痛い」

 それまではなかなか良い展開だっただけに何とも惜しまれる。元川と中山の 目まぐるしい切り返し合い。元川が押している中で放ったコーナーからのプラ ンチャ。彼女の飛び道具が危険性が高いことはわかっていたけれど。かつても ブラディー戦でトペをよけられ、顔からフロアに突っ込んでいったところも 見たことがある。今回は観客を巻き込んでしまったようで、ぶつけられたお客 さんの方も意識がはっきりしないよう。ちょっと、いけません。
 しかしながら、気丈にもマイクを握った元川は「すみません。元川恵美は1 月5日に必ず帰ってきます」。こんな時でも、観客が引いてしまわないように 配慮できる元川は立派。リング上に残されたのが機転のきかない中山1人とい うところが非常にまずい。中山がリング上から「荒井さん!」と呼んでも、姿を見せない荒井社長。 こんなてんてこ舞いの時に呼ぶんじゃないっていうか。中村リングアナがリング下から中 山に声をかけると、中山は「すいません。今度こそ良い試合をします」と浮かない顔で締める。
 怪我したのは腕ということらしい。折れてなければいいが。復帰を待ちたい と思う。頑張れ、FMW女子。

立ち上がりは良い感じだったこれがアクシデントの一発


第3試合 大矢剛功、佐々木嘉則 VS ランス・ケード、アメリカン・ドラゴン

冷えてしまった会場を暖め直すのが彼らの役目。 佐々木とランスの巨体のぶつかり合いは会場を揺るがす迫力。さらに大矢をチョークスラムで叩きつけ、パワーの一端を見せたランス。やは り将来が期待できる人ですね。最後は佐々木のラリアット+大矢のバックドロ ップの合体技、さらに大矢のバックドロップでランスをフォール。谷本知美さ んのマイク、今日も秀逸です。
「ランス・ケードさん、アメリカン・ドラゴンさん、あんたらもがんばってください」
 京都訛でアメリカン・ドラゴンさんって、それだけで強烈な。会場は充分に暖まりました。

バネに見るべきものがあるドラゴンランスのパワー。行く先が楽しみ


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