国会議員は選挙公約を守れ


前回の衆議院議員選挙の時には、「自民党政治を打破して政権を担える政党を目指すと主張していた新進党から、立候補して当選した国会議員」の多くが、新進党の崩壊とともに、自民党に入党したり、自由党や公明党を結成して、何と自民党と連携した与党になってしまっている。

しかも、日米防衛協力に関するガイドライン法案、盗聴法案、国民総背番号制法案などのように、日本国憲法に抵触する可能性があると思われる法案を、ほとんど審議もしなければ、国民の意見も聞かず、さらには自分の党に所属する国会議員の意見も聞かないで、政党の執行部だけで決めたうえで、党議拘束により国会議員を縛って、どんどんと通している。

国会議員にとって選挙公約とは、「守ろうともしなくても許される嘘」なのか?

このように、選挙公約を守らず、国民生活や社会構造に重大な影響を与えるような事柄を国民の意見も聞かず、審議もまともにやらないようならば、政党政治の自殺である。

この事は、何十年となく言われ続けているが、まったく改善されない。

国会議員は、当選したら選挙公約を破っても何の処罰も受けないので、自分の利益のために狂奔する者が多数を占めるに至っている。

こうなったら、国民は直接民主制の実現を目指すしかないのか?
選挙公約遵守を最優先し、最大の努力で選挙公約を守ろうという国会議員はいないのか?
「公約遵守議員連盟」を結成する国会議員はいないのか?


ご意見をメールでお送り下さい。 E-mail:atsushi_hisano@hotmail.com        

ホームページへ