9・2実行委員会への公開質問状


  井口秀介・井上はるお・小西誠(「サイバーアクション」著者グループ)
                  http://wsf.miri.ne.jp/cyberaction/
                      cyberaction@wsf.miri.ne.jp
      〒165-0034 東京都中野区大和町1-12-10 小西ビル 社会批評社
                             03-3310-6561

                    津村洋(「国際主義」編集会議)
                    http://www.ngy1.1st.ne.jp/~ieg/
                          ieg@ngy1.1st.ne.jp
    〒114-0024 東京都北区西ヶ原1-17-9 西ヶ原レジデンス203 十月社
                             03-3576-0748


0.はじめに

 9・2集会は、多くの人が結集し、総体として「個人情報保護法廃案」に向
けた声を上げるための第1歩として結実しました。
 私たち2グループも、極めて微力ながら当日結集し、共に闘いました。
 まず何よりも先に、大きな集会の実務・事務を担った実行委のみなさんに、
心から感謝の意を表したいと思います。

 しかし私たちは、今回の集会について重大な疑問を、また、いくつかの部分
否定的な見解を感じてもいます。

 まず、重大な疑問については、ぜひ実行委員会の見解・回答を求めます。
 また、感想についても、実行委員会としてぜひご検討いただくことをお願い
したいと思います。
 そしてその両者を円滑に実現するため、この公開質問状の全文を、「バスタ
ーズメーリングリスト」(以下単にMLとする)に転載し、実行委員会開催
*前に*、内外への事前検討を呼びかけることもお願いするものです。


1.不可解な「団体参加拒否」

 まず第1点めとして、私たちが実行委への団体参加を拒否された問題につい
てです。
 私たちは、多様な集団・個人による共闘の場では、その「参加」をめぐる問
題は「集会の民主性を端的に示す極めて重大な問題」であると考えています。

 既に、津村と國貞さんとの間のメールのやりとりの一部がMLで公開されて
いますが、改めて「参加拒否」に至るまでのやりとりについて整理させていた
だきます。

 19日   実行委平野さんから小西の元に、小西が主宰する出版社「社会
      批評社」へのフリマ出店依頼があり、小西がこの集会への参加
      を検討開始
 20日22時 「サイバーアクション」本(以下「CA」と略記)スタッフ会
      議、「CA」著者4人が連名で実行委に参加することを決定
 21日01時 「CA」著者の1人でもある津村の発案により、「国際主義」
      編集会議(以下「IEG」と略記)が団体参加を決定、「バス
      ターズ」公式サイト内の「実行委参加団体呼びかけ」を見て、
      その記載内容に基づき、事務局山田さんにメールで申し込む
      (添付資料A)
 21日02時 事務局山田さんから津村にメールにて返信があり、「賛同団体
      としての参加の場合チケット10枚引き受けてください」との指
      示(添付資料B)
 21日12時 津村、「CA」本スタッフでありかつ集会総合司会のため21日
      の実行委会議に出席することが明らかとなっていた米沢に電話
      にて「チケット10枚を購入しておいてくれ」との依頼
 21日19時 実行委会議にて、フリマに申し込みをしようとやってきた、我
      々以外のグループのメンバーAさんが事務局加藤さんに「団体
      参加」について質問。加藤さんは「だめ連などからも申し込み
      があるのだけど、だめ連に10枚分を引き受けてもらうのも気の
      毒だからいろいろ考えなければならないんですが…」と返答。
 21日21時 実行委会議に米沢が出席、まずIEG分を山田さんから購入。
      米沢、ついでに「CA」著者について問い合わせるが、山田さ
      んは傍に居た実行委佐野さんと相談、「個人賛同でもチケット
      を何枚か買って欲しい」と要請。これについて、「4人×2枚
      =8枚以上の購入よりも団体参加で10枚購入の方がすっきりし
      ている」との判断があり、米沢は「CA」本としても申し込み
      手続きをとり、チケット10枚を購入
 24日00時 米沢が我々の「名代」としてMLにて質問、その際肩書きとし
      て『「サイバーアクション」著者グループ(実行委参加団体)
      メンバー』『「国際主義」編集会議(実行委参加団体)伝書人』
      を名乗る(添付資料C)
 25日10時 実行委國貞さんから、小西・平野の元に「団体参加申込は17日
      に締め切られているので受け付けられない。代わりに、お2人
      を個人賛同人にすることはできないか」と打診のメールがある。
      このメールには、お詫びの文言は1つもなかった(添付資料D)
 25日   小西、OKのメールを國貞さんに返信
 27日07時 國貞さんから津村に再度確認のメール。この中で「チケットに
      ついて余れば払い戻す」とはじめてお詫び文が入る(添付資料E)
 27日21時 國貞さんから米沢にメールにて「津村さんからの返答がないが
      どうすれば連絡がとれるか」とのメール。米沢、電話にて沖縄
      で闘争中の津村に連絡をとり「OK」の返事を國貞さんにリレー
 29日03時 津村、沖縄より戻り國貞さんに返答遅延のお詫びと、疑問提示
      のメールを出す(添付資料F)
 29日05時 國貞さんから津村にメールで返答(添付資料G)
 29日06時 國貞さんがMLにこの間の経緯を流す(添付資料H)
 30日14時 「CA」本がこの問題に関して「不可解だが、9・2を成功さ
      せるために批判を集会後まで留保する」という声明を公式サイ
      ト内に提示(添付資料I)

