<概要>
部長:久保田優、スタッフ:8名、専攻医2名
<特徴>
1. 年間の入院数は1600名を越え、多様な疾患を診療することが可能である。
2. 救急診療はER型で一次より三次までを受け入れており、幅広い小児救急患者を経験できる。
3. 小児科の専門領域につき、そのほとんどの分野のスペシャリストがスタッフとして在籍している。
4.
学会や論文発表等の学術的分野での活動も活発で、英文論文作成についても指導が受けられる。
各種セミナーへの参加は業務に差し支えない範囲で許可される。
5.
近隣に位置する先端医療センターとの病院を挙げての連携があり、高度先進医療を学ぶ環境が
整備されている。
6. 日本小児科学会および日本血液学会研修認定施設である。
<一般目標>
前期研修で習得した小児科診療の知識と経験をさらに深め、小児科専門医として必要な専門的知識と診療能力を
身につける。
<行動目標>
1年目:
1. 幅広い小児科疾患につき、特にその初期診療に対応できる能力を習得する。
2. 患者の家族背景に留意し、患者やその家族に病状や治療計画が説明できる。
3.
乳児健診や予防接種等の外来業務に従事し、成長・発達の視点から小児をとらえることを学び、
小児保健への知識と関心を深める。
4. 当直医として、小児科救急の初期診療に対応できる。
5. NICUに勤務し、新生児、特に低出生体重児の診療を経験する。
2年目:
1. 更に進んだレベルの小児科診療(骨髄移植、心臓カテーテル、小児科ICU等)を習得する。
2. 臨床のテーマを決定し、部長の指導のもと3年時終了時に論文発表が可能となるよう臨床研究を開始する。
3. 小児科領域の保険診療やリスクマネージメントについて自分の意見を持ち、説明できる。
4. 上級医として前期研修医を指導できる。
3年目:
1. 将来の小児科内の専門領域を決定する。
2. 臨床研究を完成し、論文発表(の準備)を終了する。
3. 小児科専門医取得への準備を完成する。
<具体的スケジュール>
まず、前期研修における小児科診療の記録を提出してもらい、その到達度を個別に評価する。それに基づいて具体的研修スケジュールを決定するので個々に若干の相違が見られるが、おおまかなスケジュールは下記の如くである。
1.
入院患者の主治医となる。ただし、行動目標に記したより上級の診療(骨髄移植等)の担当医と
なることは1年目より希望により可能であるが、1年目はより一般的な疾患の診療業務が優先される。
2. 外来は、1年目より週1回の一般外来と月1回の乳児健診、予防接種外来を担当する。
3. 当直は原則として1年目より小児科当直として独立して行うが、場合によっては最初の数ヶ月は
上級医と共に当直する。
4. NICUは1年目に3〜4ヶ月の配属を原則とし、2年目以降は個人の希望と相談の上決定する。
5.
1年終了毎に所定の研修記録を部長に提出し、研修到達度の評価を受ける。
<見学等問い合わせ先>
久保田 優:mkubota@kcgh.gr.jp