<コース>
渦森台バス停−西山谷−天狗橋東−サンライズドライブウエイ−十国展望台−極楽茶屋跡−紅葉谷−有馬温泉 |
平成13年8月19日(日)快晴
台風11号の影響で風が強い |
寒天山道との分岐を西山谷へ
2.3回目の西山谷は親子登山
自然派の息子達にも是非紹介したくて、今回は親子3人のパーティーとなった。 阪神御影駅から市バスで渦森台終点まで。停留所を少しバックして団地内を寒天橋方面へ下る。
寒天山橋への分岐を左の西山谷へ進む。
千丈谷ダムを越えて河原に出る。はんごう炊さんやバーベキューのハイカーで賑わう。
そのまま河原を堰堤前まで進み右側の巻き道へ。天狗岩南尾根道方向に間違え易い分岐を左へ。
山の斜面の巻き道は滑りやすく足元に注意して歩く。
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市バス渦森台終点から市街を望む
市バス渦森台終点からスタート
1.本格的な沢登りに挑戦
西山谷には今年5月に2回登った。1回目は堰堤越えの巻き道で何回かルートを間違え、結局、そーめん滝まで行き着けず天狗道東尾根道のロープウエイ鉄塔付近に出てしまった。赤ペンキにまどわされていまった。1週間後、再度挑戦して無事に天狗橋東まで辿り着いた。
これまで毎週の登山で摩耶・六甲の殆どのルートを塗りつぶし、自信がついてきたこともあり、本格的な沢登りルートに挑戦することにした。
最初に大月地獄谷を歩いたが阪神大震災による崩壊で、大半の滝は岩に埋もれていた。また多くの堰堤は巻き道ではなく堰堤自体のアングルを垂直に登るようになっており沢登の魅力が失われているように思えた。
その点、西山谷は滝も埋もれることなく水量もあって涼感ある沢登が楽しめた。
千丈谷ダムへの山道、すぐにダム |
F5ふるさとの滝(左手前に巻き道)
4.ちょっと緊張する高巻き
F5の巻き道は少し手前の左手から。
F5を越えてしばらく行くと左手に水場。ペットボトルを空にしておいしそうな水を入れる。
行く手に巨大な千丈谷第5ダムが現れる。
左手の岩場から回り込む。西山谷で最も注意が要求される個所。3点支持で慎重に越える。後ろから女性を含む5〜6人のグループがついてくる。
千丈谷第5ダム巻き道最上部付近
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F3(左の岩場を登る)
F4(右の岩場を登る)
3.F3〜F5を登る
山道づたいに二つの堰堤とF2を越えるとF3の前に出る.落差4,5mほどである。
滝の左のある階段状の岩場を登る。
F3を越えるとすぐにF4。滝の右の岩場を登る。見た目より簡単に登れる。
F4を越えて沢を進むとガレ場の先にF5ふるさとの滝が現れる。崖の上から岩のかけらが落ちてくる。
水場(冷たくおいしい)
5.近道があった?
堰堤を越えた所に沢と山道の分岐。山道はどこに通じているのかわからないので沢に下る。これが難所で緊張する。
F7の西山大滝に着くと先ほど後ろにいたメンバーが休憩していた。上の分岐を山道にとると簡単に行けるのだろう。余計な苦労をしていたようだ。
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茶色の堰堤(手前を右に)
F11そーめん滝(左の滝身を登る)
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6.西山大滝
しばらく進むと西山谷で最も大きいF7西山大滝。落差20mほど。水量も多く涼感たっぷりである。休憩しているメンバーも多い。
左の岩場を登るが見た目ほどには難しくない。滑らないように慎重に越える。
西山大滝を越えるとしばらく沢の右側を進む。
小さな滝を左右に2つ越えると第6ダム。B−5の表示あり。
第6ダムを越えても沢には下りず山道へ進む。山道をしばらく進むと枝谷で分岐あり。以前真直ぐに進行して油コブシ道に出てしまったが、間違いやすい分岐点である。右に曲がるとすぐに赤ペンキの石がある。もう少し手前に石があると迷わないのに。
F7西山大滝
西山大滝は左の岩場から登る
7.上部の核心部はそーめん滝から
そのまま沢づたいの山道を進むと茶色のダム。右側からまた山道に入る。堰堤の左側を越えてすぐに沢に下りる(上に行かない)。二つ目の堰堤を右から越え、しばらく進むと左右に二つの堰堤が見えてくる。
二つの堰堤の真ん中の上り階段を登る。
堰堤頂上付近の分岐に注意を要する。右方向に赤いペンキの階段があるが、こちらは天狗岩東尾根道に出てしまう。分岐を左にとると目の前にF11そーめん滝があらわれる。
滝身の左を登る。手がかり足がかりが適当にあって登るのは難しくない。
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F13愛情の滝(あなた一筋?)