 これらの経緯については、お名前が登場するみなさんにご確認いただければ
正しいものであることがご確認いただけると思います。

 さて、私たちは、津村が添付資料Fで提示した疑問に対し、國貞さんがGお
よびHで返答していない、という点を、さらに重大な問題として提示せざるを
得ません。

 津村がFにて提示したうち、大きな疑問は次の2つに集約されます。

  (a)「チラシ作成の期限」は賛同団体締切の理由には全くならない

  (b)なぜ「17日で打ち切り」ということが「内的にせよ」決まって
   いたのに、実行委の山田さんは21日段階でのメールにて「チケッ
   ト10枚お願いします」と返答しているのか

 これらのうち、(a)については國貞さんはGやHで一応返答をしています。

G>貴団体を含め7団体が追加で参加を希望したのですが、
G>「参加団体」と「賛同団体」の性格がごっちゃになり、
G>これまで実行委を担ってきた諸団体を参加団体の
G>母体と考えよう。追加で参加希望(実質的には賛同と
G>受け止めています)してくれた諸団体は
G>ありがたいけれど、「賛同人」として名前を列ねていただこう
G>との判断が、内部でありました。

 これはこれで、1つの判断でしょう。

 しかし、(b)の疑問については、GにもHにも回答がありません。

 どころか、一連の文章を検討すると、さらに重大な問題があることに気づか
ざるを得ないのです。

D>加団体としての受付は、ビラを作成する17日の段階で、
D>実行委として締め切らせていただいていました。
D>参加団体はイコール参加運営団体ですので、実行委を母体として
D>活動をしてきた諸団体で、一応対外的な宣伝活動などを
D>行ってまいりました。

 Dでは、國貞さんは「17日で締め切らせていただいていました」と表明して
います。これは、「外部に公表されてはいなかったが、17日の段階で内部的に
は締め切りが*決定されていた*」ということを表しているとしか読めません。

 しかしなぜかこれが、Gではこうなっているのです。

G>貴団体を含め7団体が追加で参加を希望したのですが、
G>「参加団体」と「賛同団体」の性格がごっちゃになり、
G>これまで実行委を担ってきた諸団体を参加団体の
G>母体と考えよう。追加で参加希望(実質的には賛同と
G>受け止めています)してくれた諸団体は
G>ありがたいけれど、「賛同人」として名前を列ねていただこう
G>との判断が、内部でありました。

 これによると、「7団体からの参加希望」を受けて、*その後で*「位置付け
についての検討を行った結果断ることとなった」と判断された、ということに
なっているのです。

 また、Bでの山田さんの文章、21日の会議における加藤さん・山田さんのお
話は、もし21日の時点で参加が既に締め切られているのであれば「絶対に出て
こない」話でしかありません。

