Garrick Ohlsson  

an evening of Chopin

Sun. January 20, 2002, 7:30 pm

at Davies Symphony Hall, San Francisco


Impromptu G-flat m ajor, op.51
Etudes, op.25 No.1 〜 No.12
Nocturn, op.62 No.1, No.2
Fantasy-Polonaise A-flat major, op.61
intermission
Nocturn, op.15 No.1, No.2, No.3
Introduction C minor and Rondo E-flat major, op.16
Mazurka, op.7 No.1 〜 No.5
Ballade A-flat major, op.47
Andante spianato and Grand Polonaise, op.22


ピアニストのGarrick Ohlsson氏は、この数年間、毎年このホールでショパンだけのリサイタルを開いてい

ると聞いていた。ショパン弾きということで人気があるらしい。アメリカ人で1970年のショパンコンクー

ルのウィナーということは知らなかった。

おなじみの曲がいっぱい詰まったプログラムに圧倒された。でも、さすがに2時間余りに渡って、ずっとシ

ョパンだけ聴くのはつらい、飽きる、疲れる。第一部で、エチュードを12曲続けて聴いて、家でCDを聴い

てるみたいな気持ちになってしまったのは、私の修行不足かもしれませんが。でも、正直言って、余り訴

えるものもなくと言う感じでした。一部の最後の演奏、ポロネーズも余り生彩がなかったような気がした

のは、エチュードでくたびれたせいかな?

二部のマズルカはおもしろかった。あの独特のリズム感や民族的な感情を現すのは難しいけど、多分、こ

のプログラムの中ではいい方だと私は思った。アンコールには、モーツアルトとバッハの小曲が選ばれて

いたのが、ショパンを聴き続けた耳には、とても魅力的に聴こえた。


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