オットイア
- Ottoia prolifica -
鰓曳動物門
体長:8〜15センチメートル
活発な穴掘り屋で、貪欲な肉食動物です。U字型の穴を掘ってその中にかくれ、獲物をねらっていました。 体の先には、出したり引っ込めたりできる口があり、そのまわりや中の方には、ずらりと鋭い歯が並んでいます。歯は内側を向いていて、獲物がもがくほど歯に食い込むようになっています。胴体には体液がつまっていて、筋肉の伸び縮みで、口を出したり引っ込めたりしていました。うしろにはしっぽがあり、とげがならんでいます。とげは頑丈で前の方に曲がっています。このとげを穴の壁に引っかけ、口でくわえた獲物をひっぱりこむのです。水底のヒオリテス類や泥の中の動物、ときには自分たちの仲間も攻撃していたと思われます。 |