KAWAI XC-1を改造してリアルタイム鏡面演奏

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2chの掲示板で、左手右手を逆にして弾いてみるスレ(http://bubble4.2ch.net/test/read.cgi/piano/1117019030/l50) というのを見ました。そこではMIDIファイルを高い音を低い音に、低い音を高い音に入れ替えて聴くという手段がかいてありました。それを見て、リアルタイムの演奏でそういうのをしてみたいなーとか思ったのが製作のきっかけです。今回作ったものは、Microchip社(http://www.microchip.com/)のPIC16F88を使用し、MIDIのシリアル信号をリアルタイムに改竄する手法です。ファームウェアはここにおいて置きます。十分にテストしているつもりですが、動作保証はできませんのでPICライターを使用し、自己責任でPIC16F88に書き込んでお使いください。MIDI信号の説明は、目で見るMIDI信号のHPがわかりやすいと思います(http://homepage2.nifty.com/el_freesoft/Midi/Midi.htm)

★注意

  改造は個人の責任においてお願いします。



★まずは蓋をあけますw

  底面にある電池カバーをはずし、4本のネジをはずします。

  あけましておめでとうございます(謎)

  基板を取り外します。

★改造してみましょう

  まず、基板裏のR8を写真のように取り付け直し、線を引き出します。線はUEW(ポリウレタン線)を使用しています。引き出した線はPIC16F88の11番ピンに結線します。

  この結線は改竄したMIDIデータを出力する結線となります。

  基板表のC1から、PIC16F88の4,5番ピンと14番ピンに結線します。これは電源を供給する結線となります。

  基板表のU4から、PIC16F88の8番ピンに結線します。これは改竄対象のMIDIデータを取得する結線となります。

  PIC16F88の結線です。PIC16F88には、結線する前にPICライタを使用して専用のファームウェアを書き込んでおく必要があります。

  PIC16F88をガラスクロステープなどで十分に絶縁し、ケースを元通り組み立てます。

★使用してみましょう

  電子ピアノのMIDI-OUT→XC-1のMIDI-IN、電子ピアノのMIDI-IN→XC-1のMIDI-OUTへ結線します。

  XC-1のDIPスイッチをMに設定して電源を入れます。(http://www.kawai.co.jp/emi/man/GMouseOM.pdf)

  電子ピアノの設定をローカルノートOFFにして、元の音を消します。

  まぁ、これでかなり奇怪な演奏が楽しめます、おためしあれ、、、

  自分で作れない方で、どうしても欲しい場合は@8000円(送料込み)でお譲りします。ヤフーチャットのピアノ練習部屋で鏡面演奏をしている怪しい人を探して頼んでみてください。(といってもKAWAI XC-1 の入手状況によっては依頼を受けられない場合があります。あと、KAWAI XC-1は既に製造中止のため、中古品を改造することになります。予めご了承ください)

  あと、MIDIファイルの鏡面変換ソフトも作ってみたのでここにおいておきます。解凍して念のためウイルスチェックを行い、setup.exeを実行してください。Win2000/XPでチェックしましたが、WinMEでは動かなかったと報告されています。これも、自己責任でお使いいただきますよう、お願い致します。

★追加

  下の波形(Ch1)が処理前の入力波形、上の波形(ch2)が処理後の出力波形です。この波形より、鏡面処理を施すのに356マイクロ秒かかっていることがわかります。リアルタイムとは言っても発音が多少遅れますが、人間には通常ではわからないレベルだと思います。(処理の遅れは、入力する信号によって多少変化します。)

  MIDI信号の音程情報を論理反転し、音程を鏡面化しています。

★さらに追加

  KAWAI XC-1がうまく手に入らないので、パソコンソフト版をつくってみました。MIDI入力デバイスと出力デバイスを選んでDEVICE OPENボタンを押すと、MIDI入力デバイスに入ったMIDI信号を鏡面化してMIDI出力デバイスに出力します。パソコンの環境によっては発音に多少の遅延が生じる場合があります。自己責任でお使いください。ダウンロードする!



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