![]() 1981年のポートアイランド (中央市民病院のパンフレットから) |
職場の机の中に開設当時の市民病院のパンフレットがあって、その表紙の写真に懐かしい風景を思い出しました。「山、海へ行く」、「都市経営」。神戸市が「マルク債」を導入するなど積極的な資金調達により民間開発業者を凌ぐ大規模な宅地開発を推進し、そこから得られた財源を市民福祉の向上に活用していくというシステムが他の自治体から注目され「株式会社・神戸市」が都市経営のモデル的内実で語られていた、その絶頂期がポートアイランドという「海上文化都市」の誕生であり「ポートピア'81博」ではなかったかと思います。 当時、私は福祉行政を担当する部署に属し、福祉事業の企画・調査が私の仕事で、「ポートピア博」の中でボランティア運動の展開、国との「国際障害者年」関連事業の開催、「神戸館」での福祉展示なども担当させてもらいました。 1985年に開催された「ユニバーシアード神戸大会」では組織委員会に派遣され報道関係の仕事を担当しましたが、オフィスはポートアイランドの市民広場にある「国際交流会館」でした。こうしたポートアイランドとの関わりの繰り返しが私をここに住むように仕向けたのかもしれません。 この写真でもよくわかりますが、出来立ての街は街路樹もまだ植樹された直後で今の光景とは隔絶の感があります。市民病院の向かいが私の住むマンション、その上が博覧会の会場です。 |