NHK のど自慢 in San Francisco

その2

そして会場へ

団体を乗せたバスが会場前に到着。離れた地域からやって来た日系人たちもたくさんいました。

せっかくカメラを持って行ったのに、入り口で黄色い人に「カメラを持ってる人は入れませんからね」ときつく念を押され、泣く泣く車に置いてきました。 天下のNHKだから本当に厳しいチェックがあるのかと思ったら、ムムム、チケットの確認さえしないではありませんか。 中に入ったら案の定、ビデオもカメラも持ってる人がチラホラいてもう悔しいったらありゃしない。


  係員があんな脅迫をしなければ、カメラ持参で入ったのになあ。


本番前

7時45分になってようやく、のど自慢のディレクターが登場。最初に挨拶に出て来たのは、なんとサンフランシスコ市長のブラウン氏でした。 ニュースではよく見るけど、「生は初めてだ〜」とちょっと嬉しい。どってことはことないんですけどね。7月13日を「のど自慢デー」にするとかなんとか調子のいいことを言って退場しました。 次はNHKの会長の挨拶。それが終わって、いよいよ司会の宮川泰夫アナウンサーが出てきて、面白おかしく観客に諸々の説明をしました。

いよいよ本番

ゲストは誰でも知ってる(?)北島三郎と、私は知らなかった中村美津子という演歌歌手。

こちらの時間で13日土曜日の午後8時15分、日本では14日のお昼の12時15分に本番スタートです。
出場者は応募200組以上の中から、予選で勝ち残った25組です。アメリカ人と結婚して勘当され、幸せにやっている姿を親に見せたいとご主人とデュエットをした若い女性やロサンゼルスから参加した女性、日本人の母を持つ日系2世の女性、2年間日本に留学したというアメリカ人女子学生 等など、様々な背景を持つ人たちの歌う歌は味があって、とても聞き応えがありました。

寿司職人のおにぎりさんには一度もお会いしたことがないけど、桜'sママさんとそのお友達ご夫婦、私たち夫婦の5人の応援団が立ち上がってDADDYと書かれたカードを持って叫びました。 あれは絶対テレビに映ってるはずです。てっきり録画だと思っていたのに生だと知って、親戚への連絡は勿論、Fortune Cookiesでの告知もしてなかった私は大残念(?)。

おにぎりさんは福山雅治の桜坂を歌いました。残念ながら鐘二つでしたが、こちらで生まれた愛娘の桜ちゃんのことを紹介し、日本にいるご両親にその可愛い姿を見せることができてよかったです。
レノン・リーという野球選手の2人のお嬢さんの宇多田ひかるもあったし、2年前に日本人の奥さんを無くしたアメリカ人男性が歌う夫婦坂もあったし、バラエティーに富んだ内容で楽しいのど自慢でした。

優勝したのはチャゲアスの"Say Yes"を歌ったシリコンバレーで起業した、40歳の日本人社長・副社長コンビ。本番終了後は、ゲストがもう一度出てきておしゃべりを交えながらそれぞれの歌を3曲ずつ披露して予定を大幅にオーバーした10時半に終了。
のど自慢は1946年から57年も続いているそうで、その歴史に驚かされました。 また、今回は会場も大きく、観客が5000人以上も入ったということでこれは史上初だそうです。
出場者達は歌だけではなく、個性豊かで独特なパフォーマンスを披露し、私たちをとっても楽しませてくれました。


  

昼間とは違う表情のシティーホールの前を通って帰路につく


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