最近のニフティとアニメフォーラムの傾向と対策
 ニフティ全体について。

  (1)つい最近まで1つのテーマについてはフォーラムは1つのみ設けるという基準がありましたが、最近は複数作ることが認められました。特に映画関係のフォーラムが多く作られています。アニメで言うと、たとえば「エヴァンゲリオン」の話がしたいと思ったら、FANIMEの他にガイナックスステーションのSGAINAX/MES/5、日本映画フォーラムのFJMOVIE/MES/13、コメディフォーラムのFCOMEDYS/MES(オタクアミーゴス会議室)があります。
  (2)情報の蓄積からコミュニケーションへと比重が移っています。昔は、「発言がライブラリに残るのだから、情報性を重視し、ただのおしゃべりはしないでおこう」という価値判断があったのですが、最近ではおしゃべり(フリートーク)みたいなものが主で、情報の方が従のような様相となってきました。これをセンターが追認しているのか、コミュニケーションという点を重視しているといわれています。

 アニメフォーラムについて。

 上記のニフティの方針作成にともなってか、以前からあった拡大路線が更に勢いを増し、フォーラム数が増加しました。主なものはキャラクターズフォーラムの設置で、あるキャラクターの特性(めがねっ子とか)について語り合う会議室が数多くできました。同時にボードリーダーも大量に選任したため、ボードリーダー陣の質の低下が心配されます。また、コミュニケーションが主体なので、ただのおしゃべりが続いているだけといってよく、面白い、あるいは濃い、あるいは芸のある発言はあまり期待できないようになりました。
 おしゃべり感覚を楽しみたいという方には、最近の傾向はうってつけです。濃い内容を楽しみたいという方は、一部の会議室(混沌の館FANPLN/MES/20等)へ行くか、濃い人間たちの集まるPATIOを人づてに聞いて探して行くか、自分で作るかする必要があります。