DAI活用テクニック

ローランド社SC-88VLに改造を加え、SPDIF OUTをつけてみましょう。

★注意

  改造するとメーカー保証が効かなくなります、個人の責任においてお願いします。

  SPDIFの出力フォーマットは"サンプリングレート32kHz 16Bit"です。

  今のところ勘に頼って設計しているところがあります。(+5V電源まわり)



★まずは回路図から

  先にSC-88Proで改造をした方がいます、回路図はその方のWeb上で公開されています。

  ただし、少々SC-88VL用にカスタマイズする必要があります。

  回路図はこちら



★SPDIF生成基盤を作りましょう。

  回路図を見ながらユニバーサル基盤に組んでいきます、ちょっと大変。(いや、かなり)

  配線のコツは、まず部品の配置を決め 電源周りから配線していくと良いでしょう。

  なかなか正常動作まですんなりいってくれないものです、1週間くらい悩みました(笑)

  以下は完成基盤です。ちなみに消費電流は20mAほどでした。

部品実装面です。

裏側です。ポリウレタン線で配線しています。扱う信号が高周波なのにいいのかな?



★SC-88VLの基盤と引き出しポイント

  SPDIF出力回路に必要な情報を基板上から取り出します。最低限以下の6項目が必要です。

   1、DC+電源 (SPDIFフォーマットのデータを作り出す回路に電源を供給します。3.7V〜5.0Vぐらいあれば良いでしょう)

   2、GND (上記の回路に基準電圧を供給します。)

   3、DATA (3〜6までの4項目より、SPDIFが生成されます。)

   4、LR CLK

   5、BIT CLK

   6、SYSTEM CLK

  以下参照

項目1、まずはDC+電源。電源スイッチに連動しているところを探します。

項目2、GND。問題がなければどこでもいいですが僕はここにしました。

項目3〜5、写真の左から の順です。

項目6、SYSTEM CLKです。24.576MHzのクロックを取り出します。



★SC-88VLへの実装。

  これに一番悩みました、どのように実装すればSC-88VLに傷をつけずに済むか・・・・

  結局穴をあけることにしました。使用する際のことを考えると、こればっかりは仕方ありません。

  どうしてもという方は、SC-88VLの背面にあるスライドSWの穴を利用すると良いでしょう。

  以下参照

このように内臓してみました。

SPDIF出力はこのようにしました、せっかくですから金メッキ(笑)

もうちょっと上にすればよかったかな?

正面から、1Uのラックに組む際、ネジの頭が邪魔になりそうです。まぁいいか、とりあえず完成です!

おまけ




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