PC日記(自作)

PC自作日記(1999年1月21日〜)

1999/02/01
UPDATE 1999/04/25

初めてPCを自作してみました。(AMD K6−2 300MHz)


(注)ここに書いていることは技術的裏付けは有りません!、雑誌の記事等を元に、自分勝手に解釈しているだけです。

PC制作の動機

FMV575D4の増強/拡張、Aptiva740の増強/拡張と、いろいろやってきたが、思うように能力が上がらない。(CPUを変えたり拡張カードを取り替えたりしてもマザーボードが古いせいか本来の能力が発揮されないようだ)。
せっかく買い集めたこれら拡張カード類を本来の性能を発揮させるにはどうしたらいいのか?、メーカー製のPCではいろいろ制約があるらしく(ほんとかどうか判らない、今までのPCが古すぎただけかもしれないが)うまくいかないので最新のマザーボードを買うことにした。なにを選べばいいのか?、次の基準を設けて機種を選定することにしました。

・今持っている、SIMM,HDD,VGAをそのまま有効に使いたい。
・CPU(Pentium75MHz,100MHz,MMX200MHz)をいろいろ取り替えたりして動かしてみたい。
・今後の拡張性も有る方がよい。(ソケット7にするのでCPUだけはどうしようもないが・・)
・初めて作るのでマニュアルなども判りやすくしっかりしたものが付いているものが欲しい。
・当然の事ながらなるべく安くあげたい。

これらを考えると、Soket7でSIMMが刺せるマザーボードで有る必要があり、サポートもしっかりしていてBIOSなども簡単に手に入るものであることが望ましい。

と、結構身勝手な条件で機種を選定し始めた。
インターネットを利用して各種のPC関係記事を見たり、雑誌などを読みあさること約1週間、結構評価が高く、SIMMが2本、DIMMも3本、PCI4本、ISA2本という、まさにうってつけのマザーボードが見つかりました。
CPUについては無理に買う必要はなかったのだが、いろいろ見ているうちにやっぱり速いのを使って見たくなり、悩んだ挙げ句(そんなでもなかったか)値段もそれほど高くなく結構人気があるらしい「AMDのK6−2(300MHz)」を一緒に買うことに。
それ以外(CD−ROM、メモリ、FDDなど)はAprivaから移植して済ますことに決定した。(さあ、あとは買ってきて組むだけだ、うきうき、そわそわ・・・・)

1999/01/22 機器購入

仕事が終わるのももどかしく、購入を決めてあったM/B(AOpen AX59Pro)とCPU(AMD K6−2 300MHZ)を購入しにショップへ。
店員さんにマザーボードの評判(拡張カード類との相性など)を尋ねると、「多少AGPに難あり」「YAMAHAのチップを積んだサウンドボードとの相性が悪い」などとのうわさがあるようだとの話をしてくれましたが、これは無視することにしました。(まあそういうことになったらその時考えることにしよう。)当面、ビデオカードはMELCOのWHP−PS8S、サウンドボードはAOpenのAW37を使うつもりでいるのでこの問題は発生しないはずなので。
この日はまだケースを買ってなかったため組み立てはせずにマニュアルを読んだりした程度で翌日ケースを買ってからの組み立てに備えました。(とは言ってもなんか、うずうずそわそわ、子供の頃の遠足の前の日のような気持ちでしたネ。)

1999/01/23 組立

この日も私用で外出(早く帰りたいと思いつつ)、夕方になって帰りにケース(テクノバードTB−201)を購入。なんだかんだ結局組立を開始したのは夜の11時頃から(いや〜、長い1日だった、さあ、やるぞ〜。)

