核からマントルへ


 

 球がドロドロにとけていた時代に、マグマから鉄が分かれて沈んでいきました。この鉄のかたまりが核になったと考えられています。このとき、鉄もやはりドロドロに溶けていて、水素や酸素といった軽い物質をたくさん溶かし込んでいました。しかし、地球が冷えるにしたがってそれらの物質は鉄に溶けていることができなくなり、核からマントルへと放出されていきます。水素や酸素を受け取ったマントルは、周りよりも軽くなると考えられていて、これがきっかけとなってマントルプルームが上昇するという考えもあります。