相互参照と参考文献

図、表、章などの参照番号のつけ方です。

この場合、LaTeXのコンパイルは2回行います。

以下のように、参照したい図や表にラベルをつけて、参照したいところで参照コマンドを書きます。参考文献の場合は他のものと若干違いますが、基本的な使い方は同じです。

ただし、名前に日本語は使えません。また、以下の表で、図はfig、表はtbなどが名前の前に書いてありますが、何の参照かわかるためによく書きます。名前だけ書いてもかまいません。

参照方法(雛型)

参照するもの ラベル 参照コマンド
\label{fig:名前} \ref{fig:名前}
\label{tb:名前} \ref{tb:名前}
数式 \label{eq:名前} \ref{eq:名前}
章・節 \label{sec:名前} \ref{sec:名前}
ページ \label{名前} \pageref{名前}
参考文献 \bibitem{名前} \cite{名前}

使用例

\begin{tabular}{|c|c|}
\hline
セル1 & セル2 \\ \hline
セル3 & セル4 \\ \hline
セル5 & セル6 \\ \hline
\end{tabular}
\label{tb:table1}
表\ref{tb:table1}では$\cdots$
\begin{eqnarray}
a+b=c
\label{eq:a_plus_b}
\end{eqnarray}
式(\ref{eq:a_plus_b})は\pageref{eq:a_plus_b}ページ目にある。
\section{章}
\subsection{節}
\label{sec:section}
\ref{sec:section}で述べたように$\cdots$
文献\cite{kogo}によると$\cdots$
\begin{thebibliography}{9}
\bibitem{kogo}
小郷, 平野, 河野,"2次元磁気記録方式と
その誤り訂正符号に関する一検討,"
SITA'99, pp.697-700,1999
\end{thebibliography}

Tips

参考文献は通常そのファイルの最後に書きます。そのときに、使用例のように

\begin{thebibliography}{数字}
\bibitem{名前1}
参考文献の著者・名前など
\bibitem{名前2}
参考文献の著者・名前など


\end{thebibliography}

で、参考文献のリストを作ります。ここで、数字は参考文献が9件以下であれば9、99件以下であれば99、999件以下であれば999・・・、のように書きます。通常は9か、99で大丈夫だと思います。


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