<組み立ての前に全部の部品を出してならべてみたところ。>

すでにFDDとHDDを取り付けたあと気がついて写真を撮りました。

初めての組立なので、慎重にいろいろチェックしながらゆっくりやっていたので完成したのは朝の3時頃でした。(ただ単にビールを飲みながらだったので遅いという説もあり。←不謹慎なやつだ。)
眠い目をこすりながらCPU速度、倍率などの設定を済ませ、さあ電源オン・・電源ファンが回転、CPUファンも回転し、さあBIOS画面だ!・・と、思った瞬間、アラーム(なのかどうか判らないが内蔵スピーカから)音が鳴り響く。ピーピーピーとかなりの大きさの音が夜中、と言うより朝3時に鳴り響いたのでは近所迷惑!、すかさず電源切断!。
さあ大変!、なにが起こったかしばらく呆然・・・・、気を取り直してジャンパーピンの見直し、ケーブルの接続状況の再確認、一応すべて正しい模様、もう一度電源オン・・ピーピーピー、やっぱり同じだ。
もう眠いのとビールを飲みながら(不謹慎きわまりない)のほろ酔い気分で頭が働かない、今日はここまでにしておこう・・・周りをさっと片づけて終了。

1999/01/23 組立(続き)

さて、次の日(と言うより起きたら昼だった。)も用事があって(なんでこんな時に)午後出かけたので作業再開は夜になってから。
昨日のアラームの原因はまだわからなかったので、もし何か失敗していたらCPUが真っ先に駄目になってしまう事が多いらしいという事を聞いていたの、最悪駄目になってもあまりもったいなくないCPUを使って確かめようと思い早速CPUの交換。
ジャンパーピンでクロック、倍率の設定の変更・・・・さあ電源オン!・・ファンが回転し、やった!初めてみるAWARDのBIOS画面
各種デバイスなどのチェックと認識(らしい事)を行いシステム起動(ここではFDでDOSの起動まで)。
OK、OK、いけるじゃないか!、とりあえずこのままWindowsだけはインストールしてしまおうと思い、早速95のインストール。しばらく時間があるのでもう一度じっくりマザーボードとCPUのマニュアルを眺めなおし、インストール終了後再度CPUを交換。
マニュアルを見ながら手順どおりクロックの設定、倍率設定、ディップスイッチでコア電圧設定・・・え、P54Cを乗せるときこんな事やったっけ!?
・・・え、え、え、もしかして2.2VのK6−2に3.45Vをかけていたのでは???
・・・・こわ〜!、よく壊れなかったな〜、もし壊れてたらいくら自分のミスとはいえ泣くに泣けないとんでもないことになるところだった。・・真っ青〜
・・ここは気を取り直して慎重に、2.2Vに設定、もう一度念のため指先確認(ジャンパ、OK・・ディップスイッチ,OK)
よ〜し電源オン・・ファンが回転、お〜〜、今度はOK、問題なく起動、BIOSからWindows95も問題なし。
・・よし、まずは何か試してみなければ・・、速さを体感できるものを何か!・・とりあえずまずエクスプローラを開いてみる、速い!、「スパッ」という感じで開くウインドの速さは全く別世界!気持ちいい〜。
次に「ソリティア」を試してみる、速さを実感できるすばらしいソフト(ほんとか?)、今までも何か取り替えたときは必ず最初に動かしてました。)。
速い〜〜〜、並べ終わって最後にトランプが飛び出してくるところの速さ、ものすごく速い!
今までのFMVやAptivaではスローモーションみたいにふわーっという感じだったのが、ほとんど1秒もかからずすべてのカードが飛び出してしまうようなこの速さ!、うれしいな〜、うれしいな〜・・・・。
(まあ、世の中はまだまだ上を見ればきりがないのだろうが自分ではこれで大満足!)当分困らない(はず。だろう。きっとそうに違いない。・・・・)
と、この様に紆余曲折いろいろありましたが何とか初めての自作PCが完成しました。
当分はこのままかもしれないですが、また、いろいろな記録を書いていきたいと思っています。