B>津村洋様
B>
B> 9/2集会に賛同いただきありがとうございます。
B>
B> ご確認いただきたいことがあります。
B> 賛同団体としてご参加いただく場合、
B> 9/2チケットを10枚(9000円)引き受けていただく
B> ことになりますが、よろしいでしょうか?
B>
B> 急な話ですが、今日、8/21 19時〜
B> マガジンハウス(中央区銀座3-13-10)
B> 7階A会議室で実行委員会会議があります。こちらにも
B> ご出席いただけますと幸せます。
B>
B> 宜しくお願い申し上げます。
B>
B>                   山田 拝

>21日19時 実行委会議にて、フリマに申し込みをしようとやってきた、我
>     々以外のグループのメンバーAさんが事務局加藤さんに「団体
>     参加」について質問。加藤さんは「だめ連などからも申し込み
>     があるのだけど、だめ連に10枚分を引き受けてもらうのも気の
>     毒だからいろいろ考えなければならないんですが…」と返答。

>21日21時 実行委会議に米沢が出席、まずIEG分を山田さんから購入。
>     米沢、ついでに「CA」著者について問い合わせるが、山田さ
>     んは傍に居た実行委佐野さんと相談、「個人賛同でもチケット
>     を何枚か買って欲しい」と要請。

 さらに、米沢が24日にMLに投稿した文面には、私たちが「実行委参加団
体となったのだ」というはっきりした意志表示が含まれています。
 もしこの時点で「17日で締め切られていた」ということを把握している方
がおられたのなら、ただちに「それは違う」という通知を米沢なり私たちな
りに送るのが当然ではないでしょうか。

 そしてより決定的なことは、Gにある

G>先に送らせていただいたお願いとお詫びは、
G>私の個人的なご相談ではございません。
G>私は、参加希望団体をすべて受け入れるという案も
G>内部で出しました。この点は申し訳なく思っています。

 この「参加希望団体をすべて受け入れるという案も内部で出しました」とい
う文が事実を述べたものであるのなら、その提案はいつ行われた会議で出され
たものなのでしょうか?
 この文からは、その会議は「7団体の申し込みがあった*後で*行われた」と
しか読めません。

 國貞さんの発言は、少なくともDとGでは完全に矛盾しています。

 そして私たちは、山田さん他の21日の発言などから、國貞さんの2発言のう
ちDの方が虚偽の内容を含んでいるのではないか、と強く疑わざるを得ません。

 Dは、「参加お断りの通告」という重大な内容を、当事者にはじめて通知し
たメールです。その中の、お断りの理由の核心とも言える部分に虚偽の内容、
あいまいな内容が含まれているのだとしたら、それは「統一戦線」の民主的な
運営のおよそ対極にある、「引き回し」の類とのそしりを免れ得ないものでは
ないでしょうか。

 また、参加申込の「窓口」である山田さんが、そのような重大な問題につい
て、「決定」と異なる見解を持ちつつ実務に就く、という状況は、実行委その
ものの社会的信用に関わる問題ではないでしょうか。

 私たちは、山田さん他の発言から、当然自分たちが実行委賛同団体になった

 以上の認識に基づき、私たちは、以下の4点について実行委としての見解を
求めます。

 (1)國貞さんからのメールDにあった「ビラを作成する17日の段階で、実行
  委として締め切らせていただいていました。」という文言の決定は、何月
  何日何時に、どのような集まりで決定されたものなのでしょうか。
 (2)國貞さんからのメールGにあった「「賛同人」として名前を列ねていた
  だこうとの判断が、内部でありました。」について、その「内部」での
  「判断」が行われたのは、何月何日何時に、どのような集まりで決定され
  たものなのでしょうか。
 (3)國貞さんの2つのメール、DとGには内容に矛盾がありますが、どちらが
  正確な内容なのでしょうか。
 (4)もし、Dのとおり「17日の段階で締め切られていた」とすれば、21日の
  段階でその決定を全く無視した内容の発言をし、私たちの側の実務上の混
  乱、および私たちによる「誤った前提」での内外への結集呼びかけをせざ
  るを得なくなってしまった政治的混乱に対し、特に公式の窓口であった山
  田さん個人の責任は免れ得ないものだと思いますが、この点について山田
  さんは何らかの見解表明をされているのでしょうか。


