石田三成関係の出版物リスト


ここで紹介するのは、これから三成の事を知りたいという方のための、三成関係の文献集です。まずは、石田三成の伝記関係から・・・・

−−−目次−−−

1.石田三成の伝記
2.石田三成の小説
3.石田三成の評論その他

1.石田三成の伝記

(1)「石田三成の生涯」白川亨著 新人物往来社 ’95.1.10

著者の白川さんは、関ヶ原戦後に津軽にのがれた三成の子孫に繋がる方です。自らの先祖の足跡を自分の足で辿られた文には力があります。特に「霊牌日鑑」らの史料を中心とする石田家のルーツに関する検討は秀逸です。
近々、続編が出版されるそうです。続編では三成の閨閥や関ヶ原前後の北政所の関係についての新説が掲載されるそうで私もたいへん楽しみにしています。
なお右の写真は、著者の白川さん宅を訪問した際の一コマです。

(2)「石田三成」小和田哲男著 PHP選書 ’97.1.6

ご存じ 戦国研究の第一人者、大河ドラマ「秀吉」の考証もされた小和田氏の最近の著書です。読みやすい文体とまとまった内容の本です。特に三成の「都市計画のプランナー」としての一面に注目した点は、新しい視点を開かれた思いがします。
右の写真は近江・観音寺で石田三成に関する講演を行っている際の小和田氏のスナップです。

(3)「石田三成」桑田忠親著 講談社文庫 ’82.10.15

文庫サイズでお手軽な一冊です。内容も三成の生涯が全体的に網羅されていて、最初の一冊としては特におすすめと思います。

(4)「石田三成のすべて」安藤英男編 新人物往来社 ’85.3.15

新人物往来社「〜のすべて」シリーズの中の一冊です。「〜のすべて」は内容的にはお粗末なものも多い(失礼!)と聞いてますが、この本はなかなか良い線行ってるのではないでしょうか。特に後半の資料編は、何かの折りに参照できます。

(5)「石田三成」今井林太郎著 吉川弘文館 ’61.8.15

「稿本石田三成」と並んで、もはや古典的一冊の観もあるこの本です。でも吉川弘文館が続刊してるので入手は簡単ですし、とりあえず抑えておくべきでは?

(6)「読本 石田三成」 長浜市立北郷里小学校 ’66.10.1

小学校の先生方が作った本です。基本的に子供向けですが、地元近江の伝承なども収録されていて、結構楽しめます。地元の史料館等で入手可能と思います。

2.石田三成の小説

三成及び三成を巡る人たちを描いた小説は、私の知る限りでは以下のようなものがあります。
中では、何といっても司馬先生の「関ヶ原」が一押しですね。

他にも三成関係の小説ありましたら教えて下さい。

(1)「関ヶ原」(上中下)司馬遼太郎著’70.6.20新潮文庫

三成ファンの必読書!
(2)「巨いなる企て」(1〜4)堺屋太一著’88.7.20毎日新聞社
三成の事績を現代感覚で捉えなおした名著
(3)「密謀」(上下)藤沢周平著’60新潮文庫
直江兼続を軸に石田三成と関ヶ原を描く・・・
(4)「石田三成」徳永真一郎著’89.5.15PHP研究所

(5)「闘将島左近」佐竹申伍著’61光風社出版

(6)「戦国大逆転戦記」 桐野作人著 ’93.8.10 勁文社
関ヶ原決戦、三成渾身の謀略戦を制す

3.石田三成の評論、その他

以下のリストは、三成関係の評論他の出版物です。
内容的には、通俗的な「三成悪人説」に傾き、とてもお勧めできないものもありますが、取り敢えず資料という位置づけから、できるだけ多くの書物を出版日順に記載しました。
タイトルを見るだけでも三成に対する一般のイメージが掴めるのでは?、と思います。
何らかの折りにご参照ください。

