現在、そしてこれから先も血統による選抜基準を満たす事の出来る馬が次々と活躍するだろう。それは、外国産馬や持ち込み馬に於いても同じである。
過去のJRAは、どちらかと言うとノーザンテーストを代表とする「ノーザンダンサー系」に一存してきた。
しかし、ワイド馬券が導入され数々の新しいレースを設けているからには、これからも優れた血統を色々取り入れていくつもりなのだろう。
JRAの番組表を見て貰いたい。
年々、混合戦の割合が増やされている。外国産の良血馬は、これらの混合戦を次々勝つ事で選抜基準を満たしていき、種牡馬になっていくだろう。
現在、最も困惑しているのが日本の馬産地の人であろう。
外国産馬の子供が優遇され活躍するとなれば、どうしようもない不景気であろうとも、良い馬を製造する(つくる)為に高い金を出しても外国産馬を購入しなければならない。
しかし、これは長いスタンスで考えれば生産者側にとっても大変なプラスになる筈である。
国産馬のレベルを全体的に上げていかなければ、日本の生産者は今よりも益々苦しい状況に追い込まれる筈だ。
今後も外国産の良血馬は、益々優遇されていくであろう...。日本ダービーが、天皇賞が開放されたように。