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 しりとりの想い出 

エッセイはちょっとお休みねーと言ってから,時はどんどんと過ぎていく。
「エッセイはまだかーっ」というEmailやMSGが来るのでなんとかして書かねば,
と思うのだが,ハテ‥,どうしたものだかさっぱり筆が進まない。
ぅぅうー,でるふぃ,大ピンチっっ。
ひよきち編集長に,「エッセイが書けません(涙)」とEmailすると,
エッセイが書けないのをエッセイにというのはどうでしょう」という,
逆転の発想の有り難いお言葉(爆笑)
そうかー,その手があったかー,ってなわけでさっそくキーボードに向かってみる(笑)

んが,しかし,「書けません!」で終わってしまったら,
たぶん読者が二度と来てくれないであろうので,とりあえず「しりとりエッセイ」
にちなんで,「しりとりの想い出」なんぞを語ってみたいと思う(笑)

お急ぎでない方は,どーぞご笑覧くださいませ。
では,始まり始まりぃー。

でるがまだ九捨十入しなくても,二十歳だった頃,
当時つき合ってた人(S君)と淡路島に遊びに行くことになった。
両親にもちゃんと,「S君と淡路島に行って来ます」といって,いざデートへ(笑)
#今考えてみれば,でるってばものすごい真面目?(爆笑)
S君のことは,両親も知っていたので,ちゃんと言っておいた方が親も安心するし,
少々遅くなったとて,大丈夫ってわけだ(笑)
うちは門限が22時だったのだけど,その門限は,電話をちゃんとすれば
延びるという,まぁ,なんだか全然門限らしくない門限ではあったけれど,
いちおう,信用されていたのであろう(笑)

わくわくーって感じで楽しくデート。
ちょうど祝日だか休日だかで,かなり車も多かったんだが,
まー,それでも淡路島のあちこちを巡り,夕焼けの美しいと言われる場所で
夕日なんかを見ながら,語らう二人。
うーん,絵になるねぇ(爆笑)
さてさて,日も沈んだことだし,
そろそろ戻って神戸で食事でもしようかーってな話でまとまった。
いざ,フェリーのりばへ。

だが!ここでとんでもない事態発生(爆笑)
この日は全国が休みの日だったために,その時間帯には
ものすごい数の車がフェリーのりばに押し寄せていたのだ!!(笑)
只今の待ち時間**時間**分! う゛ぞーーーーーっ。

そりゃそうなのだ。
フェリーってそんなに短時間で運行しているわけじゃない。
10分おきに来るようなバスではないし,
乗れないからといって,押し込めるまで押し込んでしまえという
電車の様なこともできない(爆笑)
運べる車の台数っつーのは,決まってるわけだ。

問題:ここで待っている車を全てフェリーで向こうに運ぶには,
    何回フェリーが行き来しなければならないでしょう。

ってな算数の問題が頭に浮かんでしまいましたわ。

ところがその時,もっと恐ろしい事に気付く。
フェリーだって24時間営業じゃあるまい?
今日中に戻れるのか?(汗)

まさか,こっちで,泊まらないといけないとかに,なったりなんかしたりなんかして
#心の中ではパニックを起こしていると思ってくれぃ(笑)
いくら理由が理由でも,外泊なんてことになったら,
今まで築いてきた信用は一挙にガタ崩れだ!
ぅぎゃー

フェリーのりばは複数あるんだよね。
でもって,乗り場によって,フェリーの本数が違う。
当然大きいところには,たくさんの便がくるわけだ。

でる一番大きいフェリーのりばに行こう!
S君 「そうしよかー」

#えぇいっ(笑) 呑気な彼である(爆笑)

大阪なら抜け道も判るんだが,淡路島の抜け道なんて判らん(爆笑)
仕方ないので,もう,帰る人(車)でガンガンに渋滞の道を,
大きなフェリーのりばを目指して ひた走る。
時間は刻一刻と過ぎていく。

冷や汗たらたら。

さて,どうにかこうにかフェリーのりばに着いた でる達。
‥がしかし,大きいのりばは,当然これまたバカ混み(爆笑)
ぅひー(涙)
本数が多くても,車も多けりゃ一緒かぁああ(涙)
だがもう残された道はない(爆笑)
ここで,ひたすら待つしかないのだ。
どうかどうか,最終便でもいいから,向こうに渡れますように。
全世界の神様を一挙に集めて一生のお願いの切り札を出したいような気分だった(笑)

とりあえず,車を置いておいて順番待ちの間
お土産売場などを見て回ろうかと,これまた呑気な彼(爆笑)。
いぁ,その前に,電話でんわーーーーーー
公衆電話にダッシュのでる。
そう,家にとにかく今の状況を伝えて置かねばなるまいっ。

呼び出しのコール。数回後,
「はい。**です」
‥と,電話に出てきたのは,なんとなんとあにちゃんだった!(滝汗)
我が家で電話に出るのは主に母親で,あにちゃんが出ることはまず無い。
そのあにちゃんが出てきた‥(滝汗,さらに倍)
知る人ぞ知るとは思うが,うちのあにちゃんは,両親よりも心配性である。

