一極集中と分散

 


投稿者:天上人  投稿日:01月22日(金)20時16分59秒

システムには、一極に集中させたほうがいいものと、分散型にしたほうがいいものまた、統一させたほうがいいものとあります。
典型的な例でいうと、まず空港ですね。いわゆるハブ空港といわれる空港は一極集中させないと機能しないです。地方に小さな空港を持ち、国内線を充実させて大きな空港に国際線を集中させると効率の面からいってもいいでしょう。

反対に分散させたほうがいいものには、発電があります。大規模発電所で送電線を使い遠距離まで電気を送るのは、かなりのロスがでます。
こういう場合は、一番いいのはその土地にあった形の発電システムを設置しローカルな単位で使用すること。その際にも、必ずしも太陽光発電でなくてはならないということはありません。

あと統一したシステムでやるほうがいいというものには、通信があります。これはみなさんインターネットをおやりになっているから、よくおわかりかと思いますが、世界で一つのソフトウエアを使用すればどこの国にいる人とも通信ができます。
ですから、通信も国際電話、国内とわかれた会社が料金も別で、また公共(NTTに聞くと私企業ですと答えますが)のものであるからには利潤を追及するのは本来の目的からははずれた、誤った運営の仕方なんです。

最近、よくNTT回線のトラブルがありますが、これなどもケーブルテレビの回線と併用すればいいわけで、ここで分散の考えが入りますが、通信というのは本来、あの線には電流は流れているわけですからNTTの料金設定自体がおかしく、また使える回線をフルに使えば、このように高い電話料金を支払う必要もなくなるわけです。

こういう面を見ると、日本は逆のことを行っているわけです。