寒い写真館 f(^^;)
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第14回 『祝開業!東京湾アクアライン』

12/19より運行を開始した「東京湾アクアライン高速バス」(道路自体は18日開通) の川崎発始発バスに乗ってまいりましたのでさっそくレポートします。

都営12号線?そのうち行きますわ(^^;)初詣記念乗車券も買っちゃったし......

仲見世
祝賀ムード

朝5:25、JR川崎駅に降り立つ。しかし川崎駅にはアクアライン開通を祝う飾りは一切無い。 アクアライン高速バスはライバルになるのだから仕方ないのかも。 しかし駅ビルや駅前商店街には「祝開通」の装飾が目立つ。

乗り場
乗り場前。お客より関係者ばっか^^;

道路自体は18日午後3時に開通し、人工島「海ほたる」は大混雑だったそうだが、まだ夜も明けないうちから初乗り、 それもマイナーなバスに乗るスキモノは極めて珍しいようで、「お客」はたったの18人。 そのうち如何にも用も無いのに乗ってると思しき人(オマエもじゃ)は約半数。 超ビッグプロジェクトとしては寂しいスタートです。
# もっともこの便、木更津側からの通勤客輸送の為の回送の意味合いが強く、ガラガラなのは承知の上で設定したらしい。(^^;

バス到着
バス到着。臨港バスです

バスが到着。わたしには馴染み深い川崎鶴見臨港バスの担当で正面に「祝東京湾アクアライン高速バス開通」というシールが貼られている。 その後見た他社のバスにはそんなものはなく、クルマも観光バスとの兼用車が目立った。しかしこちらは専用のピッカピカの新車。 臨港バスの力の入れ様が伝わってくる。(この便に臨港バスの方が5〜6人も便乗していたのもわかる)

一般の臨港バスとほぼ同じタイプの運賃箱に1500円を入れる。元来1000円札を呑み込む設計では無いらしく詰まらないように慎重に折って入れる。 普段から整理券を使う千葉の業者はともかく、均一運賃の路線しか持っていない臨港の場合、 初めてとなる事が山積みで本社の人と相談しながら何とかこなす状態でした。(^^;

「運転席に三角運賃表が無いので途中から乗ったお客さんの運賃がわからない」 「両替札を千円10枚しか持ってこなかったのでいきなり無くなった」 など、ちょっと心配。(^^;)

記念カード
始発便限定のカード

席に座るとコート姿の臨港バスの方から今乗っているバスの写真をパウチ加工したカードを頂く。 「東京湾アクアライン 1997/12/19 5時40分乗車 川崎鶴見臨港バス」と書かれたカード。 良い記念になります。(^^)
#高い金払った上に徹夜までしたのにあちこちの駅でバラ撒いていた絵ハガキ1枚しかくれなかった某H日本N野支社は見習って欲しいゾ。(-_-)

トンネル
トンネルに突入

見送りの関係者数人の拍手に(^^;)見送られてバスは発車。 前半の30分は浮島までの一般道走行となる。川崎便はこの川崎駅−浮島バスターミナル間の一般道走行がネックになってしまい、 横浜駅−木更津駅線(高速湾岸線経由)と所用時間があまり変わらなくなってしまった。(運賃も100円高いだけ) 房総への観光・ビジネスの需要は横浜線中心になり、川崎線は川崎の工業地帯と木更津との通勤輸送、 そして「海ほたる」への観光客が中心となりそうである。(川崎線は通勤定期あり、 平日だけ浮島−木更津の区間運転があるのもこのため) 本社の人が「時間あまっちゃうだろう」と言っていた駅−浮島も途中夜間工事を日常的に行なっている為か結局30分ギリギリかかってしまう。 6:09扇島バスターミナル着。簡単な待合室と自販機とトイレがあるだけ。 本社の人たちは「ここで結構乗るだろう」と予想したが待ち客はゼロ。(^^;) そう言えば浮島までのバスがまだこの時間1本もないのであった。(^^;)
オマケに待合室の電気は点いてないわバス停の行き先案内が紙で隠されたままになっているわでてんやわんやでした。

さて、6:11浮島BTを発車して目の前の浮島ランプから「東京湾横断道路」に突入する。前半は海底をトンネルで走り抜けます。

海上部
朝焼けの海の上を走る!

