Wet Dream
その男は今朝も私のすぐ後ろに立っている。ベンチに座って新聞を読むふりをしながら私がホーム
に入って来るのそれとを気づかれぬように観察しながら素知らぬ顔で立ち上がって私の後ろに寄り
添うように立つのだ。
そうやって電車が入ってくると私もその男もものすごい人の波にどっと飲み込まれて、男はそうい
う状況を利用して私の腰を抱くようにして他人からは死角になりそうな場所に私を押し込む。
しばらくはほとんど何もしないで腰の辺りをさすっているだけだけど、やがてその手はお尻を撫で
回し始め下から持ち上げるようにしてギュっとつかんだりお尻の割れ目に指を入れてきてなぞった
りといった痴漢行為を始める。

男の存在に気づいたのは一ヶ月ほど前だったろうか。もっと前から私の事を狙っていたのかもしれ
ないけど、最初は手の甲で触れるか触れないかぐらいのことだったので混んでる電車の中だし大し
て気にも止めなかった。
やがて手の甲が手のひらになり、撫で回してるだけだったのがつかんだり抓ったり段々大胆になっ
てきた。
私は別にブスなわけじゃないけどだからといって特別美人というわけでもない十人前だし、近眼だ
けどコンタクトは何だか怖くていやだから眼鏡をかけてるし、まぁ服装には気を使ってるし顔はと
もかく体の方はけっこう男好きのする方かもしれない、けど170cm近い身長は大女の部類よね、
こんなのが好みなのかしら、眼鏡をかけてるからインテリぽく見えてそういうのが好きな男なのか
もしれないとか色んなことを考えたりした。

身動きできないほどすし詰めの車内で男と私は向き合って立っている、というか男がそう仕向けた
のだ。男はすっかり硬くなったペニスを私の下半身に押し揉むように擦り付けている。男の身長は
私よりちょっと高いぐらいで腰をほんのちょっと屈めるようにしているのでペニスは私のお腹のち
ょっと下辺りや太腿を行ったり来たりしている。
スカートの布越しなのではっきりとは分からないが、男はペニスをチャックから出して直接押しつ
けているようだ。顔を下に向けて、ほとんど引けない腰をそれでもほんのちょっとずらしてみたら
赤黒い物がちらりと見えたから間違いない。スカートにかけられたら嫌だなぁと冷静に考える一方
で当然ながら心臓は早鐘を打つみたいにドキンドキンしてきて、私は男の顔がまともに見れなくて
かといって下も見れなくてそれでもちらと見えた男の顔はセクハラで悪名高いうちの課長にほんの
ちょっと似ていたのでドキリとして鼓動はますます早くなった。

課長は私の左隣に立ってボールペンで書類を差しながら仕事の説明をしているのだけれど、目はい
やらしくちらちらと私の胸元を伺っていて、何故か両方塞がっているはずの課長の手は私の腰から
お尻の線を撫で回していて、いつの間にか私の制服のスカートは背中までたくし上げられて、パン
ストとパンティはお尻の下辺りまでずり下ろされ、タプタプと両方のお尻の肉の重みを下から持ち
上げて楽しんでいた課長の大きな手はいきなりギュっと掴みあげるようにしてお尻の割れ目に指を
入れてこね回した。私はこっそりと下半身の膨らみを机の角に押しつけて押し揉んだ。
ちらりと課長の顔を盗み見ると平然と仕事の説明を続けていて汗一つかいていないのだけれど、私
の方は、オフィスの中だし声を出しそうになるのを我慢するのに必死で、顔を机に伏せて声を出さ
ないようにしようとしたら自然とお尻が高くなるような格好になって、眼鏡がずれて霞んだ視界に
は同じ課の男たちが私のお尻をジロジロみているような様子が見えて、柳瀬君がボールペンを何十
本も束ねたのを手に近づいて来るのが見えたので、私は机に押しつけたままイヤイヤをするように
顔を振ったら、唇の動きにつれて机の上に涎の筋が出来た。
課長が両手でお尻を思いきり左右に開いて、柳瀬君がボールペンの束を私のおまんこにねじ込もう
としたので悲鳴を上げた。

悲鳴は声にならなかった。ただ私は惨めに「う゛−」と唸っただけだった。いつの間にか私はどこ
かの街角の電話ボックスの中に閉じ込められていて、会社の事務用の椅子に足を開いた格好で
縛られていた。そんな格好でおまけに足を高く上げているものだからおまんこも肛門も丸見えでパ
ンストとパンティは右の足首辺りに丸まっていて、口にはSM雑誌で見たボールギャグとかいう丸
い猿ぐつわが填められていて、その穴からは涎が盛んに垂れて、ブラウスの前がはだけられてブラ
ジャーがずり下げられた胸元をぐっしょり濡らしている。
電話ボックスの回りはボールペンの束を手にした男たちが、私の丸見えですっかりヌルヌルになっ
たおまんこや肛門や涎でテラテラのおっぱいを見つめていて、そのズボンのチャックからはいずれ
もすっかり硬くなって屹立したペニスを覗かせていて、その中の一人が電話ボックスのドアを開け
ようとがちゃがちゃと揺すったから、私はまたイヤイヤをするように顔を振ったら眼鏡がずれて鼻
先にかかった間抜けな感じになって、その間抜けな格好のまますっかり顎先まで垂れた鼻水をす
すった。涙で霞んだ視界には男たちがいっせいに電話ボックスにペニスを擦り付けてオナニーを始
める様子が見えて、また私は「う゛−」と泣いた。


汗びっしょりになって目が覚めて、しばらくベッドの上に座り込んでボンヤリしていたけど、着て
いたTシャツもパンティもぐっしょりで気持ちが悪くて脱いで着がえようとしたらパンティを下ろ
した時に糸を引いてるのに気づいて、そうしたらなんだかこの間通販でこっそり買ったバイブレー
ターが試したくなって、床の上に立って足をちょっと広げたがに股の格好で恐る恐る入れてたらヌ
ルリという感じで首の部分が入って、思わずフンと鼻息が漏れた。
やだ、大きすぎるかなと思ってたけどけっこう入るもんなのねと変な関心をしながら、じょじょに
出し入れしていたけど段々手の動きが早くなってクチュクチュと濡れた音がし出す頃には左手は肛
門をいじっていて、もう一度課長が私のお尻いたずらしているところを想像して思わず声を出して
しまった。
ベッドに顔を伏せて、足を開いてお尻を高く上げた姿勢で、課の男たちにその格好を後ろからジロ
ジロ見られる所を想像しながらおまんこをバイブでひっかき回しながら何度も気をやった。

ベッドに倒れ込んではぁはぁ荒い息をつきながら、なんだかまだ眠れそうもなくて明日は遅刻かな
とボンヤリと考えた。


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