2.参加者発表「水増し」の疑念について

 当日、実行委は参加者を「延べ2600人」と発表しました。
 当日、事前の予想を大きく上回る参加者があったのはまぎれもない事実です。
 しかし、会場に最初から最後までいた私たちが見る限り、延べであっても
2,600人は多すぎではないか、実数では2,000人にも達していなかったのではな
いか、というのが素朴な実感です。
 このような「水増し発表」こそ、まさに「旧態左翼」の悪しき習慣以外の何
物でもないのではないでしょうか。
 ネットワークが普及している現在、このような発表の虚偽性はすぐに暴かれ
てしまうものです。
 実行委におかれましては、ぜひ、正確なチケット売り上げ数と、より精緻な
当日参加者数を公開することを強くお願いします。


3.ネットワーカーへの広がりがつくりだせなかった点について

 この集会は、出版界を中心として提起され、概ねその枠がゆるやかに拡がっ
ていく形で実現したものだったと思います。
 それはそれでもちろんすばらしいことですが、しかしそれだけでは圧倒的に
不足していることがあります。

 「個人情報保護法」は、確かに、出版や個人ジャーナリズムを規制する法規
であることは疑いありません。
 が、そもそも、権力者にとって「不都合」であるところの「権力者の個人的
情報」を暴き、それを社会的力と為し得るのが主に出版・個人ジャーナリズム
である、という認識自体が、実は「活字的特権意識」なのではないか、誤解を
恐れず敢えて言えば「出版界の傲慢」ではないのか、ということをぜひ指摘し
ておかねばなりません。

 ネットは、単なる個人ですら情報発信を「対等」に為し得る世界ですが、こ
の法案の条文、簡単に拡大適用できてしまうるのは、むしろネット上にこそあ
るのです。第3部で宮台真司さんが触れていたとおりなのです。
 そして、だからこそ、この運動はネットワーカーにも広がらねばならないも
のなのです。

 しかし、実際にはそのような努力はほとんど払われてはいませんでした。
 どころか、例えば國貞さんは、いくつかの掲示板で「掲示板荒らし」ととら
れても仕方がない言説を繰り返し、あげくの果てには次のような発言をしてお
られます。

>僕はネットで政治闘争ができるとも思わないし、
>したいとも思わない。できることは瞬時にかつ広範に情報を伝達しうる
>ということだ。ネットは強力な武器ではあるが、政治闘争となれば
>個的なウルトラ・セクト主義を生み出す危険もあり、他者排除の言論しか
>生み出せないという現状もあるじゃないか。

 この発言自体の是非をここで問うのはそれこそ「筋違い」ですので、例示す
るに留めますが、ネットに対するこのような偏見を克服し、新しい可能性を考
えていくことなしには、ネットワーカーへの広がりは絶対につくり出せません。

 私たち2グループには、自らの微力さをネットワークでカバーするため、さ
まざまな試行錯誤をし、またそのための情報を極めてささやかながらも公開・
提供してきた、という自負があります。

 これから実行委員会は解散するのか、それとも何らかの連絡機関として形を
変えて残るのかはまだ未定だと思いますが、もちろん「個人情報保護法」反対
運動はこれからもますます大きくしていかねばならないものです。
 実行委、および実行委に結集したすべてのみなさんが、この点についてとり
わけ真摯にお考えいただくことを強く希望したいと思います。


添付資料A 津村から山田さんへの団体参加申し込みメール
------------------------------------------------------------------------
From: pyonpyon
Sent: Tuesday, August 21, 2001 1:00 AM
To: yamada@magazine.co.jp
Subject: 9・2集会に賛同・参加します


9・2日比谷野音「個人情報保護法案をぶっ飛ばせ!2001大集会」実行委員会・準備

「個人情報保護法拒否!共同アピールの会」事務局
山田聡さん、こんにちは。

『国際主義』編集会議IEG
http://www.ngy1.1st.ne.jp/~ieg/

として集会に賛同、参加いたします。
よろしくお願いします。

津村 洋
Hiroshi Tsumura
------------------------------------------------------------------------

添付資料B 山田さんから津村への、参加承諾と手続き方法のご案内
------------------------------------------------------------------------
From: Satoshi Yamada [mailto:yamada@magazine.co.jp]
Sent: Tuesday, August 21, 2001 2:24 AM
To: pyonpyon
Subject: Re: 9・2集会ご賛同ありがとうございます


津村洋様

 9/2集会に賛同いただきありがとうございます。

 ご確認いただきたいことがあります。
 賛同団体としてご参加いただく場合、
 9/2チケットを10枚(9000円)引き受けていただく
 ことになりますが、よろしいでしょうか?

