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四季のスケッチ すてきに神戸TopPage

16 April 2004
摩耶・六甲の自然再発見
1.山歩き再開
 ここ数年、機会があれば摩耶山、六甲山に登ってきました。最初は、年を重ねて体力や足腰に衰えが見えてきた状況のなかで自分の残存能力を確かめるつもりで、かつて若い時分に親しんだ山道を歩くことから始めました。
 神戸市街の中心地に近いポートアイランドに住んでいることもあり、手近な新神戸駅裏の布引登山道から市が原、天狗道をたどり摩耶山に至るコースを定番としながら、下る道をその時の天候、季節、体調・気分に応じて青谷道、上野道、山寺尾根道、カスケードバレイ、長峰尾根道といった近距離から、桜谷道、徳川道、シェール道をトエンティクロス経由で市が原、布引と下る少し距離のあるコースをとることもありました。時には、有馬、宝塚まで頑張ることもあります。




2.自然再発見
 春夏秋冬それぞれの装いを変えながら、道行く私にも挨拶を送っているように思えてきたのです。様々な姿を表現しながら親愛の情を示しているのに、私は名前さえも知らずにただ一瞥するだけで通り過ぎるだけ、何故か申し訳なさを覚えました。長く人生を生きてきたが殆どの樹木や花の名前すら知らず、まして彼らの豊かな営みをしるよしもありません。
 それからは、山道を歩きながら周囲の自然を観察するようになり、ハンドブックやデジタルカメラが必携の持ち物になりました。自宅には樹木に関する書籍が増えてきました。道草ばかりで目的地まで極端に時間がかかるようにもなりました。



3.自分自身の成長の記録-ホームページ
 1年ほど前からホームページを開設し、登山記録などを掲載しています。なかなか整理しきれないなかでアップしてきましたが、振り返ってみると内容が登山記録から樹木紹介的なものに変化していることに気が付きます。  最初は、コースの紹介などを試みていたものですが、自分自身の興味が変わっていったことを反映して最近は樹木や花の登場が多くなっています。登山記録が私の成長過程の記録でもあります。どこまで成長できるのか、楽しみにしてこれからも山登りにチャレンジしていきたいと思います。


徳川道

 そんな繰り返しをしているうちに、摩耶・六甲の主だった登山コースを踏破してみたい気持ちになり毎週、時には土・日連続で挑戦しました。これまで知らなかった景観や緊張の谷筋など感動するところも多いでした。  走破したコースを地図に塗りつぶしていくうちに地図に記されたコースで走破してないコースが殆どなくなったころ、私の関心は新たなものに向けられ始めていました。歩くことだけを目的にしていた自分が何時しか周囲の自然に目がいきだしたのです。それは、いつも何気なく通り過ぎていた登山道沿いに生えている樹木や草花たちでした。



 単葉・複葉、鋸歯・全縁、互生・対生、葉の厚さ・光沢、毛の有無、幹の様子など、人間と同じでそれぞれ個性を持っています。特徴を把握するため観察するポイントが多くなるほど樹木との対話には時間がかかります。
 しかし、不思議なものでこちらがその気になって関心をもって臨んでいると知り合いはどんどん増えていくものです。こうなると山行きが無性に楽しくなります。今日はどんな木々たちと巡りあえるのか、リュックに図鑑類を詰め込んでまた山に登るのです。


(このページの花は六甲山高山植物園で撮影)

Posted by Kenji Kato at 1:02 AM KDT
Updated: 16 April 2004 2:09 AM KDT
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14 April 2004
布引ハーブ園
 昭和42年7月8日から9日にかけて、台風第7号くずれの低気圧が西日本に停滞していた低気圧を刺激して、近畿地方以西の西日本各地に局地的な集中豪雨をもたらしました。当時私は大学1年生、阪急西灘駅(現・王子公園駅)近くに所用があり阪神尼崎から今津線経由で行こうとしましたが阪急電車は不通。しかも阪神は大石まででストップ。豪雨の中歩いて目的地まで行きました。


