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転職失敗記その5

インターネットで会社がわかる?

M社で悔しい思いをした私は、地元の就職雑誌を見るように心掛けた。
が、ほとんどが経験者のみの募集であった。
それに、給料も低い。 自分が今住んでいるマンションの家賃は、大企業勤続5年なりの給料だから 払えているところだ。 かといって転職に伴って引っ越ししたらもっとお金がかかる。

他の探す手段として、やはり頼るのはインターネットである。
せっかく就職しても、いまのようにインターネットが使えないのでは 意味がない。インターネットを使えない会社がホームページを 作ってもいいものなんか作れるわけがない、と思っていた。
「Z市」「CG」「マルチメディア」「ホームページ」「デザイン」… 等々、で各種検索サイトで検索し、引っ掛かった会社のなかで、

  • 自社ホームページを持っているところ。
  • できれば独自ドメインで。(そうじゃないところはメールアドレスが もらえない)
  • センスのあるページを作っているところ。

そして数社にメールを出した。
最初に見つけたE社は、最後にしようと思ってメールをださなかった。

メールの結果、無視するところあり、郵送で会社案内を送ってくれる ところあり…

インターネット、この便利なものが流行り出す少し前から、私はメールやネットニュースを 使っていた。
皆、会社や学校のアカウントで自由に情報交換や意見交換をしていた。 それが業務に関係あろうがなかろうが、とがめるものはいなかった。 それがあたりまえの世界だった。
会社という枠をこえて、個人単位の技術者の結集といった 雰囲気。
わたしは、そこで多くのことを学んだ。
そのおかげで会社でも仕事の幅が拡がった。
それなのに、インターネットがはやりだし、どこの企業でも使うようになると、 「仕事中に業務外のメールを出している」「関係ないサイトを見ている」 ということがチェックされるようになってしまった。
「他人のメールを読むのはマナー違反だ」というのが常識だったのに、他人のメールを チェックできるソフトまで出てきた。
業務と関係なくても、そこにある情報から役にたつことは幾らでも出てくるのに…
メールは会話と同じだと思っていた。 給湯室やトイレで雑談したら、それを咎められるのだろうか。自分のデスクで、 仕事以外のことを一言でも言ったら、いけないことなのか。
ある日、会社の人事情報を何気なく見ていた私は、衝撃を受けた。 ネットニュースで時々みかける人が、「インターネットの業務外利用」で、 辞めさせられていたのだ。
もし会社のアカウントや会社の資源で違法なことをしていたら、それは悪いことだ。 だが、一概に「業務外利用」でくくって、 インターネットが使える優秀な人を閉め出すことが、会社の首を締めていることに 気がつかないのだろうか。


私は、さらに自分のいる会社がいやになった。
はやく転職先を探さなければ。 しかし、大企業である自分の会社ですらこのありさま、 自分の転職先はどうなのだろう…
そう思っていたとき。 ある会社の方からメールが届いた。
一見して、メールを使いこなしているのがわかる、 親しみのあって親切な文体のメール…
P社のYさんとの出会いであった。

 

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