10/15/1999改定

eBay [http://www.ebay.com/]

●概要説明●

アメリカの最大、つまりは世界最大のオークションサイト、eBay。最近、株式上場したり、雑誌も作ったり、日本進出もしそうとかで話題を振り撒いているオークションサイトである。

使ってみると、実際のところは「オークションサイト」というイメージよりも「インターネット上の馬鹿でかいフリーマーケット」というイメージの方がしっくりくる。その理由は、eBayはサイト上でSeller(売り手)とBuyer(買い手)のコミュニケーション/商売の場所を提供するだけで、eBay自体が商売をするわけではないからである。eBayの収入源は、Sellerからの展示費と販売物の価格からの取引成立手数料だけで、そういう意味では、上手い商売といえる。

というのも、通販などで実際に手間暇掛かってトラブルの原因となる「配送」、「送金/集金」に関しては完全な当事者の責任とされ、eBayは一切関知しないから。これを誤解して「eBayってゆー、オークションサイトがあって、お金を掛けていって勝ったらeBayから商品が送られて来るんだよー」という日本人が参加してトラブルを起こして、古参の日本人ユーザーの怒りを買っているらしい。

少なくともコミュニケーション程度の英語は(辞書使ってもソフト使っても良いから)メールで受け答えが出来、海外の他人とお金と商品をやりとりする危険を踏まえた自覚のある人用の表向きとは裏腹に難易度の高いサイトだと思う。しかし、それでも扱っている品物点数、フリーマーケット独特の雰囲気が人々を惹きつける部分だろう。

●参加方法●

基本的に住所と電話番号、メールアドレスなどの個人情報をセキュリティーサーバで登録する。クレジットカードは、買い手で登録する限りは全く必要が無い。

売り手で登録する場合は、eBayに手数料を払う必要が出てくるので、送金でもいいのだが、売る回数が多いとか金額が高い人はクレジットカードを登録したほうがいいだろう。あ、アダルト売り買いしたい人もね(笑)。

登録すると、自分のIDとパスワードで様々なサービスを使っていく仕組み。

●利用方法●

まず、Buyerの場合は、サイトを見て回って自分の欲しい品物を発見する。発見したら、締切時間、現在価格を見ながらBid(せり値を決める)するかどうか決める。Bidした時点で、「勝てば絶対に品物を買う」という法的義務が発生するので、本当に欲しい品物だったら英語が長くても説明は全部読もう。適当にBidすると後で120%後悔する事間違い無しである。日本から参加する場合は、特に国際郵送料金や国際送金でトラブル場合もあるだろうから先にそれらは確認しておくのが良い。(「日本・アメリカ郵便情報」で自分でだいたい見ておくって手もあるけどね)

ちなみに、基本的には最大価格をBidしておけば、現在の競っている最低価格から競り上がる毎にコンピュータが自動的に自分の最大価格内で競ってくれるので四六時中見ている必要は無い。自分の最大価格を超えてBidされれば、自分のメールアドレスに連絡も来る。ダッチ・オークションや複数の品物の場合は少し異なるが基本的にやる事は一緒。

締切時間が来て、自分が競り落とした人間になったら、Sellerにすぐにメールを送って、実際に商品代+郵送料を送る方法と場所を煮詰める。締切時間から三日以内メールを出さないと権利が無くなるし、フィードバック(後述)も悪くなる可能性があるので注意。

日本からの国際送金は、国際郵便為替(International Money Order)が普通みたい。郵便局で手数料500円から買えますし、アメリカの郵便局で手数料無しで換金です。国際郵送に関しては、EMS(国際エクスプレスメール)が普通のようだ。まー、これはSellerとBuyerにもよるだろうけど、変にお金をケチってトラぶっているケースは多いみたい。ちなみに、国際郵送に関しては、「日本・アメリカ郵便情報」を参考にして下さい。(アメリカ国内もね)

送金したらメール出して、向こうに届いたら配送したというメール受け取って、無事に荷物が到着したら届いたよー、とメールを送って基本的には一件落着。会社対客の取引じゃないからここら辺のコミュニケーションがメールでできない人は、トラブルの元だからeBayでの取引は避けたほうが無難。

そして、荷物が到着したら、フィードバックというのを相手に残すと良い。これは、Positive(+1)/Nutral(0)/Negative(-1)の三段階でBuyerとSellerを評価するシステムで、トラブルの多いインターネットを通じたフリーマーケットを賢く使う目安となるポイントである。