ハーブ園からの神戸市街


 特に新神戸駅の北方、布引谷上流の市ケ原では、世継山の山肌を削り取って斜面に造成されたゴルフ場が長さ140メートル、幅40メートルにわたって大規模な斜面崩壊を起し、山麓に住む21人が避難していた集会所もろとも生き埋めになりました。この災害が契機となって急傾斜地対策として「急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律(急傾斜地法)」が制定されたそうです。天狗道経由で摩耶山に登るとき市ガ原の災害の跡地を通りますが、いつも昭和42年のことを思い出します。


ハーブ園で見かけた花々


市ガ原側から望むハーブ園

 用件を済ませ帰ろうとしましたが阪急は路盤が流され不通、国鉄灘駅まで下ったものの国鉄も不通、それでは阪神電車でと国鉄灘駅の南側に出たら駅前から阪神岩屋駅にかけての道路は濁流の川状態で近づけず。その日は阪急電車が車内を開放してくれて車内泊でした。
 この集中豪雨の被害は大きく神戸で約100名の方が死亡又は行方不明となり昭和13年阪神大水害についで42年水害と言われています。



 世継山ゴルフ場の跡地を神戸市が「布引ハーブ園」として整備しました。ここは神戸の観光スポットの一つになっていますが、昭和42年の出来事を知っている人は少ないことと思います。先日、ぶらりとハーブ園を訪れてみました。ラベンダーをはじめ美しく香り高い花々に彩られていましたが、私には鎮魂の花園に思えます。



Posted by Kenji Kato at 12:56 AM KDT
Updated: 16 April 2004 12:34 AM KDT
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12 April 2004
神戸港と私

夕陽の神戸港

 勤務先が神戸の中心地、三宮からポートアイランドに変わってから運動不足を補うため仕事帰りに用事を作っては三宮まで歩くようにしています。今日は、いつもと趣向を変えてポートアイランドの北端、神戸大橋のたもとにある北公園に寄って、大橋の西側の遊歩道を渡りました。
 午後6時ごろで太陽が六甲連山の西に沈もうとしていました。まだ三木市に住んでいた20年ほど前、ポートアイランドにある国際交流会館にあった「ユニバーシアード神戸大会組織委員会」に勤務していましたが、職場から遠い三木の自宅に帰る時、こんな夕陽を眺めながら神戸を後にしたものです。
 
 私にとって神戸港は憧れであり魅力に溢れたものでした。神戸港に珍しい帆船や客船が寄港したときの休日など子供を連れて三木からはるばる遊びにやってきたものです。もっと以前の学生時代にもカメラを持って大学の帰りに港風景を撮りにきたこともありました。
 大学の図書館で遅くまでいて大学本部前の階段を下るとき眼下に光に溢れた神戸の街並みと港がありました。私の一番好きな時間と場所でした。私の潜在意識の中に育った「神戸」が、私を神戸に導いたのかもしれません。
 こうして神戸港の風景を見る度に、ますます神戸が大好きになってくるのを感じます。「すてきに神戸!」

Posted by Kenji Kato at 10:18 PM KDT
Updated: 12 April 2004 10:23 PM KDT
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8 April 2004
コナラも開花

 最近は街中の何処を歩いていても新緑、若葉に溢れています。生命の躍動を感じる毎日です。今日は、コナラの開花に出会いました。
 コナラは六甲山地に多く見られるコナラ属の落葉高木。秋にはドングリを実らせ落葉します。クヌギとともに薪炭材として利用されていました(因みに備長炭はウバメガシです)。シイタケのほだ木にも利用されています。4~5月に若葉と同時に花を咲かせます。雄花序(写真左上)は長さが6~9センチで本年枝の下部に多数垂れ下がります。雌花は小さく目立ちません。