(1)「関ヶ原合戦記」 西野辰吉著 ’94.6.25 勉誠社> (2)「関ヶ原合戦」笠谷和比古’94.2.1講談社

(3)「現代語訳 名将言行録 軍師編」加来耕三訳 ’93.11.5 新人物往来社

(4) 「武将大名たちのリストラ戦略」加来耕三著’93.10.23実業之日本社

7 石田三成、異才の豊臣官僚
(5)「意気に燃える―情念に生きた男たち」沢田ふじ子著’93.10.15広済堂出版
石田三成―清涼の士
(6)「才幹の人間学―智謀の群像たち 士は己れを知る者の為に死す」南条範夫著’93.5.22 ベストセラーズ
主役の実像・石田三成
(7)「直江兼続のすべて」 花ケ前盛明編’93.5.10 新人物往来社
直江兼続と石田三成
(8)「関ケ原の戦い―勝者の研究・敗者の研究」 小和田哲男著’93.3.25三笠書房
最後の勝利者になった家康、一方、勝てるはずの戦いを落とした三成
(9)「こんな男が乱世に勝つ―戦国武将に学ぶ」 早乙女貢著 ’93.3.15広済堂出版
信念の研究―「太閤の知将」石田三成の場合
(10)「武将に学ぶ苦境からの脱出」 松本幸夫著 ’92.11.30総合ライフ出版
人望を得られない無念の敗北 石田三成;
(11)「徳川家康」 山本七平著 ’92.11.20プレジデント社

(12)「謎の人物 艶本日本史―日本史を彩った痛快人間たち」 風早恵介著’92.10.25 日本文芸社

(13)「天下掌中にあり 豊臣秀吉」 戸部新十郎著 ’92.10.15 広済堂出版
豊臣政権の宰相―石田三成
(14)「話のタネ本 日本史―英雄・烈女の意外な色と欲」 村松駿吉著 ’92.9.25 日本文芸社
石田三成 乱世のプレイボーイ;
(15)「戦国合戦かくれ話―野望に燃えた武将たち!」 土橋治重著 ’92.9.6 大陸書房
石田三成逃亡の跡を行く―関ヶ原の敗北
(16)「主役・脇役おもしろ列伝―歴史変遷の人間模様!」 加来耕三著’92.7.5大陸書房
石田三成―利休謀殺の黒幕
(17)「物語 日本の歴史 20 関ヶ原の合戦」 笠原一男編 ’92.6.10木耳社

(18) 「戦国の参謀たち―信長・秀吉・家康を支えた「副」の生き方」 小和田哲男著 ’92.5.12 実業之日本社
石田三成―“豊臣内閣”の辣腕官房長官
(19)「物語 日本の歴史 19 関ヶ原の戦い前夜」 笠原一男編’92.5.10 木耳社

(20) 「消された英雄伝承の謎―ミステリー意外史!!」 加藤□著’92.5.5ベストセラーズ

(21)「秀吉の戦略―戦国の英雄たち」岡本良一;児玉幸多;和歌森太郎;他 著 ’92.2.20 小学館

(22)「落花の人―日本史の人物たち」 多岐川恭著’91.11.20 光風社出版
猛将と知将の出合い―島左近と石田三成
(23)「戦国武将 誰も知らない苦労話」 桑田忠親著 ’91.9.10 三笠書房
第3章 関ケ原の合戦―東軍・西軍ウラ話(“秀吉になり損ねた男”石田三成の誤算;こんな苦労もあった関ケ原の内と外)
(24)「名将を支えた戦国の異能群団―雑賀衆から柳生一族まで覇権に隠された群雄の知略」桐野作人著’91.7.15 日本文芸社
第3章 政権を強固にした官僚集団―天下統一を可能にする経済基盤(石田三成・長束正家;伊奈忠次;大久保長安)
(25)「松下幸之助発言集 6」 松下幸之助著;PHP総合研究所研究本部松下幸之助発言集編纂室編 ’91.6.27PHP研究所
石田三成の生き方に思う
(26)「英雄・女人に学ぶ人間学」 高橋英司著 ’91.4.1 時事通信社
経営センス抜群の能吏―石田三成
(27)「豊臣秀吉―人心収攬の極意」 渡部昇一ほか’91.1.27著プレジデント社

(28)「戦国武将の本領」 戸部新十郎著 ’91.1.10読売新聞社

(29)「決断―歴史に識る戦国策」 赤羽尭著’90.12.10 ベストセラーズ

(30)「魅力あるリーダーとは―歴史の中の肖像」 加来耕三著 ’90.9.20日本経済新聞社
4 関ヶ原―家康と三成のリーダーシップ
(31)「肥後の清正―桐と葵のはざまを生きる」 熊本出版文化会館編’90.7.30 熊本 熊本出版文化会館;亜紀書房〔発売〕

