太陽系そして地球の誕生



 からおよそ50億年前に、年をとった星がその命を終え、爆発しました。その衝撃波は、宇宙空間にあるガスの中を伝わりました。このとき、ある場所ではガスがほかのところより濃くなり、その場所を中心にガスがどんどんと集まってきました。ガスははげしく渦をまき、どんどんと温度が高くなっていきました。そして、太陽が生まれたのです。

 陽が生まれてしばらくすると、そのまわりにあるガスはだんだんと冷えていき、小さなかたまり、つまり、いん石になりました。こうしてできたいん石がぶつかりあい、しだいに大きくなって、直径が何キロメートルもある微惑星が生まれました。微惑星はさらに衝突を続け、さらに大きな惑星へと成長したのです。地球はこのようにして生まれたのだと考えられています。

 エンデいん石は、地球ができた当時の太陽系の姿を、私たちに教えてくれます。