Posted by Kenji Kato at 12:59 AM KDT
Updated: 8 April 2004 1:34 AM KDT
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6 April 2004
神戸の街は植物園
 山歩きから植物に興味を持ち出してから、山の中だけでなく街中の並木にもつい目がいくようになったのですが、神戸の街の街路樹は道路毎に特定の種類の樹木が植えられていることに気が付きました。写真は三宮JR高架沿い(南側)のホーキハナモモです。
 元町から西側にはベニスモモが植樹されています。フラワーロードはクスノキ、花時計から大丸にかけてケヤキ、旧居留地に各通りには、ホソバタイサンボク、シラカシ、プラタナス、カイズカイブキ、アメリカハナミズキ、イチョウ、コブシ。
 市役所前から磯上公園にはイスノキ、鯉川筋にはネムノキ、サンゴジュ、アオギリ、ナンキンハゼ、トアロードには、クロガネモチ、サルスベリ等々。
 その種類の多さに驚きます。神戸のしゃれた町並みを散歩しながらこうした木々の四季の移り変わりを観察するのも結構たのしいものです。
 町並みの風景をカメラに収めていますが、一度整理して紹介できればと思っています。


ホーキハナモモ

Posted by Kenji Kato at 11:34 PM KDT
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最後の一基

船に積込み中のクレーン
 コンテナ船の大型化等で利用されなくなったポートアイランドの西側のコンテナ埠頭に長い間、転用先がないのかクレーンが1基ポツント残されていました。今日、船首と船尾しかないようなイワシの骨のような船がクレーンの側に横付けされていました。夕方、ポートライナーからイワシの船に積込まれているのが見えました。クレーンを分解しないでこんな風に移動させるのですね。背の高いクレーンで船のバランスは大丈夫なのでしょうか。いずれにせよ今となっては不釣合いに孤立していたクレーンが嫁入りしてすっきりします。



Posted by Kenji Kato at 12:34 AM KDT
Updated: 6 April 2004 11:04 PM KDT
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5 April 2004
春の雨

イチョウの若葉
 日曜日は、朝から雨で肌寒い一日となりました。桜も今日が見納めではないかと思いますがあいにくの天気。しかし、外に出てみると雨に打たれて街路樹のクスノキの新緑がひときわ目立ちます。
 クスノキに負けずイチョウの枝からも可愛い若葉が顔を出していました。雨に濡れてみずみずしい新鮮さを見せています。
 

みずみずしいクスノキの新芽

Posted by Kenji Kato at 12:43 AM KDT
Updated: 6 April 2004 1:39 AM KDT
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4 April 2004
ユキヤナギ
 ユキヤナギは、バラ科シモツケ属の落葉低木。本州の関東以西、四国、九州に分布しています。庭木や公園樹として広く用いられています。ポートライナーの中公園駅と市民病院駅との間の遊歩道で, ユキヤナギが枝一杯の花に覆われていました。繊細な姿をしていますがユキヤナギが自生するのは川沿いの岩場など水をかぶる場所や養分の乏しい場所だそうです。厳しい環境に耐える野性的な木でありながら優しそうな姿をしているのが魅力的です。




ユキヤナギ






Posted by Kenji Kato at 11:25 AM KDT
Updated: 4 April 2004 1:20 PM KDT
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3 April 2004
鈴懸の木

アメリカスズカケノキ
 道を歩いていたら歩道上にマツボックリのような実がたくさん落ちていて、上を見上げてみるとアメリカスズカケノキでした。秋に葉を落として枝一杯に実をつけていたところから若葉が広がろうとしています。そして古い実を振るい落としているのでしょう。そういえば東遊園地のメタセコイアの木々の下にも実が一杯落ちていました。いよいよ新緑の季節です。
 アメリカスズカケノキは、日本で公園や街路樹として沢山植えられています。明治末期に渡来したそうです。4月ごろに、雄花と雌花が別々に頭状花序をつくります。「そう果」が多数集まって直径約3cmの集合果(鈴のような形をしてます)を形成し、果柄に1個ずつ付きます。





Posted by Kenji Kato at 12:32 PM JST
Updated: 4 April 2004 11:50 AM KDT
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2 April 2004
トチノキ
 ポートライナーの「貿易センター駅」から東遊園地方面への道路に街路樹としてトチノキが植樹されています。1月前まで通勤経路であったため季節の移り変わりを眺めながら歩いてました。秋にはその大きな葉の枯れ行く様は美しいものとは言えず、朽ち果てながら散っていきます。冬の間は木立だけの寂しい姿です。しばらく前から冬芽に変化が現れてきていましたが久しぶりに通りかかると一本のトチノキが新緑の若葉を広げはじめていました。
 トチノキは、もともと山地に生え大きいものは高さが30メートルを超える落葉高木です。冬芽は樹脂が多くよく粘ります。葉は大型の掌状複葉で対生、小葉は5~7個あります。トチノキの種子をすりつぶしてトチ餅などを作ります。トチノキの仲間で小ぶりなのがセイヨウトチノキ(マロニエ)やベニバナトチノキで生田新道の街路樹に植えられています。





