2000年2月

2月25日
 すっごい前々から気になってたんだけど、雑誌の小説とかあるじゃない。で、その中でもとりわけ「オラオラ」とか「体育会」とかそんな感じの系列があるわけじゃない。でさぁ、そういったものを読んでてちょう気になってたんだけど「ザーメン」って。

 つまり精液であるとか雄汁であるとか種とかそういった単語と同義であるところのザーメンなんだけど、そのザーメンって言葉。ドイツ語?医学寄り?そんな感じの響きよね。それがオラオラとか体育会とかの小説に使われる事の違和感がもう気になって気になってしょうがなかったわけよ。
「うわあ!堪んねえ!いきそうだあ!」
俺は、兄貴のチンポ、口からひきずり出すと叫んだ。
「うおし!一発出せや!」
兄貴は体の向き変え俺にキスしながら、おもいっきりしごきあげてきた。
「うおう!堪んねえ!いく!いくう!」
俺は、のけぞりながら吹き上げた。(*1)が顔や腹に飛び散った。

(*1)にもっともふさわしいと思われる言葉を以下より選べ
a.雄汁 b.精液 c.ザーメン

 テキスト中における正解はcのザーメンなわけですが、どうもアタシとしてはa.雄汁を選びたいところ。用語の雰囲気を統一するんならやぱ雄汁じゃないかと思わずにはいられないんだけどアタシの他にもこの問題に小さな胸を痛めるガールはいらっしゃるかしら?


 それはそれとして、コレを書いてて思い出したんだけどイントネーションの問題があるのよ、アタシの中で。アタシってバーとか行かないし喋りまくるようなまぐわいもあまりしたことないしというわけで、ある種の用語のイントネーションがよくわからないといったことがあるわけよ。雑誌読んでるだけじゃわからないことってあるじゃない?

1)「マラ」はどのように発音するか
a.マラ(平坦→) b.マラ(語尾下げ↓) c.マラ(語尾上げ↑)

2)「タチ」はどのように発音するか
a.タチ(平坦→) b.タチ(語尾下げ↓) c.タチ(語尾上げ↑)

 アタシ的には1)に関してはb.マラ(語尾下げ↓)、2)の場合はa.タチ(平坦→)或いはc.タチ(語尾上げ↑)だと思ってたんだけど、ある日それが覆されたというか、特に1)のマラよ!やってる最中にどんなシチュエーションだったか忘れたが相手が何かの拍子に「マラ(語尾上げ↑)が云々」とか言い出しちゃって、その時は「えーその発音ってそうなの?どうなの?」と思いつつもその場で問い掛けるわけにもいかず今に至るわけなんだけど。

 どーなのかしら。
 ちなみにザーメン問題での例文は俺のどすけべ話俺と土方兄ィの種付け日記より無断で転載させていただきましたごめんなさいごめんなさい悪気はないんですでもブックマークにあったなかで一番良いサンプルだったんだもの。
2月19日
 ネットの友人が結婚するらしい。両方ともサイトを持っててなおかつアタシの表サイトと相互リンクしていて掲示板にも書き込みしあい、実際に何度も顔を合わせた事もある人たちなんだけどそれにしても彼らがまさかこんなに早く結婚するとは思わなかったのに。

 ダンナの方は1年半くらい前からけっこう親しくしている31才、某省庁にお勤めの世間的に見ればけっこうエリート。なんでも5年前に結婚寸前までいってた彼女がいたらしいんだけど浮気がバレて式の3日前に破談したそうなのよ。

 奥さんの方は半年ほど前にサイトを開設して、非常にイイ感じだったので相互リンクしたり顔を合わせたりするようになった33才。8年付き合っていた彼氏(こっちとも面識アリ)がいたんだけどこれから結婚するダンナと初めて顔を合わせた途端にその彼氏と別れ、別れた途端にダンナに言い寄られて付き合いはじめた豪傑。

 別に道徳的にどうなのかとか言うつもりは全然無いしアタシは素直に祝福するんだけどしかし。二人とある程度親しいアタシ的には非常にお似合いで良いカップルだとは思うんだけどしかし。

 たしかに奥さんが8年付き合ってた彼氏は無職で、一緒にプロレス見に行く時もチケット代は奥さんが出してるような甲斐性無しだった。別にそれが原因で別れたわけではないことは知ってるけど世間的には妥当な選択だと思うわ。ダンナと初めて顔を合わせた直後に別れたのはなにかどうも猛烈に気になるんだけど。しかもそのダンナが8年付き合った彼氏と違ってある程度金持ってて奥さんにベタ惚れなのがバレバレで彼氏と別れたなどと口に出そうものならすぐさまものすごい勢いで言い寄ってくるのは想像に難く無いというか鉄板で言い寄ってくるに違いない人なのよ。実際そうなったんだけど。

 二人が初めて顔を合わせた2日後、奥さんが自分のサイトの日記に彼氏と別れた事を書き、その3日後ダンナが奥さんに告白、翌日初デート、更にその3日後にはダンナがプロポーズ。

