つまり、ハンデ戦において馬齢重量より軽い重量で出走するということは弱者扱いであり、それで勝つということは弱者であることを証明するようなものである。そしてそれを証明してしまった馬は、定量戦で行われる各路線の頂点に位置するレースを諦めたことになる。つまり、真の勝者になることを諦める代わりにハンデ戦を勝たせて貰うという訳だ。
それとは相反して強者として出走した馬は、真の勝者を目指す為にわざわざ重い重量を背負って走る。この条件で連対すれば負担重量による選抜基準をクリア出来るからである。
しかし連対といっても二着だけだ。決して優勝してはならない。
所詮、ハンデ戦は弱者が集まるレースであり、例えそれに勝利したところで弱者を負かしたという評価しかされず、頂点に位置するレースでは存在意義が無いのである。
ハンデ戦は救済するのが目的であるため、近走で連対実績のない馬に注目すると光が見えて来るであろう。