イグアナバージンのためのQ&A

おしゃべりをしていて「イグアナを飼ってるよ〜ん」というと、皆さん必ず「え〜っ?」という顔になります。そのあとは、たいてい何らかの質問をいただきます。このページはそんな「素朴な疑問」の答えのページです。イグアナにちょっぴり興味を持っている、あるいは飼ってみたいけどいろいろ疑問・・というかたからの質問も(私のわかる範囲で)お答えします。ご意見やご質問はこちらまでどうぞ。

? 噛まない?
! ほとんど噛むことはありません。
ほとんど、というのは、他のすべての動物と同じく「絶対に噛まない」とは断言できないからです。ただし噛む確率は犬や猫より格段に低いです。私の場合、半年一緒に暮らしてみて噛まれたのは一度だけです。まだ慣れない頃、手のひらに乗せていた時にそのまま脱走されそうになったので、とっさに尻尾をつかんでしまったのです。全体重を尻尾で支える形になったイグちゃんは、そのまま魚がするようにぴちぴちしました。それでも私が離さないのですっかりパニクってしまい、体をひねって「パクッ」と・・。ちなみに、まったく痛くありませんでした。噛まれたことよりも、噛むという行動をさせるほど怯えさせてしまったことが、とても悲しかったです。もちろん個体別による性格の差はあると思いますが、基本的にこちらから脅かすようなことをしなければ噛みません。
? 生肉とか食べるの?
! 食べません(笑)
かなり誤解されているようですが、日本で一般的に「イグアナ」と呼ばれて販売されている種類のイグアナは、草食です。どうもトカゲ=昆虫を食べる、のあたりから勘違いされやすいみたいです。わが家では主にチンゲン菜、枝豆、小松菜、パセリなどに市販のイグアナフードを併せて与えています。以前は半生タイプのドッグフードをおやつに与えたりしていましたが、山内イグアナ研究所さんから「イグアナの消化器官は動物性タンパク質等を消化するようにはできておらず、内臓にたいへんな負担をかけます」とアドバイスをいただいたことから止めました。その前にも、ペットショップでドッグフードの過食によると思われる衰弱を目のあたりにしたことがあります。(この子についてはいつか機会があれば書きます)ということで、肉食どころか動物性タンパク質はあまり良くないようです。
? 大きくなる?
! 成体で2メートル弱になるそうです(^^;)
これはこれから飼おうかと思っている人に是非わかっていてほしいのですが、大きくなります。私の場合は、はじめてイグアナを見かけたお店で、店長さんが個人的に飼育されていた成体のイグアナを見る機会に恵まれましたが、ほとんどの場合は小さく愛らしい姿しか見られないと思います。その姿だけを見れば、1.5メートルを超えるまで大きくなるとはなかなか信じ難いでしょう。でも、最後まで責任を持って飼うためにも、このことは必ず念頭においてほしいです。
 

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