鹿屋航空基地を訪ねて 2002年4月27日(土)


夕暮れの大阪空港


鹿児島市・鴨池港



 鹿児島市内の天文館に近いホテルで一泊(ホテルの近所のラーメン屋の豚とろラーメンが美味であった)。この春、防衛大を卒業し海上自衛隊に進んだ三男の勧めもありあり、一度、鹿屋航空基地の特攻隊の史料を見に行くことにした。

 「この道は、鴨池空港の滑走路だった」とタクシーの運転手。鴨池港から垂水行きのフェリーに乗る。あいにくの曇り模様で、錦江湾に浮かぶ桜島もかすんで、頂は雲にかくれていた。


1.15年ぶりの帰郷

 私の生まれ故郷である鹿児島県に、15年ぶりに帰ることになった。高齢となった私の叔母にぜひ会っておきたいと思ったからである。
 「もう一度吹上浜に行ってみたい」という二男が同行してくれた。
 ゴールデンウイーク直前の27日夕刻の便で鹿児島に向かった。六甲の山なみに沈む夕日が美しかった。



鹿児島市・鴨池港からの桜島


フェリーからの鴨池港方面(高いビルは県庁)




フェーリーからの桜島

垂水港

 「航空隊前」バス停に懐かしい風景があった。丸い郵便ポストと赤さびた郵便・切手取扱所とたばこの看板。神戸には見かけない風景である。
 バス停から海上自衛隊鹿屋航空基地へ広い道路を行く。左右は官舎らしき建物が並ぶ。街路樹のソテツが並んでいるが、どれも背丈の何倍もあり、一様にシダ類で覆われている。南国ならではの光景である。





2.垂水港から鹿屋市へ

 鴨池港から垂水港まで35分。デッキで錦江湾の風景を眺めていたが体が冷えてきて船室でしばし休憩する。ゴールデン・ウイーク初日だがそんなに乗客は多くない。
 垂水港から志布志方面行きのバスに乗る。しばらく海岸線を走る。鹿屋体育大学前を過ぎ「航空隊前」バス停で下車する。

「航空隊前」バス停

航空基地のソテツ


鹿屋航空基地史料館

同史料館_2(屋外の航空機展示場)

 館内は、1階が現在の海上自衛隊の活動紹介、2階が戦前の海軍航空の歴史紹介と、終戦間近の戦線に散って行った特攻隊の遺書、遺品、遺影が展示されている。
 若くして、帰ることのない出撃を明日にして、両親、兄弟、妻に宛てて書かれた言葉少ない行間に胸を打たれるものがある。
 また、館内には平成4年、2機の零戦が鹿児島県の錦江湾と吹上浜の海底から引き揚げら、2機の機体から1機の零戦に復元され展示されている。

3.鹿屋航空基地史料館

 航空基地に隣接して「史料館」が設置されている。以前は粗末な建物だったようだが、立派な2階建の建物である。
 史料館の周囲は、海上自衛隊で過去に活躍したさまざまな航空機が展示されていた。



同史料館__3(2階零戦復元機)


吹上浜から引揚げられた零戦


同史料館遠景


併設の物産展示場


鹿屋市街中心部

鹿屋バスセンター