スペースサザエさん 第二話「カツオ覚醒」
〜磯野家メディカルルーム〜
カツオ「はっ!?ここは?」
メディカルルームのベッドの上でカツオは目覚めた。
カツオ「そう言えば父さんに・・・」
カツオ”そうだ!姉さんのせいで父さんにヒートホークで・・・・・・くそっ、こうなったのもすべて姉さんのせいだ!くそっ!こうなったら・・・”
カツオは何かを思いついたらしく「パワードスーツカツオスペシャル」(以下PSKS)を装着した。
「キュィィィン・・・カシャ」
ワカメがドアを開けた。
ワカメ「あらお兄ちゃん、そんなの着てどこ行くの?」
ワカメ「あ!分かった・・・お兄ちゃんまたアレしに行くんでしょう。」
ワカメはカツオにイヤミタップリな口調で言った。
カツオ「うるさい!お前は黙ってろ!」
カツオは「PSKS」のツインビームカノンを撃った。
ワカメ「甘いわ!」
「きゅぃん」
ワカメ「無駄よ!」
しかしワカメのATフィールドの前ではカツオの攻撃など無に等しかった。
カツオ「くっ!はじかれたか・・・でもまだ・・・・・・もう一丁!」
カツオはビームサーベルでワカメに斬りかかった。
ワカメ「無駄って言ってるでしょう」
ワカメはATフィールドを広げた。
「きゅぃん」
ビームサーベルごときではATフィールドは破れるはずもなくカツオは弾き飛ばされた。
カツオ「ぐはっ・・・・・・まだだ・・・・・・まだいける!」
ワカメ「とどめよ!!」
ワカメはカツオに卍固めワカメハイパーDXを決めた!
カツオ「くぅ・・・ここまでか・・・・・・・・・」
カツオが諦めかけたその瞬間カツオの身体に何か熱いものが駆け巡った。
「カッ」
カツオの身体が光った。
ワカメ「何!」
カツオ「いや・・・・・・いける・・・K−MAX発動!!」
ワカメが一瞬カツオを押さえつける力をゆるめた、その時カツオは黄金の光でワカメを突き飛ばした。
カツオ「ウォォォォおちろー」
カツオは黄金の光を身に纏いワカメに突進した。
「キュィィン」
カツオはATフィールドにぶつかった。が、しかし
ワカメ「うそ?ATフィールドが・・・」
ATフィールドはカツオの光によってすでに中和されていた。ATフィールドの無いワカメを倒す事などドラえもんにじゃんけんで勝つより容易い事であった。
ワカメ「きゃぁぁぁぁぁぁ」
ワカメはなすすべも無くカツオの攻撃にやられるのであった・・・
カツオ「フフフ・・・・・・やった・・・やったぞ・・・・・・夢にまで見た「K−MAX」を手に入れたぞ!この力さえあれば・・・」
カツオは歓喜にふるえながら部屋を出た。
〜廊下〜
廊下にはタラオがいた。
タラオ「あ!カツオお兄ちゃん。そんなの着てどこ行くですか?」
カツオ「うるさい!小童が!」
カツオはタラオに斬りかかった。
タラオ「!?」
タラオは何故自分が殺されるのか分からないままカツオに殺されるのだった。
第二話「完」