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四季のスケッチ すてきに神戸TopPage

10 May 2006
徳川道を歩く
(5月3日の記録)
 連休は快晴でスタート。格好の山歩き日和。今回は灘区・護国神社から杣谷川(カスケードバレ イ)を杣谷峠まで遡上し、穂高湖から徳川道をトエンティクロスまで出て、市が原を経て新神戸ま で下るコースを歩きました。

 「徳川道」は、兵庫開港に伴う居留地における外国人とのトラブルを避けるため、西国街道の付 替え道として幕府の命により急遽建設された新道です。海沿いの主要幹線である「西国街道」を、 石屋川-杣谷-摩耶山裏-小部-藍那-白川-高塚山-大蔵谷と大きくう廻するルートでした。  新道の完成は1867年12月7日。しかし2日後の12月9日には「王政復古」で参勤交代も なくなり新道の必要性はなくなり「徳川道」は一度も使用されることもなかったとのことです。こ のコースを歩くとき、そんな歴史のことを考えます。

 護国神社から長峰ダムまで住宅街を歩きますが急な坂が延々と続きこたえます。長峰ダムを越え るともうそこは自然の中です。



 長峰ダムのすぐ上流の杣谷ダムでは、家族連れがバーベキューを楽しんでいます。連休ならでは の光景です。「安近短」がお手軽です。



 杣谷ダム上流の川原を横切って山道に入り、沢伝いに登山道を進みます。谷の水音が涼感を誘い ます。長峰ダムから1時間ほど行くと比較的落差のある滝に出ます。
 カスケードバレイのCascadeは小さな滝が段をなして続く様を表現しているのでしょうが、大小た くさんの滝があります。
 この滝を過ぎるとほどなく階段の道になります。ここから杣谷峠まで1時間ほどは階段状の登山 道を登っていきます。

 杣谷峠で長峰山からのコースと合流します 。峠の近くのドライブウエイ沿いにトイレが設置されています。

コース図(1)護国神社~杣谷峠


沢づたいの道は涼感が漂う


コース図(2)杣谷峠~森林植物園
 杣谷峠からドライブウエイを横切って穂高湖へ。穂高湖は連休ということもあって多くのグループで賑わっていました。穂高湖から徳川道に進みます。比較的平坦で歩きやすい道です。20分ほど下ると谷川に出ます。桜谷道との合流点(徳川道出合)です。


徳川道

 徳川道出合から谷川沿いの林道を歩きます。杉やヒノキの植林地帯を抜けていきますが足取りの軽くなるコースで、20分ほど歩くとトエンティクロスとの合流点に至ります。北の方へ進路をとれば谷上方面への山田道です。トエンティクロスをちょっと下ったところに森林植物園への分岐点があります。


徳川道の杉林


八重ヤマブキ(穂高湖)


マムシグサ


カキドオシ
 森林植物園近くのトエンティクロス沿いに、白い花をつけたスミレを見つけました。図鑑で調べると「ツボスミレ」という種類のようです。北海道から九州まで広く分布するスミレ科の多年草で、湿原の付近に生育するそうです。そういえばこのスミレは河川敷の中に咲いています。


コース図(2)森林植物園~新神戸駅


静かに水を湛える布引貯水池


ナワシログミの実(布引貯水池)


森林植物園との分岐



珍しい白い花のスミレ


市が原への道

 今秋、兵庫県で開催される国体での山岳競技のコースに市が原から摩耶山までの天狗道が使用されるそうです。その準備のためか至る所登山道が整備されています。以前は岩がむき出しだったこの道も丸太の階段が設置され、そこに木っ端が敷き詰められてクッションがあって足に優しい登山道となっています。


ヤマブキ(布引)
本文中に使用した地図の出典:日本地図センター「25000段彩・陰影画像(神戸首部)」

Posted by Kenji Kato at 12:01 AM KDT
Updated: 11 May 2006 3:03 AM KDT
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