OFFバンド改造実験室内
*はじめに
ここは”OFFバンド改造の実験室”です。”OFFバンド”という言葉は、アマチュア無線を長く楽しんでおられる方ならよくご存知ですね。
この改造では、局部発信周波数で電波が出ますので無線機の表示周波数と実際の送信周波数が異なります。
実用性は少ないですが、このページで紹介されている改造法はメーカーを問わず、ほとんどの144、430MHz 電波形式:FM のモービル機に応用がきくでしょう。
この改造はJマーク付きの無線機でも、リード線1本で手軽にOFFバンド送信が楽しめるのが特徴です。(ICのピンをGNDに落とすだけ)
一応動作が確認されている機種を以下に挙げておきます。
ケンウッド TM-441、TM-541、TM-732(430バンドのみ)、TM-733(430バンドのみ) です。
144MHzも改造ができるのですが、 どこで電波がでているのかわかりません。(高調波は確認できました)
*改造法
あらかじめ、受信拡大改造をしておきます。
無線機本体の高周波部分の基板(パワーモジュールが付いている基板)が改造の対象です。
ます、無線機本体から対象となる基盤を外します。傾向として基板の裏側に改造ポイントがあります。
1枚の基板に同種の16ピンのIC(型番忘れた)が2つ実装されているはずです。そのどちらか一方のICの4番ピンからリード線を引き出します。
引き出したリード線をGNDに落とすと同時に、局部発信周波数で電波が送信されます。改造の作業中、誤って送信しないように気をつけてください。
うまく行かない場合は、もう片方のICに接続し直してみてください。
TM-732、733 をお持ちの方は以下の写真を参考にしてください。
無線機を元どおりに組み直します。引き出したリード線は無線機の外に出して、トグルスイッチでもつけておけば良いでしょう。
以上で改造は終了です。
*最後に
この改造を施せば、380MHzでも、450MHzでも強力に電波がでます。疑似空中線(ダミーロード)を必ず取り付けて実験してください。
また、無線機のロジック回路が送信しているという認識をしていないので、送信中でも周波数が変更できます。(面白い?)
局部発信周波数で電波が出ますので、無線機の表示周波数と実際の送信周波数が異なります。ここに簡易支援ソフト(笑)がありますのでご利用ください。
極端にアマチュア周波数帯から離れて送信していると、パワーモジュールや、その他の部品に負担をかけますので注意してください。
それでは、皆さんの更なる無線技術の向上を祈っています。(他人に迷惑をかけたり、電波法で捕まらないようにね)
最終更新日:1999 06/06
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