 急な話ですが、今日、8/21 19時〜
 マガジンハウス(中央区銀座3-13-10)
 7階A会議室で実行委員会会議があります。こちらにも
 ご出席いただけますと幸せます。

 宜しくお願い申し上げます。

                   山田 拝
------------------------------------------------------------------------

添付資料C 米沢のMLへの投稿(「実行委参加団体」という文言あり)
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From: Yonezawa Izumi <izumi@nurs.or.jp>
To: busters-lst@y7.com (busters ML)
Subject: [busters:00218] 確認事項&質問です
Date: Fri, 24 Aug 2001 00:53:33 +0900

 米沢泉美@「サイバーアクション」著者グループ(実行委参加団体)メンバー
&当日総合司会&フリマ出店の社会批評社連絡係&フリマ出店の「小倉あやまれ
友の会」副会長&「国際主義」編集会議(実行委参加団体)伝書人です。

 実行委のみなさん、おつかれさまです。お忙しいことと思います。
 何の力にもなれないですが、周囲を当日参加オルグする毎日です。

 で、確認事項&質問です。


 まず先に質問ですが、フリマに出店させていただく場合、その売り子は何時か
ら会場内に入場可能でしょうか。13時に同時、とかなってしまうのでしょうか。


 続いて確認事項ですが、実は昨日、山田さんに確認事項・お願い事項をメール
させていただいたのですが、お返事がなく、届いているのかどうか不安ですので
ここで再度備忘録的に投稿させてください。(お忙しいのだと存じます)

----(ここから引用)----

 まず、2団体が実行委参加ということでお願いさせていただいています。

・「国際主義」編集会議
  〒114-0024 東京都北区西ヶ原1―17―9 西ヶ原レジデンス 203 十月社
  http://www.ngy1.1st.ne.jp/~ieg
  ieg@ngy1.1st.ne.jp
  担当: 津村洋 pyonpyon@cap.bekkoame.ne.jp

・「サイバーアクション」著者グループ
  165-0034 東京都中野区大和町1−12−10小西ビル
  http://wsf.miri.ne.jp/cyberaction/
  cyberaction@wsf.miri.ne.jp
  担当: 小西誠 shakai@mail3.alpha-net.ne.jp
      米沢泉美 izumi@nurs.or.jp

 その上で、あつかましいお願いなのですが、以下の話をぜひご検討ください。

 一応、「サイバーアクション」著者グループとして団体参加させていただきま
すが、できれば、上2団体の団体参加に加え、「呼びかけ人」として、左派業界
では有名人である小西誠・津村洋の両氏を個人賛同人に加えていただけませんで
しょうか、というお願いなのです。

 もしこれを受け入れていただけるのであれば、肩書きは以下のとおりにお願い
できませんでしょうか。

  小西誠(社会批評社・軍事問題研究家・「サイバーアクション」著者G)
  津村洋(「国際主義」編集会議・「サイバーアクション」著者G)

----(ここまで引用)----

 なお、小西さん・津村さん両名は、当日、社会批評社フリマ出店で売り子をす
る予定です。
 よって篠田さんが#216で提起された件のとおりとなれば、いちおう売り子さん
とは言え出席は出席ですので、最後のお願いについては消滅、ということになる
かも知れませんが、一応「呼びかけ人の名前が載る」という前提でのお願い、と
いうことになりますです。

 以上、よろしくお願い申し上げます。

------------------------------------------------------------------------

添付資料D 國貞さんから津村への事情説明1
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From: Kunisada [mailto:kunisada@magazine.co.jp]
Sent: Saturday, August 25, 2001 10:00 AM
To: pyonpyon
Subject: 9・2日比谷野音集会について


津村洋様

はじめまして。9・2日比谷野音「個人情報保護法案を
ぶっ飛ばせ!2001人集会」実行委員会の國貞と申します。
先日、実行委会議において、当日司会を務められる
米沢泉美氏より、「国際主義」編集会議としての
団体参加希望がございました。また津村洋様の集会賛同人としての
ご参加を米沢氏よりお受けいたしました。
この件について、ご相談させてください。

