BFFを知るためのアルバム
<影響受けてる(カバー含む)>
その2

LIZ PHAIR
『EXILE IN GUYVILLE』(93米)

Ben曰く、「女性シンガーのほうが、自分の弱さについての曲を書く傾向がある。それは彼女たちが弱いからとかいうのじゃなくて、(弱さを)正直にオ−プンに表しているという感じがする。男性シンガ−はあんまりそういうことやりたがらないね。」(97年のインタビューより)だそうです。そしてこのアルバムをここ5年間のベストアルバムに挙げていました。
そう考えると、Benの書く詞は、自らのコンプレックスを痛々しいほどさらけ出し、それがみんなの共感を生む点が大きいです。
彼女の歌い方はパティ・スミスや最近のフィオナ・アップルに通じるところがあり、ストレートで荒削りなロックにのせて切々と歌い上げる姿勢は、怒りとも悲しみともとれる感情が今にも爆発しそうです。(歌詞がかなりHらしい?!)
BenはLIZ PHAIRファンで有名らしく、実は''FAIR''の「All is fair,all is fair in love〜♪」ってところ、「ALL LIZ PHAIR, ALL LIZ PHAIR IN LOVE〜♪」ってソラミミできます。
oasis
『(What's The Story)Morning Glory?』(95英)
90年代の歴史的名盤。BF5が97年のイギリスツアーでよく演奏した曲がこのアルバムからの”Champagne Supernova”で、会場ではいつも大合唱が起こりました。海外から来たアーティストが、その国の有名な曲を歌うのはサービス(?!)
しかし、グランジ崩壊後、BF5やoasisなどの「メロディー重視」型バンドの登場はまさにタイムリーで、みんなで歌える曲を生み出す彼らの存在はとても大きいものでした。BenもNoel(oasis)もバート・バカラックから影響受けてたり、意外な共通点も。
BF5のカバー・バージョン(日本盤シングル”Song For The Dumped”収録)はピアノ弾き語りでしっとり聴かせるけど、元曲はNoelの繰り出す「ウォール・オブ・ギター・サウンド(ギターの壁がせまってくる感じ)」でぐいぐい引っ張って行きます(うるさいけどはまる)。
Flaming Lips
『Transmissions From The Satelli』(93米)

BFFはこのアルバムから”She Don't Use Jelly”をカバーしてます(コンピレーション盤『LOUNGE-A-PALOOZA』収録)。Benも大好きなFlaming Lipsは85年にデビューしたアメリカのバンドで、サイケデリックでノイジーなギターサウンドとポップなメロディーが特徴。本国よりも海外での評価が圧倒的に高いです。ロバートさんのベースの音が好きな方にオススメ。
BF5のカバー・バージョンは、そんなギターサウンドとは対照的に、おしゃれなラウンジポップに仕上がりました(『ラインホルト・メスナー』にも通じる?)。ライブではDarren、Robert、Benが交互にメインボーカルを担当してて、とても楽しそうです。
Flaming LipsはBF5と日は違うけどサマーソニック2000にも出演するのでチェック!
Built To Spill
『There's Nothing Wrong With Love』(94米)

シアトル出身の宅録系ポップバンド。変幻自在の重厚なギターから繰り出すポップな楽曲が特徴で、 ギタリスト、ダグ・マシューズはBenのお気に入りです。BFFは96年の初来日公演でこのアルバムから"Twin Folls"を演奏しました(『Naked Baby Photos』収録)。
"Twin Folls"のオリジナルバージョンは、やせた感じのギターが絡んできてBFFよりも切ない感じ。しかしそのあとアルバムのハイライト(!?)"Some"へ突入 (このときのギターがロバートのベースを思わせる)!彼らのギターアンサンブルはそのへんのイギリスのギターバンドよりもかっこいいです。
BFF初来日の初日は"Twin Folls"のあと"Some"のイントロ(ロバートのぶっといベース)から"Eddie Walker"へとなだれこんでいったそうです(by.azu)さん。