<組み上がったシステムは次のような構成になりました。>
完成時 一部交換 現在(99.4.25)
MotherBoard AOpen AX59Pro    AOpen AX59Pro
CPU AMD K6-2 300MHz AMD K6-2 350MHz(クロックアップ) AMD K6-2 350MHz(クロックアップ)
Memory Buffalo VMB-P32MP × 2    No-Bland 128MB DIMM PC-100 CL=2
HDD * Quantum FB EL-5100A    Quantum FB EL-5100A 
FDD MITSUMI    MITSUMI 2MODE
CD-ROM * MITSUMI Pioneer DR-944(40x) Pioneer DR-944(40x)  
VideoCard Buffalo WHP-PS8S Creative GraphicBlaster Exxtreme (4MB)Diamond Viper V550 16MB PCI
SoundCard *Creative SoundBlaster-16 AOpen AW37 AOpen AW37
SCSI-card *Buffalo IFC-DP    Buffalo IFC-DP  
HDD * Buffalo DSC-D2000    Buffalo DSC-D2000PS
MO * Buffalo MOS-S230F    Buffalo MOS-S230F
Case TechnoBird TB-201 MiddleTower    TechnoBird TB-201 MiddleTower
        
Monitor * SONY CDP-17GS    SONY CDP-17GS
Printer * EPSON PM-750C    EPSON PM-750C
Scaner * Canon FB310    Canon FB310
印はAptivaにつけていたものを移設。つまりAptivaは抜け殻になっています。)

最新の状態はこのように変わっています。興味があったら見て下さい。

●ベンチマークテスト

以下はベンチマークを行ってみた結果です。(この値がどのくらいのものなのかは判りませんが、とりあえず結果を掲載してみました。)
他のベンチマークも順次実行してみる予定です。
HDBENCH Ver 2.610
  使用機種
  Processor  AMD K6 3D 300.7MHz [AuthenticAMD family 5 model 8 step 0]
  解像度     1024x768 65536色(16Bit)
  Display    WHP-PS8S (3Dlabs)
  Memory     64,540Kbyte
  OS         Windows 95 4.0 (Build: 950)
  Date       1999/ 1/29   1:15
  SCSI = MELCO PCI SCSI IFC-DP
  HDC = プライマリ IDE コントローラ (シングル FIFO)
  HDC = セカンダリ IDE コントローラ (シングル FIFO)
  HDC = スタンダード PCI IDE コントローラ
  A = GENERIC NEC  FLOPPY DISK
  CDE = GENERIC IDE  DISK TYPE47
  F = nEC DSE2100S         Rev 0306
  G = KONICA OMD-8020         Rev 6.50
  H = PIONEER CD-ROM DR-944    Rev 1.07
    ALL   浮    整    矩    円   Text Scroll DD  Read Write Memory Drive
  12183 18609 23301 22562 10350  3064    97  28  9677  9807 11649  C:10MB
FinalReality
  Database Entry (K6-2 300 + WHP-PS8S)
  Benchmark results:
  Radial blur,             5N,  15.56, rips,  2.153, Rmark
  Chaos zoomer,            5N,  22.15, rips,  1.076, Rmark
  25 Pixel,                5N,  70.48, kpps,  2.253, Rmark
  Robots,                  5N,  17.09, rips,  4.428, Rmark
  Fillrate,                5N,  28.35, MPps,  6.136, Rmark
  City scene,              5N,  21.59, rips,  5.356, Rmark
  Video card bus transfer, 5N,  47.30, MBps,  1.506, Rmark
  Direct3D bus transfer,   5N,  24.07, MBps,  2.057, Rmark
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  Visual appearance,            77.78, percent
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  Overall 3D,                   2.209, Rmark
  Overall 2D,                   1.614, Rmark
  Overall bus rate,             1.671, Rmark
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  OVERALL SCORE,                1.950, Rmark
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Melco Mwbench
  [ベンチマーク結果]
  総合評価 スクロール   画像編集 図形描画  CPU メモリ HDD  CDROM
    1,026%      768%    1,650%     736% 2,209%   787%   367%       671%
  27.798ms  15,329ms   3,346ms  8,310ms   89ms  223ms   36ms      465ms
猫べんち
HDBENCH , FinalReality , Mwbenchなど数字だけのかたいのだけでなくちょっと変わったベンチマークもやってみました。
でも、この評価はなんでしょうね。「うしがもう」ってのは?。


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