参加団体としての受付は、ビラを作成する17日の段階で、
実行委として締め切らせていただいていました。
参加団体はイコール参加運営団体ですので、実行委を母体として
活動をしてきた諸団体で、一応対外的な宣伝活動などを
行ってまいりました。

20日以降、貴団体を含めいくつかの団体から参加・賛同の要請を
いただき、実行委として検討させていただきました。
津村様にはこのようなかたちでご協力願えませんでしょうか。

参加団体(参加運営団体)は、一応締め切らせていただいております
ので、「集会賛同人」として、津村様にはお名前を頂戴し、
記者会見で発表させていただきたいと思うのです。
賛同人には現在50名以上の方々が名前を列ねており、米沢氏から
要請があったように、津村様に集会賛同人にご参加いただくことは、
実行委としてもお受けいたします。

集会賛同人リストにお名前を頂戴する時に、肩書きは下記の
ものでよろしいでしょうか? ご確認いただきたく存じます。

津村洋(「国際主義」編集会議)

そのような次第で、参加団体・賛同人の最終調整をしておりますので、
津村様には「集会賛同人」としてのご参加をお願い申し上げる所存です。
参加要請をいただきながら、ご返事が遅れましたことをお詫びいたします。

この件、誠に恐縮ですが、肩書きの確認と含めまして、
27日(月)、なるべくお早めにご返答いただけると助かります。
何卒よろしくお願い申し上げます。

9・2日比谷野音「個人情報保護法案をぶっ飛ばせ!2001人集会」実行委員会
國貞陽一
------------------------------------------------------------------------

添付資料E 國貞さんから津村への事情説明1(ほぼ再送)
------------------------------------------------------------------------
From: Kunisada [mailto:kunisada@magazine.co.jp]
Sent: Monday, August 27, 2001 7:26 PM
To: pyonpyon
Subject: 9・2集会の件で


津村洋様

先に、一度メールを差し上げました
9・2日比谷野音「個人情報保護法案をぶっ飛ばせ!
2001人集会」実行委員会の國貞です。

ご多忙のところ誠に恐縮ですが、参加団体・賛同人の
調整の件で、ご相談をさせていただきたいのです。
十月社にも連絡をいたしましたが、うまく
繋がりません。お手数ですが、先のメールについて
ご返事をいただけると嬉しく存じます。

津村さんにお詫びしなければいけないのは、
チケット負担費として既に1万円をお支払いいただいて
いることです。これついては、米沢泉美さんに
ご相談申し上げます。実は、米沢さんを通じて
津村さんもご参加されている「サイバーアクション」
著者グループとしての参加希望もありました。
これについては、代表者の小西誠さんに「集会賛同人」に
回っていただくことで、ご了解をいただきました。
他団体もそのようなかたちでご理解・ご協力を
いただいています。

もし、連絡先をお教えいただければ、ご説明も
いたします。何卒よろしくお願い申し上げます。

念の為、お送りさせていただいたのは、下記のメールです。

(以下、Dの引用につき略)
------------------------------------------------------------------------

添付資料F 津村による疑義指摘
------------------------------------------------------------------------
From: pyonpyon
Sent: Wednesday, August 29, 2001 3:27 AM
To: Kunisada
Subject: RE: 9・2集会の件で


國貞陽一さん、こんにちは。
25、27日付けの二つのMAILどうも!
申し訳なくも、さきほど深夜に沖縄から戻ったところです。
返信MAILが遅くなって申し訳ありません。が、
Mailの内容について疑義がありますのでいくつかの点で質問させていただきま
す。

1、なぜIEGとしての参加が不可なのでしょうか?

サイトの以下のページ
「実行委員会参加のお誘い 」
9・2日比谷野音「個人情報保護法をぶっ飛ばせ!2001人集会」
実行委員会に参加しよう!
http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Acropolis/7376/hogoho/2001.html

にて・・・

●9・2実行委員会は、集会の趣旨にご賛同いただけるいかなる団体、いかなる個人
も参加しえます。ご賛同いただける団体の代表者・個人は、実行委員会(凖)の下記
・山田か國貞までメール、あるいはファクスください。賛同団体は、チラシに表記さ
せていただきますのと、記者会見で発表させていただきます。

が呼びかけられておりました。

この呼びかけに従い、8月21日に9・2実行委への参加を申しこんだしだいです。
さきほど確認したところ、サイトでは今も上記のように実行委への参加が呼びかけら
れ続けています。
この呼びかけの趣旨からしてなぜ「国際主義」編集会議IEGとしての参加が不可な
のでしょうか?

