YAIZU SPECIALITIES(5)


いや〜、更新サボってるうちに転勤が決まってしまいましてね(笑)。1996/12からちょうど4年が経過しました。それで今度は同じ静岡県内の浜松に引越しすることになったんです。で、今回は引越し直前の最後の日曜日、行きつけだった美味しいラーメン屋さんをご紹介致します。ちなみに静岡ラーメンなんていうものは存在しないのですが、静岡のラーメン屋さんは首都圏の店の流れを汲むものも多く、そこへ静岡ならではの趣向をこらしたあなどれないラーメン屋さんもあるのです。ここで紹介する「ねぎぼうず」さんは全国に紹介しても恥かしくない実力派なんですよ!(2000/12/10)


1.店構え

この店は僕の住んでいる焼津市の、駅からちょっと離れたところにあります。近くに焼津市文化センターや市立図書館がありまして、図書館で勉強するついでに新しく出来た店を偶然見つけ、以後毎週土日は必ずココで食べるようになりました。

こちらでは隣の藤枝市に地元では知られる「カナキン亭」なる有名店がありまして、その分派の分派といったところです。

しかし味に関しては本家を完全にしのいでいます。というのは僕の個人的意見ですけどね(笑)













2.中華そば



ごらんの通りの細面、スープは鶏がら、豚骨、煮干、椎茸などが混ざり合った、サッパリした中にも実に複雑なうまみを持つ絶品です。それが何度食べても全然飽きない上に、お昼に食べたことを思い出すと、夕飯にも食べたくなってしまうほどです(僕は)。

試しにココで食べた直後に本家と言われる店で、食べなおして見たのですが、スープのバランスがいまいちで(やけに煮干とシイタケの後味が舌に残ったり)、やっぱりこっちの方が美味しいと感じました。

メンマの味付けもシッカリしていますし、細ネギとの相性もベリーグッドです。ちなみにタマゴの黄身は半熟で、これまたまろやか。






3.接写(笑)


三角の海苔と細いネギ、シッカリ味のついたメンマ・・・チャーシューなんて必要無い完成度ですが、やっぱあるとウレシイ(笑)。

今日行ったら、スープに背脂が!きっとさっぱり味にサラなるコクを上乗せしようという工夫なんでしょう。香月のさっぱり味に似てきましたが、それとも池袋大勝軒系ともぜんぜん違う、上品な煮干のだしが生きていました。

そういえばスープはニンニクの風味と、メンマにはゴマ油の香りが程よく・・・ん〜〜〜、首都圏のマズイ店に並んでる皆さんに教えてあげたい(笑)、マジで。






※僕は純粋な家系ラーメン好きで、神奈川県内のラーメン屋は50軒以上食べ歩いています。その中には非常に美味しい店も多く、決して首都圏のラーメンを愚弄する気はありませんが、美味しくも無い店に行列している人たちを見ると、「流行りの店が美味しいとは限らないのに」と横目で見るタイプです(笑)。じゃあ一番美味しい店はドコなんだ?と聞かれたら即答します。僕にとって一番美味しい店は神奈川県大和市の「大ちゃん」です。六角屋系の中では抜群で素直に美味しいと感じられるスープと、ストレートの太面の相性は絶品です。次点は有名な渋谷の「山頭火」の塩。ここでご紹介した「ねぎぼうず」はそれに負けない実力の店なのです。