トチノキの若葉

Posted by Kenji Kato at 1:37 AM JST
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30 March 2004
転勤

市民病院と自宅(右)


 この4月1日付の人事異動で神戸市中央市民病院に転勤することとなりました。1ヶ月前に糖尿病の仲間入りを宣言され、運動療法のため約30分の距離をウオーキングでの通勤を開始し、先週の金曜日には同病院で栄養指導を受けたところでした。
 私の自宅は市民病院の真正面、バリアフリーで行けるところにあります。仕事と私生活は時間的・地理的にある程度の距離があってはじめて頭の切り替えもでき職場のストレスを家に持ち帰らなくてすむと思います。その意味では余り近すぎるのも考えものです。
 とにかく4月からは生活パターンを変えなければなりません。特に血糖値を下げるための運動をどうするか、三宮で気分転換していたのをどうするかが当面の課題です。このブログの材料もまた変わってくることでしょう。

Posted by Kenji Kato at 12:45 PM JST
Updated: 30 March 2004 3:47 PM JST
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29 March 2004
モクレン
 ポートアイランドのポートピア大通りの植樹帯にモクレンが咲き始めました。「日経パソコン」(2004.2.16)で久米繊維工業社長の久米信行氏が、ブログを始めるとただ毎日、漫然と生きているのでなく、日常のなかに素材を探して前向きに一瞬一瞬を味わうようになる旨のことを述べておられますが、私自身、この「四季のスケッチ」なるブログを始めだして、いつも何気なく通りすぎていた日常の中に不思議と季節を感じる風景を発見するようになってきました。これもブログの効用だと思います。  モクレンは中国原産のモクレン科モクレン属の小高木。ハクモクレンが幹が分化した高木性であるのに対し、生え際から多数の幹が出て灌木状の樹形になりやすいのが特徴です。シモクレン(紫木蓮)とも呼ばれ3月の終わり頃から4月の終わり頃にかけて咲きます。






ポートピア大通りのモクレン

Posted by Kenji Kato at 11:51 AM JST
Updated: 30 March 2004 12:21 AM JST
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28 March 2004
柱のきず

成長記録・柱のきず
 先日、私の家内の母が永眠しました。満80歳。戦中、戦後の混乱期を夫を支えつつ苦労を重ね、7年前に夫を送りこの度自身の最期を迎えました。本日の告別式で近隣の婦人が友人代表として弔辞を述べられましたが、胸に深く感動するものがありました。
 長女を山口県に、次女(私の家内)を三木市(当時)にと、それぞれ遠方に嫁に出しました。長男が同居していたものの娘も孫も遠い地でおいそれと会うこともできません。嫁ぎ先で苦労しているかも知れない娘のこと、可愛い孫達のことをいつも心に留めていたようです。
 家内の母は近所でも評判の世話好きで、出産・育児、嫁姑問題、親の介護のこと等々、特に他地域から嫁に来た婦人に親身になってお世話をしていたといいます。本人が言うには、遠い地で自分の娘が周りから大事にされ応援してもらえるよう、自分がこの地で自分の娘のように応援するのだと話していたことを弔辞の中で述べておられました。
 こんな思いで娘のこと、孫のことを考えていたからでしょう、娘や孫が帰ると喜んで精一杯の歓迎をしてくれました。特に私の子供達は、我が家の都合でよく預けられることがありましたが、本人達は預けられることをむしろ喜んだものでした。
 孫たちが実家に帰るたびにいつからか玄関近くの柱に成長の記録を残してくれたようです。そんな孫達も社会人になり結婚する年代になりました。先日、この柱の傷を子供たちと眺めていると過ぎ去った日々を思い出すとともに、この柱の傷の一つ一つを家内の母親はいつもどんな気持ちで見ていたのだろうかと想いました。遠くに住む我が娘や孫の幸せを祈るような気持ちで想う親の心が痛いほど伝わってきます。そして、そんなことを感じる年代になっている自分がそこにいることに気がつきました。

