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四季のスケッチ すてきに神戸TopPage

27 March 2004
「阪神大物」物語
 私は、小学校時代、大学生時代を阪神大物駅の近くで過ごしました。「大物(だいもつ)駅」は、阪神尼崎駅の一つ大阪寄りにある本線と西大阪線とが分岐する駅です。小学生当時は、西大阪線がまだ「伝法線」と呼ばれ、本線とともにまだ踏切のある鉄道でした。二つの線に挟まれた三角地帯に日紡工場跡が廃墟として残っており、子供たちの格好の遊びと冒険の場でした。伝法線を線路づたいに伝法駅まで歩き水没した大谷重工業の跡地の海岸でハゼやエビを取ったり泳いだり思えば危険な遊びをしてました。本線の北側には「大物公園」という野球グランドや相撲場もある比較的大きな公園で、鉄道敷との間が草原になっていて、ここで火遊びをしていたら火が広がり電車を止めてしまったこともありました。

阪神大物駅(左:本線、右:西大阪線)
 その後、伝法線は西九条まで延伸されて環状線と接続、将来環状線を越えて東に伸ばせるよう西九条駅は環状線より高い駅舎でした。新しい「西大阪線」には西九条と三宮を結ぶ「西大阪特急」が運行されました。途中の停車駅は尼崎駅のみで、大学生だった私はこの特急を気に入り阪急六甲まで行くのに三宮乗換えで通学したものです。  昭和40年代の末ごろに阪神本線、西大阪線の高架化が進められました。とともに尼崎駅近くにあった県立病院が「大物公園」に移転し、本線と西大阪線との三角地帯の日紡跡地が公園に整備され昔の面影はなくなりました。また乗車率が悪かったのか「西大阪特急」は廃止されました。西九条からの延伸も地元の反対で頓挫していましたが、最近「西大阪線」の近鉄難波駅までの延伸事業が着工され、2008年開通をめざして近鉄と阪神が接続され三宮と奈良とが直結される予定とか。「西大阪特急」で快適に通学した思い出が「近鉄特急」として蘇ることになります。身内に不幸があってここ数日間「大物駅」で乗降りする機会があり、そんな昔の出来事を思い出します。



Posted by Kenji Kato at 12:30 AM JST
Updated: 27 March 2004 11:00 AM JST
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