(32) 「逆転」日本史 土橋治重著 ’90.6.15 天山出版;大陸書房〔発売〕

(33)「名将の社長学―信長はランチェスター法則を活かした」 武田鏡村著 ’90.5.14 ビジネス社
6 エリート人材と派閥の研究―石田三成
(34)「戦国武将の食生活―勝ち残るための秘伝」 永山久夫著 ’90.3.5河出書房新社
抜群の知能力で出世した石田三成
(35) 「人心掌握の天才たち―戦国武将に学ぶリーダーの条件」 童門冬二著 ’90.2.15 PHP研究所

(36) 「戦国武将に学ぶ勝敗の分岐点―勝機をつかむ武将、つかめない武将」
吉岡行雄著’89.12.10 産能大学出版部
実戦家・家康に追い込まれた秀才・三成の誤算
石田三成に見る机上理論の脆さ;
(37)「新編 日本武将列伝 5 東西決戦編」 桑田忠親著’89.10.31秋田書店

(38)「戦国武将国盗り秘話」 早乙女貢’89.10.16著 PHP研究所

(39)「日本史探訪 戦国時代 3 天下人秀吉の夢と現実」 さいとうたかを著’89.8.30 角川書店
分裂する家臣団―豊臣政権を支えた文官派・石田三成
(40)「石田三成」 尾崎士郎著’88.10.20 光文社

(41) 「戦国と現代 成功の原則―作家や学者が書かなかった真の勝者」 新井喜美夫著’88.4.30 プレジデント社

(42)「戦国のブレーン学―トップを支える知恵と心」 大和勇三著’88.4.20世界文化社

(43)「戦国・覇者の戦略 4」 秀吉の知略’88.4.1 小学館

(44)「関ケ原合戦写真集」 安藤英男著’88.3.5 新人物往来社

(45)「日本を創った戦略集団 2 戦国の組織と人脈」 堺屋太一;田原総一朗;三浦朱門;百瀬明治;童門冬二;小和田哲男著’87.12.21 集英社
石田三成の思想と戦略
(46)「自分らしく生きるための名「脇役」事典―戦国武将〜現代経営者に学ぶ」百々由紀男著’87.11.25 公人の友社
5 悲劇の“名脇役”石田三成の誤算
(47)「戦国武将名言集」 桑田忠親著’87.11.10 広済堂出版
石田三成〈借金する人は愚人なり〉
(48)「関ヶ原の戦い―運命を決する頭脳戦略」 二木謙一;古川薫;津本陽;
光瀬龍;大和勇三著 ’87.10.1世界文化社
―深謀遠慮の覇王家康と、戦術なき彷徨を続けた三成の関ヶ原の戦い」
から、熾烈なビジネスを勝ち抜くための戦略と、人間学を学ぶ。
(49)「戦国武将おもしろ大百科」 山梨輝雄著 ’87.9.15広済堂出版

(50)「日本史の巷説と実説」 和歌森太郎著 ’87.9.4河出書房新社

(51)「戦国武将ビジネス読本―統率力と戦略」 南條範夫著’87.5.10 広済堂出版
4 石田三成・欠けた政略、人望
(52) 「戦国おもしろ読本―武将の謎・逸話・真実」 桑田忠親著’87.5.10広済堂出版
石田三成とその不死説
(53)「謎の人物おもしろ日本史」 風早恵介著’87.2.10 日本文芸社

(54)「戦国名将に学ぶ勝ち残りの戦略―状況の読み方・生かし方」 風巻絃一 著’86.12.10 三笠書房
石田三成の「お茶汲み」戦法
(55)「参謀と演出―組織を活かす補佐役の智恵」 佐々克明ほか著’86.10.15 三笠書房

(56)「石田三成写真集」 石田多加幸文・写真’86.8.30 新人物往来社

(57)「名将ちょっといい言葉―武将に学ぶビジネス訓」 宝井琴鶴著’86.8.1 商業界

(58)「囲碁の世界」 中山典之著 ’86.6.20 岩波書店

(59)「大軍師直江山城守」 中村晃著’86.6.15 叢文社

(60)「勝者は歴史を読む 1 乱世に生きる」 南条範夫著’86.5.25六興出版
不幸な性格;史論・石田三成
(61) 「強い指導者―戦国武将新研究」 会田雄次;百瀬明治著’86.4.15力富書房
石田三成 直・鋭;プロジェクト・リーダーの条件
(62) 「日本武将譚」 菊池寛著’86.3.25 文芸春秋

(63)「関ヶ原合戦」二木謙一著’82.2.25中央公論社

(64)「豊臣秀吉」山路愛山著 岩波文庫
ファン必読の三成評あり!

ホームへ戻る

Copyright (C) 1997