YAMAHA DGP-5

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YAMAHA DGP-5を手に入れました、レビューとか改造はこれからです。



★DGP-5専用カバー

  DGP-5は純正のカバーが無いので別のメーカーが提供しているそうです。(ヨシザワというピアノの椅子などを製造している メーカーらしい、価格は数千円ということで、)

  装用した感じ、型はCT-NTBL DGP-5と印字してあります。(部屋が汚くてすみません・・・)



★内臓制御基板(注:誤解のないように申し上げておきますが、単に分解するためだけにDGP-5を買ったわけではありませんw)

  DGP-5の制御基板を格納しているユニットは後部の側面より内部を確認することができました。(当初 あけ方が分からずかなり悩みました・・・)

  どうやらDGP-7と共用の基板みたいです。ルネサスのCPUをはじめとして、中央付近にはASICと音源データ格納用と思われるメモリユニットが上位データと下位データに分かれて実装されています。

  USB周りのコントローラだたっと思います。詳細は調べていません。

  主要な部分の一つ、D/Aコンバータ部です。バーブラウンのチップ(24Bitモードで動作していました)が使われています。右側の旭化成のチップは、おそらくデジタルフィルタでしょう・・・

  CPUはルネサステクノロジのSH3でした、160MHzで動作している模様・・・おお!スイッチ類がありますね、何やら隠し機能がありそうな予感♪

  ROM基板を外すと下にはASICが隠れていました。きっと音源データの処理を担うのでしょう、CPUとは非同期のクロックで動作しているようです。

  音源データを格納していると思われるROM基板

  プログラムROMです、DGP LORDERのシールが貼ってあります。CN16はファームウェア開発時に使用したコネクタで、ROM-ICEで開発したことが伺えます。私は所持していないですがMY-ICEでしょうか・・・

  引越しの際DGP-5を解体したので写真を載せておきます、バラバラです。

  アクション部です、一部樹脂性が使われていますが、ハンマーの部品意外はアコースティックピアノからの流用です。ヤマハが言う "2スリット方式" のセンサがハンマー部に取り付けられています。おそらくこれはハンマーの動作速度を検出します。 また、ダンパー機構は省かれています。

  鍵盤の下の写真です。鍵盤自身にも光センサがついており、センサ部がグラスファイバーで配線されています。ちなみに、ヤマハでは"グレースケールシャッター方式"と呼ばれている連続位置検出ができるタイプのセンサです。

  鍵盤を取り付けたところです。

  アクション部のチェック。ハンマー機構が叩くのは、弦でなく黒いウレタン系の材料です。

  前から写したところです。左上に赤く光る光センサがありますが、実は右にもありどちらかが発光部又は受光部です。

  ペダルユニットの裏側です。分解するには裏側から止まっている黒いタッピングビスを5本外します。(PHSの内臓カメラで撮影したのですが、設定が悪く画像が小さいです;;)

  ペダルユニットの内部です。全てのペダルに可変抵抗器が取り付けれており、無段階でペダルの踏み具合を検出できるようになっています。(デジタル情報に変換されると段階的な検出になります)

  可変抵抗器は10kΩのBカーブ(回転角度に対して比例して抵抗が増す)が使用されています。賢いのは、万一ペダルの動きに対して可変抵抗器の動作限界がきても大丈夫なように、バネによるクラッチ機構が組まれています。これにより調整の自由度が高まります^^;

  この構造らすると抵抗器を追加するか、可変抵抗器のボスを折って取り付け角度を調整することにより、ハーフペダルのかかり始めるポイントを変更できそうです。(メーカー保障なくなるんで、自己責任で。保守部品でペダル部だけ購入して改造するって手もありますがw)



★DGP-5のペダルから異音が(2007/06/09)

   いつのころからか、ダンパーペダルからギシギシ言うようになってきました。これは気になりますので早速原因の究明をしてみました。ちなみに使用頻度的には、ほぼ毎日使用で2年くらい使用しています。

  分解してみたところ、樹脂のケースそのものがダンパーペダルの支点になっており、ペダルのスプリングも強力な為かなり負担がかかっているようで、樹脂部分が一部欠けています。>この写真は正常なペダルの支点部分

  >この写真は問題のペダルの支点部分。

  ペダルに付着している黒いのは、樹脂が磨り減ったり割れたりした時にできるササクレです。

  正常なペダルの支点部分。

  問題の出ていたダンパーペダルの支点部分。うーん、樹脂が磨耗というよりはむしろ負荷に耐え切れず欠けているといった感じがします。

  対処法はというと、とりあえずササクレをふき取り、樹脂を侵さないグリスでグリスアップしておきました。これで多少はましですが、ギシギシ言ったまま使い続けると磨耗が早くなるので早めに対処してもらったほうが良いかもしれません。もしかしたら保守パーツはすでに改良されてるかもしれませんし・・・・次回作では改良して欲しいものですね。

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