2、参加団体・個人の受付とビラへの掲載は別儀では?

この種の幅広い結集を目指す運動にとって、
当日に向けて最後まで参加団体・個人を募っていくのは常識だと考えます。

その意味で、以下の点は理解しかねます。

参加団体としての受付は、ビラを作成する17日の段階で、
> 実行委として締め切らせていただいていました。

正直言って事前ビラの作成期限を実行委参加の制約とするのは???です。
それは17日直後に作成・配布するビラへの掲載とは別のことだと思うからです。
しかも、「団体」だけに受け付け期限を設ける理由も???です。
事前ビラに掲載されなくても、参加団体・個人を引き続き増やす努力を図ること、
これは、広範に拡大・発展させようとする運動なら当然のことと考えます。
当日に、事前ビラで発表して以降もこれだけ参加団体・個人が増えました、
って公表・宣伝することも大事だし、あたりまえのことと思いますが・・・

3、なぜ実行委への参加期限を公表しなかったのでしょうか?

納得はできませんが、仮に17日で実行への参加は打ち切る決定であったなら、
ネットでいかなる団体・個人の参加も歓迎する表明をしながら、
その期限を明示しないのは非常識かつ不誠実だと思います。
なぜなら、私としては実行委に参加し、お金も払っているわけでして、
いそがしくて会議に出席できないことは申し訳ありませんが・・・
実行委に参加したかぎりは運動としてその広がりを目指します。
昨日まで沖縄を訪れていたときもチケットの販売だけでなく、すでに
当然にして9・2実行委への参加の働きかけをしているわけです。
今となってはしかたありませんが、実は17日で締め切られてましたって、
いいかげんな情報を流し、呼びかけをした点、私としては謝罪するしかありません。

4、最後にどうしても理解に苦しむ点として・・・

8月21日に9・2実行委への参加を申しこんだ当日山田さんより、

9・2集会ご賛同ありがとうございます

というタイトルのMAILをいただき、
9/2チケットを10枚(9000円)の請求があり、
すでに支払っておりす。
この事実からして、だからこそ・・・
実は17日の時点で締め切っていました。では、理解しようがありません。
もしそうなら、繰り返しになりますが・・・
なぜサイトで実行委参加をいまだ呼びかけているのでしょうか?

津村 洋
(以下、Eの引用につき略)
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添付資料G 國貞さんから津村への事情説明2
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From: Kunisada [mailto:kunisada@magazine.co.jp]
Sent: Wednesday, August 29, 2001 5:26 AM
To: pyonpyon
Subject: Re: 9・2集会の件で


津村様

先に送らせていただいたお願いとお詫びは、
私の個人的なご相談ではございません。
私は、参加希望団体をすべて受け入れるという案も
内部で出しました。この点は申し訳なく思っています。

IEGはホームページを拝見しましたが、
私個人はまったく問題ないと思いました。
貴団体を含め7団体が追加で参加を希望したのですが、
「参加団体」と「賛同団体」の性格がごっちゃになり、
これまで実行委を担ってきた諸団体を参加団体の
母体と考えよう。追加で参加希望(実質的には賛同と
受け止めています)してくれた諸団体は
ありがたいけれど、「賛同人」として名前を列ねていただこう
との判断が、内部でありました。

ご返事が遅れたのは申し訳なかったのですが、
事務局レベルでの意見調整に数日手間取りました。
ご指摘の通り、WEB上でこの問題が公式に
表明されなかったことは、運営上のまずさとして
私も感じています。沖縄で呼びかけていただいた件、
たいへん申し訳なく思います。原則論として
津村さんのお考えは納得がいきます。

本日、会議でいずみさんとお目にかかったのですが、
うっかり参加費のことをご相談するのを
忘れてしまいました。当方としては、チケットが
余ったら返金させていただきます。
本日、全額返金させていただき、あらためて
いらっしゃれる方々には当日券で入っていただく
という方法もありましたが、すみません、たぶん
当日までいずみさんとお目にかかれないと思いますので、
前者の方法で、返金の必要がある場合は、
そうさせていただきます。

