涼感たっぷりの大池・地獄谷道 2002年8月10日(土)曇り時々晴


1.わかりにくい大池からのアプローチ

 今回は、二男が付き合ってくれての昨年7月以来の大池地獄谷遡行である。
 大池から地獄谷方面への道路は、曲がりくねった道がつづいたり、道路が新設されたりして、地図の情報だけではわかりにくい。
 注意しながら進む。途中案内表示もあるが、右手に杉木立や竹林のある分かれ道で直進し坂を下ったが、本来は左手を進むべきであった。
 しかし、いずれのルートを取っても新設の大きな道路にでてこの道を進むので距離的には大差がないようだ。






地獄谷東尾根道との分岐店
 (左が東尾根への道)


 大池駅から20分ほど。神港学園グランド横の小道を抜け、阪神高速北神戸線の橋をくぐるとすぐに山道になる。 小川を越えて石段を登ると「地獄谷東尾根」への分岐点。そのまま直進する。



地獄谷道(沢を渡って左へ)



地獄谷(この沢を遡行する)



沢沿いの山道


西尾根道(右)への分岐

2.沢沿いの山道
 地獄谷道の前半は谷川の左岸(右側)の山道を行く。木々のトンネルの木漏れ日が心地よい。この地獄谷は南斜面の谷道に比べ砂防堰堤が少なく、その分まき道もわずかで快適である。
 取り付きから20分ほど行くと右に「地獄谷西尾根道」への分岐がある。
 しばらく進むと左手に小さな滝、ここから沢の中を進むことになる。



ここから沢登り


沢登最初の滝


水晶山第4砂防ダム


4.2時間弱の沢歩き
 沢の中を歩きはじめて、15分ほどで「水晶谷第4砂防ダム」、数少ない堰堤越え。左の巻き道を越える。すぐに階段を沢に下る
 15分ほど進んでお腹もすいてきたので、昼食。谷の流れで手と顔を洗う。「冷たい!気持ちいい!」 おにぎりが美味しい。涼しげな風が谷を抜けていく。
 今日は、沢歩きとはいえ暑い季節の中、水分補給には万全を期すため、小さいペットボトル2本のほかに、1.5リットルのボトルも持参した。
 昼食をすませて出発する前に、小さいボトルに補充する。

3.魅力てきな沢・大池地獄谷
 六甲・摩耶山系には、船坂川、紅葉谷、トエンティクロス、桜谷、カスケードバレイ、大月地獄谷、西山谷など多くの沢沿いのコースがあり、それぞれに特色がある。
 これらの中で、水と遊び交わりながら楽しめる夏向きのコースが大池地獄谷道ではないかと思う。ノースロードに出るまでの全行程の8割ほどが沢歩きで、谷を渡る風と谷川のせせらぎの音が心地よい。はじめての二男にも満足していた。
 



沢の中を進む


おにぎりが美味しい


5.スナップ写真から


夏の登山は水分補給が重要


延々と沢はつづく



時々滝身を登る


滑らないよう注意しながら進む



ロープをたよりに下る


上と同じ場所






沢で見つけためずらしい草












沢伝いのルートはここまで
沢の水に別れを惜しむ




6.ノースロードからダイヤモンドポイントへ
 大池地獄谷道に取り付いてから2時間ほどで沢伝いのルートは終わる。ダイヤモンドポイントからの展望を見せたいと思ったのでノースロードに出る本来のコースではなく、途中から尾根道を取りノースロードへ。右の熊笹の上りを登りつめると見晴らしの良い場所があり、しばし休憩。




ダイヤモンドポイントへの近道を進む
(地獄谷道は左へ)


ノースロードに出る


ダイヤモンドポイントにて

7.三国池
 ダイヤモンドポイントは、工事中で立ち入り禁止。休日で工事が休みだったのでちょっと失礼して記念撮影。「すみません」
 ダイヤモンドポイントから三国池方面の山道を進む。薄暗い雰囲気の道が続く。三国池のそばを時々通りかかるがこれまで行ってみたことがなかった。少し寄り道して覗いてみる。静かな雰囲気で佇んでいる割と大きな池である。


三国池への分岐(右の小道へ)


三国池


三国池バス停の東屋(自然の家への山道入り口)


立秋のクリの実


摩耶山からの大阪平野


摩耶ロープウエイから(ニワウルシ?