10.西山谷完走
最後はF14。滝に石を抱いている。手前に巻き道がある。
10分ほどで天狗橋東にでる。サンライズドライブウエイを東方面に歩きオリエンタルホテル前のバス停で休憩する。 |
F12(右に上り口あり)
8.F11からF13は一気
F11を越えると次々に滝が現れる。
F12は滝の右側に階段状に上り口がある。湿っていて滑りやすそう。
F13は、細い流れの滝。あなた一筋だから愛情の滝らしい。
こちらは滝の手前の崖をロープをたよりに登る。
F13愛情の滝の巻き道
流木に埋もれたF14 |
山上から大阪平野を望む
六甲山上の十国展望台 12.凉しい紅葉谷道
凌雲台からハイキング道をたどり極楽茶屋跡の紅葉谷入口まで歩く。入口の石碑にこの紅葉谷道が六甲ケーブル開通に併せて昭和6年に整備された旨が記されている。
番匠屋畑尾根道との分岐がある。湯槽谷山、灰形山、落葉山の有馬三山を経て有馬温泉まで下るコースであるが、今年の3月に有馬からこのコースを歩いたがアップ・ダウンがきつかった。
紅葉谷方向へ進む。階段状の急な石道を下る。年数を経て道は相当痛んでいるが丁寧に石積された姿を見ると先人の苦労が偲ばれる。 |
11.六甲山上を紅葉谷へ
サンライズ・ドライブウエイを「みよし観音」まで。近くに展望が開ける場所があり、大阪平野が一望できる。階段の道進むと凌雲台。いつもは通り過ぎるだけの十国展望台に、子ども達も初めてというので登ってみる。その名のとおり東西南北が見渡せる。かき氷を頬張りながらしばし休憩。風が強くて気持ちが良い。
駐車場の地下にトイレがあり、水洗でよく手入れされ気持ちが良い。摩耶山、杣谷峠、最高峰のトイレもこれくらいだったら観光地に恥ずかしくないと思うが。
紅葉谷と番匠屋畑尾根道との分岐
丁寧に整備された紅葉谷道の石垣 |
谷をしばらく降りると水場
水場のそばで休憩
14.有馬温泉
紅葉谷を下りきると湯槽谷峠道と合流して工沫pの道路を有馬温泉まで。温泉会館前で飲用の温泉を味見。血の風味がすると誰かが言っていたけど、決して美味しいとは言えない。
三男が道路脇にめずらしい物を見つけてカメラを向けた。なつかしい郵便ポストが現役で頑張っていた。
久しぶりの親子登山は楽しいものだった。小学生だった二人とも院生と卒業まじかの学生。父親の提案に賛同して一緒に歩いてくれた二人に感謝したい。また、いつもは一人歩きで、被写体になることのない私をカメラに収めてくれた三男にありがとうと言いたい。
適度の疲労感のなか、満ち足りた夢心地になりながらの三宮までの車中の人となる。
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13.おいいしい六甲の水での昼食は最高
紅葉谷をしばらく下ると水場がある。数少ない水場の一つである。渇水が続いていたせいか若干水量が少ないようだ。登山者に大切にされている様子が伺われる。
さっそくペットボトルにいただいて近くで昼食休憩。「六甲の水」でのおにぎりは最高の味がする。
休憩している間にも通り過ぎるハイカーの殆どが水場の恩恵に浴していた。
親子で記念撮影。
沢づたいに下る
有馬温泉で見かけたなつかしい光景
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