Posted by Kenji Kato at 9:54 PM JST
Updated: 30 March 2004 11:43 PM JST
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27 March 2004
「阪神大物」物語
 私は、小学校時代、大学生時代を阪神大物駅の近くで過ごしました。「大物(だいもつ)駅」は、阪神尼崎駅の一つ大阪寄りにある本線と西大阪線とが分岐する駅です。小学生当時は、西大阪線がまだ「伝法線」と呼ばれ、本線とともにまだ踏切のある鉄道でした。二つの線に挟まれた三角地帯に日紡工場跡が廃墟として残っており、子供たちの格好の遊びと冒険の場でした。伝法線を線路づたいに伝法駅まで歩き水没した大谷重工業の跡地の海岸でハゼやエビを取ったり泳いだり思えば危険な遊びをしてました。本線の北側には「大物公園」という野球グランドや相撲場もある比較的大きな公園で、鉄道敷との間が草原になっていて、ここで火遊びをしていたら火が広がり電車を止めてしまったこともありました。

阪神大物駅(左:本線、右:西大阪線)
 その後、伝法線は西九条まで延伸されて環状線と接続、将来環状線を越えて東に伸ばせるよう西九条駅は環状線より高い駅舎でした。新しい「西大阪線」には西九条と三宮を結ぶ「西大阪特急」が運行されました。途中の停車駅は尼崎駅のみで、大学生だった私はこの特急を気に入り阪急六甲まで行くのに三宮乗換えで通学したものです。  昭和40年代の末ごろに阪神本線、西大阪線の高架化が進められました。とともに尼崎駅近くにあった県立病院が「大物公園」に移転し、本線と西大阪線との三角地帯の日紡跡地が公園に整備され昔の面影はなくなりました。また乗車率が悪かったのか「西大阪特急」は廃止されました。西九条からの延伸も地元の反対で頓挫していましたが、最近「西大阪線」の近鉄難波駅までの延伸事業が着工され、2008年開通をめざして近鉄と阪神が接続され三宮と奈良とが直結される予定とか。「西大阪特急」で快適に通学した思い出が「近鉄特急」として蘇ることになります。身内に不幸があってここ数日間「大物駅」で乗降りする機会があり、そんな昔の出来事を思い出します。



Posted by Kenji Kato at 12:30 AM JST
Updated: 27 March 2004 11:00 AM JST
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26 March 2004
コブシとタムシバ
 3月に入って三宮の市役所・花時計前のコブシの木に白い花が咲いています。「♪♪こぶし咲く・・・北国の春♪♪」と歌われるように春を呼ぶ花で、冬枯れの街なかに色彩を呼び戻してくれます。コブシは、モクレン科モクレン属の落葉高木。樹高5~18mになり樹皮は灰色で割れ目がなく葉は単葉で互生です。葉の表面は緑色で裏面は帯白淡緑色で鋸歯はなく全縁で少し波打っています。葉に先立って白色の花が咲き、花の下に一枚の葉がつきますが、コブシによくにた「タムシバ」には葉がありません。神戸市内ではコブシがよく見られますが、六甲山系で多く見られるのは「タムシバ」です。六甲山系で自生する「タムシバ」をコブシと思い違いしてコブシを植樹したのかもしれません。「タムシバ」がカムシバ(噛む柴)に由来するように「タムシバ」の葉には芳香と甘みがあり山仕事の人々が口に入れてかんだといいます。六甲山高山植物園近くのドラブウエイに沿って植樹されているタムシバ?を見つけ早速その葉をかんでみました。しかし期待は裏切られました。コブシでした。六甲山に植樹するのだったら「タムシバ」が相応しいと思うのですが。


花時計そばのコブシ

Posted by Kenji Kato at 9:04 AM JST
Updated: 27 March 2004 11:10 AM JST
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24 March 2004
クスノキ