参加団体・賛同人の件は、実行委の方針が
曖昧だったことは否めません。この点については
お詫びいたします。この問題は、実行委で
全体化します。津村さんの質問は、実行委の
メーリングリストにアップさせていただきます。

追伸
本日、いずみさんから「サイバーアクション」を
いただきました。拝読させていただきます。
(以下、既出メールの引用につき略)
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添付資料H 國貞さんがMLに流したメール
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From: Kunisada <kunisada@magazine.co.jp>
To: busters-lst@y7.com (busters ML)
Subject: [busters:00255] 参加団体に関する報告
Date: Wed, 29 Aug 2001 06:09:50 +0900

各位様

お疲れ様です。マガジンハウスの國貞です。
実行委の一人として報告させていただきます。

一部には申し上げているのですが、
先週に入って、いくつかの団体から
追加で参加希望が出されていました。

・「国際主義」編集会議(代表/津村洋)
・「サイバーアアクション」著者グループ(代表/小西誠)
・東京管理職ユニオン
・神奈川人権センター(事務局長/高橋孝吉)
・「創」編集部
・だめ連(神長恒一・ぺぺ長谷川)
・平凡出版労働組合

の7団体です。最後のはマガジンハウスの労組です。
この件につきまして内部で意見交換をさせていただき、
これまで実行委を担ってきた諸団体を参加団体の母体と考え、
上の諸団体(実質的には、賛同団体と受け止めえます)の代表者に
「集会賛同人」となっていただくよう、調整をいたしました。

津村洋氏が沖縄に滞在中であったため、
津村氏のみ調整が遅れたのですが、窓口でもあった
司会の米沢泉美さんに連絡を取っていただき、
27日段階で、津村氏にも了解を得ています。
ただし、本日、津村氏が東京に帰られ、私宛に下記の
メールをいただきました。津村氏の指摘のように、
確かに参加団体・賛同人という位置づけが実行委の中で
曖昧だったように思えます。上記の諸団体には
「参加団体としては締め切らせていただきました」
という申し上げ方もしているのですが、WEB上では
まだ「実行委員会参加のお誘い」が残っています。
実行委の最終会議も終わったので、これは削除してもいいと
思いますが、津村氏が指摘されていることは原則論としては
納得しえる内容です。

私としては、参加団体の位置づけ、方針が曖昧だったことを
反省し、今後の課題として考える意味で、津村氏のメールを
全体化したいと思います。ふりかえって考えれば、「参加団体」の
他に「賛同団体」という枠組みを作っても良かったかなとも個人的
には思います。実行委の参加団体は、現在の諸団体が中心的に
担ってきたのは事実です。なかなか統一戦線というものは
難しいですね。津村氏にはお詫びのメールを
出しましたが、最初に津村氏に送った私のメール(これと
ほぼ同じ文章を小西誠氏にも送っています)を
参考までに併せて載せます。
(以下、既出メールの引用につき略)
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添付資料I 「サイバーアクション」著者グループの公式表明
http://www.miri.ne.jp/~wsf/cyberaction/bbs/main.html より)
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4 名前:著者井口 投稿日:2001/08/30(木) 14:01:28
 9・2集会に関するお詫びです。

 私たちは、21日の実行委員会で「団体参加申し込みのためには、900円のチケ
ットを10枚購入してください」と言われたため、これを購入し、「参加団体」の
旨このサイトなどでアピールし、同集会への結集を呼びかけてきました。
 しかし25日になって突然、事務局より「参加申し込みは17日で打ち切られてい
る」という通告がなされました。

 17日に打ち切られたものが、なぜ21日に申し込み可能だったのでしょうか。
 この点について、私たちの他に団体参加を同様に断られた「国際主義」編集会
議が質問メールを事務局あてに送付しましたが、それへの回答では十分納得のい
く説明がなされているとは思えません。

 私たちは、9・2を成功させるという目的のため、この件に関する批判を留保
し、当日はもちろん参加して闘うつもりです。

 以上のような事情とは言え、「実行委に参加」という表現が、結果的に虚偽の
ものとなってしまいました。
 この点についてみなさまに深くお詫び申し上げます。
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