でる「あ,ああにちゃん??っ」(←声,半分裏返りモード(爆笑))
あに「おう。おまえか」(←普通の声…だから尚更怖い‥)
でる「そそそそそ,私」(←もう大パニック)
あに「なんや,駅まで迎えに来てほしいんか?」
  (↑彼と車でデートしてるのに,なんで家まで送らずに駅で降ろすねん!(涙)
   ‥とはつっこめない でるであった。)
でる「あ,いや,ちがうの。えっと,おかーさん,いる?」
  (↑とにかく,あにちゃんに話すより母親だ)
あに「あー,おふくろなぁ,今風呂はいっとるでー」
  (ぐぁー(涙)おかーさーんっっ,タイミング激悪ー(涙))
でる「あ,そ。そぉ,えーと,あの,あのねーぇ」
あに「なんやねんな?」
でる「いぁ,いま,さぁ,今ねぇ,淡路島なんだぁ」
あに「あ?なんやって?なんか,ざわざわして聞こえへんがな」
でる「えーと,だからぁ淡路島
あに「花火品?」(←だぁほ!んなもん,あるけぃっっ>あに)
でる「あ・わ・じ・し・ま‥なんだけどねっっっっ」
あに「---(しばし無言)---。なんやと?」
  (ひぃいいいっ(涙))
でる「いやそれがねっっ,フェリーがねっっ,混んでてね,いや,
   車が混んでてねっっ,すごい人でいっぱいで,乗れなくて,
   いぁ,人は乗れるんだけど,車が乗れなくて,まってるんだけどっっっっ」
   (↑日本語しゃべれや(笑)<でる)
あに「今何時やと思てんねや」
でる「いや,だからそのっっ,混んでてっ」
あに「S君は,おるんか?そこ」(大滝汗のでる)
でる居ない居ない居ない!!!!!っっ。今っっ,
   そうそう,たばこ,たばこ買いに行ってるっっ」
  (実はS君,傍にのんびり座ってたんだが,それを言うと,
   S君に電話を代われとかっていいそうだったので(爆笑)<あにちゃん)
あに「そーか。んで?」
でる「だだだだ,だからっっ,ちょっと22時までには着かないかもしれないっっ」
あに「それで?」
でる「だだだだ,だからっっ,おかーさんにもそう言っといてっっ。
   ちゃんと寄り道しないで,真っ直ぐ帰るからっっっ」
  (子供のお遣いちゃうねんから(笑)<でる)
あに「帰って来るんやな?」
でる「帰ります,もちろん帰りますっ。ちょっと遅くなりますかもしれませんがっ」
  (日本語ボロボロ(笑))
あに「わかった。ゆーとくわ。くれぐれも真っ直ぐ帰ってこいよ」
でる「はいっ!」

ガチャン

どひーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
ふーっと,溜息が出てしまう。
それを見て,S君が,
S君 「なんよ,怒られた?ご両親に」
でる「んにゃ。あにちゃん」
S君 「あー,お兄さんかー。でるちゃんのお兄さん厳しいんやってなー」
でる「ぅむ(涙)」
S君 「でるちゃん お嫁さんにもらうときには,お兄さん倒さんとアカンのやろー(爆笑)」
でる「おいおい…」
S君 「わはははは(笑) まー,可愛がってもらっててええやないかー」
でる「…(そういう問題じゃないんだって…)

てなわけで,とりあえず,あにちゃんとの攻防を終え,車に戻ったでるたち。
フェリーの運行時間も,並んでいる車の台数も決まっていて,
いくら早くなりますようにと願っても,同じだと判っていても,
やっぱり願わずには居られないでるであった(笑)

さて,彼がそこで,
「暇つぶしに,しりとりしよやー」と言い出した。
#やっと,本題かいっ(笑)長い前フリやのー。

S君 「ほな,俺からなー。しりとり」
でる「りんどう」
S君 「うり」
でる「りきし」
S君 「しり」
でる「りきせつ」
S君 「つり」
でる「りそく」
S君 「くまどり」
でる「りんご」
S君 「ごますり」
でる「りく」
S君 「くすり」
でる「りか」
S君 「かざり」
でる「りす」
S君 「すりとり」※注:「刷り取り」=雑誌やカタログなどの印刷物のこと
でる「り,り,り‥,『り』のつくものばかりで,返すなーーーっ」
S君 「はい,でるちゃんの負けー(爆笑)」

ぅがーーーーーっ(笑)
あにちゃんにはびびらされるわ,しりとりには負けるわ,
本当にとんでもない淡路島デートだったんである(爆笑)

そんなわけで,だ。
しりとりの想い出っつーて真っ先に思い出すのが,この日のことなのだ(笑)
#ろくな想い出や無いな(笑)

んで,事の顛末はっていうと,いちおーその日のうちに,
フェリーには乗れました。
だけど,結局夜中を回ってしまったのよね。家に帰るのが。
えぇ,あにちゃんには,めっちゃお説教くらいましたとも(涙)

これを読んでいる男性諸君。
つき合っている彼女に心配性の身内がいる場合は,
くれぐれも時間には余裕を持ってデートの計画を立てよう!(爆笑)

#まー,今は橋も架かってるんで,淡路島に関してはもう大丈夫だろうけど(笑)

てなわけでっっ,
「しりとりエッセイ」復活の日。
今回が「しりとりの想い出」だったので,次のエッセイは
で****,ですね(笑)
次の更新はもしかすると月末に近くなるかもしれませんが,
頑張って書きますので,よろしくですぅー。ではっ♪

Next Words Comming Soon!    ****?
March 04, 2000
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