新旧の葉が混在するクスノキ


「クスノキ」の新旧交代の季節が来ました。「クスノキ」は、クスノキ科の常緑高木。常緑樹といっても葉の寿命は1年で、春に新しい葉が出る頃になると前年の葉は落ちて一斉に交代します。このため「クスノキ」は葉の量が少ないく常緑樹の中では明るい雰囲気を演出しています。神戸の街にはクスノキがたくさん植樹されていますが神戸のイメージを明るくするのに役立っているのかもしれません。5月の終わり頃から小さな花を咲かせ果実は秋に黒く熟します。古くからクスノキの材を蒸留した樟脳が防虫剤として使わました。クスノキの葉脈は、主脈と元の方から分かれた2本の側脈がはっきりしている「三行脈」に特徴があります。側脈との分かれ目にダニ室のふくらみがあります。

Posted by Kenji Kato at 8:48 AM JST
Updated: 27 March 2004 11:12 AM JST
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23 March 2004
さくら

中公園のさくら
 ポートアイランド中公園の桜が花を咲かせています。ポートアイランドでは中公園駅から市民広場駅にかけての遊歩道の桜が見ごたえがあります。遊歩道もこの桜も植栽されているのは「大島桜」。花が先に咲くソメイヨシノと違って、花と同時に葉も開きます。桜花爛漫という華やかな雰囲気よりも自然の美しさを感じる桜だと思います。

Posted by Kenji Kato at 8:46 AM JST
Updated: 27 March 2004 11:14 AM JST
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22 March 2004
雨の記憶

雨の神戸港


 神戸は今日は雨。風も強く傘をさして神戸大橋を歩いて渡る気がしなくてウオーキングは休止です。午前中は貿易センタービルで研修。窓から雨の神戸港が見えます。震災直後、救援物資の医薬品を市内各所の救護所に配送するため、このビルの隣のサンボーホールを借りて「医薬品集積センター」を開設しましたが、困ったのはスタッフのトイレ。幸い下水は使えるものの水道がストップ。近くの海岸からくんできたバケツの水を節約しながら使っていました。21日に震災から初めての雨が降りました。桁の外れたポートライナーの軌道から溢れ出る大量の雨水がありったけのバケツに流れ落ちる光景に天の恵みを感じました。作業で汚れた手を水溜りで洗った日のことを窓の外の雨を見ながら思い出します。

Posted by Kenji Kato at 12:50 PM JST
Updated: 27 March 2004 11:17 AM JST
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19 March 2004
ダレン・シャン
 唐突に登場します。「ダレン・シャン」というのはダレン・シャンなる作者が自分自身を主人公にした物語です。ヤング・アダルト向けということですが、知合いの子供さんが夢中になっているとかで教えてもらいました。ページを少しめくると割りと面白そうで第1巻を借りて読んだらついハマッテ現在第6巻を借りています。
 ストーリーは、子供のころにバンパイア(吸血鬼)の血を流し込まれて「半バンパイア」にされたダレン・シャンが、奇怪なサーカス「シルク・ド・フリーク」の旅をしたり、「バンパイア・マウンテン」で試練を受けたりしながら数々の冒険を体験するというもの。現在9巻まで刊行されてまもなく第10巻が発行されるとのことですので、どういう結末になるのかは私にはまだわかりませんが、結構面白い内容で暇をみては読みふける状況です。





ダレン・シャン(Ⅵ)

Posted by Kenji Kato at 12:50 PM JST
Updated: 29 March 2004 11:02 AM JST
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神戸は快晴
 今朝の神戸は少し肌寒い感じです。昨日とちがい神戸は快晴、黄砂の影響も殆どなく六甲の山なみもきれいに見えます(写真ではかすんで見えますが)。先週の月曜日から歩いての通勤を始めて今日でちょうど2週間をクリア。30分という短い道のりですが、歩きはじめると風景や風の感じ方で季節感を味わうことができます。体のためだけではなく心の健康にもウオーキングは得るところが多いようです。




神戸港(神戸大橋から)

Posted by Kenji Kato at 8:57 AM JST
Updated: 29 March 2004 11:04 AM JST
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