 たしかに二人とも三十路で焦る年頃だし結婚は半年以内かしら、と奥さんの「彼氏と別れた〜」という日記を読んだ時にアタシは思ったんだけど。しかしその3週間後に「結婚式にはぜひ出席してね」と言われるなんて想像もしてなかったわ。もう式まで1ヶ月足らずかぁ。

 あまりにも直情、あまりにもわかりやすい話。これって世間的に見たらどうなのかしら。とりあえず「ネットでは秘密にしといて!」と頼まれているのでこっちのサイトで書いてはみたけど。おもしろすぎて黙ってられないから。

 でもどうなのかしらこれ?どう、世間的に?
2月8日

 朝、とは言ってもお昼近く、ドアベルの音で目が覚めた。
 誰だよこんな非常識な時間に、と思いながらドアチェーンをかまして細くドアを開けると想像もしてなかった光景が。

 お城の舞踏会での疲れもまだ抜けてないその日。午後からいろいろとやる事があるというのに何故アンタがここにいるんだ五、六百キロ離れたところにいるはずなのに。というかもうとっくの昔に終わってるもんだと思ってたのになぜ。

 とりあえず外で待ってるように言って、急いで顔を洗って歯を磨いて着替えた。約5分で準備を整え、とりあえずごはんでも食べようかと駅へ向かって一緒に歩いた。

「全然電話に出ないから心配になってさぁ」

 1年以上も連絡すら取ってないというのにまだそんなことを言ってるのかアンタは。天ぷらを食べながら見る奴の顔は、随分と老け込んで見えた。

「そろそろ私も定年だしさ、ヒマになるよ。」

 へ?ちょっとまってよ定年?え、えーと今いくつ?

「59」

 ごじゅうきゅう?えーと初めて会った時はたしかん〜と7年くらい前?で、その時50代ってことは聞いてたような気がするしそうすると59でもおかしくないんだけどでもだっていくらなんでもアナタ59ですってもうすぐ60って5年後には年金暮らしですかぁ!?

 ごはん食べて別れる時に、ケータイの番号が変わったから、と名刺を渡されたが駅のゴミ箱に捨てた。だってアナタ、59才って。
2月6日

 あーなんだっけ、そうそうわたるちゃんにお城の舞踏会に連れていかれた話ね。

 新潟くんだりからわたるちゃんが出てくるっていうからさぁ、ウチの掲示板に前にしょっちゅう書き込んでくれてたしってことで銀座で茶でも飲もうかって話になったのよ。それがあのスベタ、「アタシこれからお城の舞踏会に行くのよアンタも来なさいっていうかついて来い。会費ならアタシが出してやるわよこのうすら貧乏人がよぉ!」なんて上等ぶっこきやがって横浜の某所に屹立するコンクリート打ちっぱなし3階建て全面吹き抜けなちょっと建築家が建てたっぽいステキなお城に拉致されたってわけよ。

 アタシこれでも臆病な小娘じゃない?そんな豪華なお城なんかに着の身着のまま連れてかれて普段食べられないような食い物においしいワインなんて出されちゃうとなんかもう怖くなってきちゃって「こりゃ飲みまくって感覚を麻痺させるしか!」って感じでぐびぐびと浴びるように飲みまくっちゃってほら、なんてったってお城の舞踏会じゃない?列席者の方たちもみんな上品でアレだったんだけどそんななかでアタシったらまるで新橋の立ち飲み屋でとぐろをまくオヤジめいた雰囲気を独り醸し出していたわけよ。いやん恥ずかしい!

 後日舞踏会に集まった方たちのサイトをこっそり見て回ったところ、アタシのことは「あやつ」とか「なんてったってアレが…」とまるで汚物ライクな記述のされっぷりでなんだかアタシ汚れ女優?ダメ?いやダメなのは今に始まった事じゃないっていうかエニタイムダメなんだけどでもそんなにアタシ大変だった?あんま記憶に無いんだけど(つーか記憶飛んだし)どうしようどうしましょうアタシったらバカバカ!と自らを責めつつも浴びるように飲んだわりに二日酔いのひとつも出ない自分の強靭な肝機能に感心してみたりと大混乱な出来事だったわけよ。

教訓:安易に口車に乗るべからず

 いや料理も酒も美味かったんだけどさ。
2月5日

 あー面倒臭え。
 なんかオネエぶっこき続けるのも飽きたので雑記サイトにします。オネエな気分の時はオネエに、そうでないときはそれなりにダラダラやってくのでよろしくー。

 ちなみに円のおへや閉鎖・新サイト開設ということでなにか気の利いたサイト名にしようと思ってたんだけどなかなかいいのが思いつかない。最初は「四畳半風呂無し共同トイレ」とか「40代無職独身親と同居」とかそんな方面のタイトルを考えてたんだけど後で始末に負えないくらいに後悔しそうだったので無難に「銭牝」でまとめることにしました。

 もちろん面倒なので自己紹介とかリンクとか全部円のおへやのをそのまんま使います。だったらなんのために閉鎖したんだよって気もしますがほら、なんかアレよ、女房と畳は新しい方がいいって言うじゃない。ソレよソレ。


 なんか疲れたから、わたるちゃんに連れていかれたお城の舞踏会の話を書くのも面倒。その話はまた今度。