約2/3の地点で人工島「海ほたる」から海上へ。昨日はいきなり満杯になってしまった「海ほたる」 もこの時間はガラガラ。昼間の便は「海ほたる」に寄るもののこの便は通過する。
しかし昼間の「海ほたる」停車は当分は渋滞の中に突っ込む事になるので慢性的な遅延を心配しているようだった。 (横浜、羽田発着便は「海ほたる」を通過する為あまり影響は受けないはず) トンネルから登り勾配のまま一気に海上??Mまで駆け上がる。(この下に大型船を通す) サミットから見る東京湾の朝焼けは素晴らしい。その後も木更津まで約4キロ、海の上を快調に走り抜ける。
#しかしこの海上部。景観の為か柵が低く、見晴らしは良いものの、強風ですぐに通行止めになるのではと懸念されている。 (ちょっと風が吹くと風速20Mまでいってしまうとか...)また低い柵+強風で海へ突っ込む車がそのうち出てきそうです。(^^;

到着
木更津到着。ココまで60分!

木更津の陸地に着いた後も暫くは高架を走る。このあたりまだ畑ばかりで川崎とは景観が全然違う。 ある方曰く「川崎とちがって畑ばっかり。まだまだ田舎だなぁ」今後の横断橋効果に期待しましょう。(^^;
途中、木更津発の初便とすれ違う。しかし向こうのバスが古い観光バスタイプだった為みんな気付かず、 みんな慌てて後ろを向いて確認。(^^; 乗車率はわからず仕舞。(^^;;;;;;;
2便目は結構な乗車率で2台運行。更に羽田行きもほぼ満員。やはり千葉側からの利用が多いようだ。

記念品
駅前で商店街の方にもらった記念品

木更津駅東口(←ココ注意)のハズレに6:40到着。早いものである。 お客がパラパラ降りた後暫く写真を撮っていると駅前の乗り場の方からオレンジ色のジャンパーを着た集団が走ってくる。 商店街の方たちで、神奈川から到着した人たちに木更津の観光パンフや記念品を配るはずだったのが、見当違いの場所(実はこっちが正当な降車場所) で客を降ろしてしまった為、結局降りてすぐ駅に向った人には渡せずじまいになってしまいました。
# 中に入っていたアオヤギの佃煮おいしくいただきました。(^^)

乗車風景
浮島BT行は通勤客で半分埋まる

通勤用の浮島止まりの区間便も好調のようです。

ベイ
ベイシティ交通バス

川崎−木更津線は臨港、川崎市営、京急、日東、東京ベイ交通、小湊鉄道の6社共同運行。 通勤やビジネス、観光に結構使う機会がこれからも増えそうです。

バーべQ
木更津駅のバーべQ弁当

木更津駅では名物駅弁「バーべQ弁当」を買い込む。 しかしこれから乗る直通快速はクロスシートとはいえ平日の朝ですから超満員になるのは必至。鶴見に戻ってから食べました。 しかし「電子レンジ対応」を謳った駅弁ってのは初めて見たぞ。(^^;

7:25発の朝最後の東京直通快速(おとなり君津始発)はいきなり満席。県都千葉駅で降りるのを期待して乗り込む。 案の定蘇我で窓際が空いたので席にありつく。しかし通路に立っている人はココからが地獄。 スシ詰め状態が錦糸町まで続きます。東京駅でガラガラになりましたが、それでも新橋、 品川下車の方も結構いました。今後はレジャー客は勿論、 京急羽田線の空港内延伸などで東京湾横断道路経由で品川あたりまで通勤する需要も出てくるのかも知れません。 なにせ普通運賃、所用時間に大差が無い上に一方はスシ詰めロングシート、片や着席保証のリクライニングシート。 朝の木更津−羽田空港間ならば渋滞とも殆ど無縁。意外なところに革命的な通勤手段が登場したのかも知れません。
え?観光輸送?東海道線沿線からわざわざ遅くてバカ高い「さざなみ」に乗る人は激減するでしょう。:-)

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