あなたが売り手の場合だったら、商品を登録して、競り落とされたら同じようにメールを送り、送金されてきて品物を送り、フィードバックを残す。途中で商品登録料金と取引成立料金を払うが微々たる物である。

詳しい事は、eBayの利用規約をしっかり読むか、eBayの場合は、日本語の紹介ページもそれなりに多いので、活用するといいと思う。ただ、何事も聞く前にたわいの無い事ならば、自分で調べるのがいいと思う。

●トラブル回避の為の落札/購入チャート●

検索して欲しい商品を探す。探したら、終了日時、現在金額をチェックする。この時、特にチェックが必要なのは、「相手のフィードバック(数と最新フィードバックのその内容)」、日本からの注文の場合は「海外に配送するか?」と「配送料金は?」また、「支払方法」はどうすればよいか?これは最低限チェックして、書いてなければビッド前にメールで質問しよう。

次に、終了する前にビッドする。(当たり前)現在のeBayのシステムでは、どうしても欲しい商品だったら「欲しい金額を最大限に入力する」か、「終了直前に一気にビッドでする(snipingと呼ばれる)」の二種類が効率良く商品を落札する方法です。ちなみに、後者は払う金額を比較的セーブできる代わりに「勝負」になります。覚悟を決めましょう。

落札したらできればSellerからのメールが来る前に自分から「自分が希望する支払方法」と「自分が希望する配送方法」、そして「自分の住所」を書き、「上記の配送方法で合計金額は幾らか?」とメールで尋ねるのがやりとりを早くする一歩進んだ方法です。お勧めは、「国際郵便小為替(I.P.M.O.)」での支払いです。(500円から作成可能、郵便局であれば換金手数料無し)

相手から「合計金額」を教えてもらったら、送金しましょう。基本的には、「できるだけトラブルが少ない方法」で送信するのがお勧めです。金額が高いならなおさらです。I.P.M.O.+EMSや銀行為替などですね。金額を抑えたい場合は「その分のリスク」も考えましょう。ビッドする前に、「郵送料金なども考慮に入れて限界金額を考える」のも大事な事です。

送金したらすぐにその事をメールで伝えましょう。その際に「送金確認してくれたら教えてくれるかな?こちらも商品が届いたら連絡するよ」という感じで連絡を密にしておく事が「トラブル回避」の為には重要です。あと、郵便は日本は世界でも優秀な方で、アメリカは郵便が遅れるなんて「日常」ですから、遅いな、と思ってもいきなりメールで喧嘩腰にするのではなく、トラブル回避の為の確認つもりで軽く聞いてきましょう。喧嘩腰になるのは最終的な益にはならず結局損をします。

そうして、やっとあなたの落札した品物が到着したら、「フィードバック」を残してみましょう。お互いにフィードバックを残す事は、あなたの今後のeBayでの取引に有利な影響を及ぼしてくれます。それでは、楽しいオークションを。

●注意事項●

商品説明を読もう。しっかりと。読まないで、Bidするのは最低。わかんなかったら拙い英語でも良いからメール!メール!

余程重い品物じゃなければ郵送はEMSで。ケチると痛い目見るぞ!重くてもせめて保険や配達証明つけようや。そこまでケチりたいんだったら日本とアメリカの間で買い物しないほうが良いです(^^;)。

SellerとBuyerのフィードバックは良く見よう。それなりに数が出ている品物だったら、信用の置ける人から買った方が良いとはRiceは思う。

●情報リンク●

eBay
まー、基本で。

my eBay
登録をすると使えるようになる、現在の全Bid情報何かが一気に分かるページ。

eBayの中の日本語のヘルプ

eBayの中の日本語が使えるメッセージボード
結構顔出してます。

eBayの日本語ボードの質疑応答まとめ
nagamuneさんという方がやっていらしゃる。熟読すべし。ここにあるのに日本語ボードで同じ事聞いてたら答える人が少なくなったうだろうし。

eBay Happy Bidding
-ユーザーサイドでは最も有名なeBay関連伝言版
-海外通販、eBayに関する詳細なリンク集[画面の下の方にあります]
japlush.comさんのページ

Are you ready for eBay life?
-eBayで使われそうな英語略語の一覧
-eBayメーリングリストの紹介
ブウ*さんのページ。

dansyaku.com
-eBayのガイドライン日本語訳
-eBayのFAQ(良くある質問)日本語訳
-アメリカで使う州の略称
-海外の郵便番号から住所検索へのリンク
-伝言版
男爵様さんのページ。

日本・アメリカ郵便情報
しつこいかな(^^;)。私のページ。