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初めてのチュチェ【基礎編】

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チュチェの本質 チュチェ思想とは全てのものを人間中心に考え、人間に奉仕させる人間中心の世界観である。 社会的存在である人間にとっては、肉体的生活よりも社会的・政治的生命の方がもっと大事 である。 人民が建設を遂行しなければならない義務 革命と建設の主人は人民大衆であり、革命と建設をおしすすめる力もまた人民大衆にある。 勤労大衆は自然と社会の改造者であり、歴史の創造者である。 勤労大衆の創造的労働と闘争によって社会の全ての物質的富が創造され、社会的変革と 進歩が遂げられる。それゆえ勤労大衆は当然社会の主人となるべきであり、全ての物質 的富の享有者となるべきである。 自己の運命にかかわる問題を決定する権限 自己の運命の主人は自分自身であり、自己の運命を切り開く力も自分自身にある。 人間のすべての行動は思想意識によって規定される。人間の自主的思想意識は外部世 界に盲目的に順応すること無く、世界を自分の意思と要求に即して目的意識的に改造して ゆくべきである。 認識の主体は人間自身である。人間は自己の積極的な思考活動を通してのみ事物現象 の本質を認識することが出来る。
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チュチェの闘争 革命をおこなう目的は、全ての人に立派な暮らしが出来るようにすることにある。 あらゆる革命闘争は全て階級的、または民族的従属からの解放のための戦いであり、人民大 衆が自らの自主性を守るための戦いであるとみなすことができる。 われわれが社会主義、共産主義を建設するために戦うのも結局は、人々があらゆる従属から 抜け出し、自然と社会の主人として自主的で創造的な生活を享受するためである。 チュチェ思想の革命闘争対象 ｢他を無批判に崇拝すること｣・・・主体性・自主性の欠如 事大主義(他人のものを頭から崇拝し、自分のものをすべて見下げること) 教条主義(自分のおかれている具体的な条件を考慮せず、他人の考えを鵜呑みにすること) 大国主義(大国に対する無条件的な崇拝思想と依存心を持つこと) 神秘主義(幻想を絶対視して、現実的な判断をおこたること) 経験主義(理論的・理性的判断をせず、過去の経験に頼ること) ｢排他的に守りに入ること｣・・・反マルクス主義的 保守主義(封建主義的儒教思想、家族中心・地方中心的な不健全な思想を持つこと) 復古主義(時代の要求からかけはなれて、過去のものを無批判的に踏襲すること) 鎖国主義(他の民族を受け入れず、自らの利益のみを追求すること) 排外主義(他を拒否し、批判的・閉鎖的になること) ｢過去を否定し、ゆがめること｣・・・国家的民族性の喪失 修正主義(過去の事実を否定し、ゆがめること) 虚無主義(過去のものを全て否定し、抹殺すること)
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チュチェの確立 労働生産能率を高めるためには、技術を発展させること、生産組織を改善すること、その他 各種の要因が作用するが、仕事をする人間の技術能力ととりわけ思想意識を重要視する。 チュチェを確立するということは、革命と建設にたいして主人としての態度をとるということ。 いいかえれば、他人への依頼心を捨て、自力更正の革命精神を発揮し、自分の問題はあく までも自分自身が責任を持って解決していく「自主的立場」と、革命と建設で提起される 全ての問題を自国の実状に即して解決していく「創造的立場」を堅持することを意味する。 革命と建設で「主人としての立場を守る問題」と「主人としての役割を高める問題」は統一さ れていながらも、互いに異なる側面を持つ。 自主的立場 (どのようにして主人としての権利を守り、主人としての責任をまっとうするか、革命と建設に おいてわれわれが堅持すべき根本的問題) 創造的問題 (自然と社会を改造する上で、どのような方法で主人である人民大衆の役割を高めるか、自 然と社会を改造する上でわれわれが依拠すべき根本的立場) 革命と建設で提起されるすべての問題を、自国人民の利益と自国の実状に即して、自分自 身の力で立派に解決していくことができる。 自主的立場 すべての問題を自分自身で独 創的に解決し、自力更正の原 則に基づいて革命と建設を自 らが責任を持っておしすすめ ていくこと。 ｢革命と建設における自主性の堅持」 自己の信念にしたがって革命闘争を展開すべきであり、自らの革命力量をしっかりとつちかい、 それに徹底的に依拠して革命を勝利へ導く。 ｢革命と建設における自力更生の原則の堅持」 自分の力で革命を行う精神、われわれは無いものは作り出し、足りないものはもっと探し出し、 分からない問題は学び、かつ研究して知るようにし、あらゆる困難と試練を恐れず、それを勇敢 に突破していく不屈の革命精神で武装する。 創造的立場 つねに人民大衆の力を信じ、 彼らの革命的熱意と創造的積 極性を最大限に発揮させ、彼 ら自身があらゆる可能性と予備を余すところなく動員・ 利用し、革命と建設のうえで提起される 全ての問題を、自国の実情に即して解決することによって勝利を勝ち取る。 ｢勤労大衆を動員してすべての問題を解決する原則の堅持」 人民大衆にまさる力と英知の持ち主はなく、革命闘争を建設事業の成果は結局、人民大衆を いかに奮い立たせるかにかかってくる。 人民大衆の尽きることのない創造力を信じ、それに依拠して社会主義建設をおしすすめていく 原則をしっかり堅持し、社会主義建設で困難かつ複雑な課題が提起されるごとに勤労大衆の 中に入り、大衆とその解決方法を相談し、大衆の力と知恵を引き出して行き詰まった問題を解 決していく。 ｢自国の実状に合わせて全ての問題を解決する原則の堅持」 われわれは外国の経験を取り入れる場合にも、わが国の革命と人民の利益に合うものだけを 選び、わが国の実情に合わせて受け入れる原則を堅持している。いいかえれば、われわれは 何でも一度味わってみて気に入れば呑みくだし、気に入らなければ吐き出してしまう原則を監 持している。
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