PC日記(BIOS UPDATE 1GHzを目指す)
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PC日記(BIOS UPDATE 1GHzを目指すが・・・)
2000/12/16
前回1GHz常用を目指してクロックアップを試みたが、何故かCORE電圧が1.75Vまでしか上げられず、それが原因かどうかは分からないが結果として950MHzまでしか安定せず1GHz常用は断念した。
しかし、今ひとつあきらめきれず、BIOSを最新版へアップデートしてもう一度試してみることにした。
【BIOSアップデート】
まずは最新版のBIOSを入手するためABITのホームページに接続、BIOSのダウンロードを行う。
(現在のPCのBIOSは「TL」、ホームページ上では「UL」となっている。)
BIOS本体、それにFlashユーティリティ、と、専用の起動用BATファイルの3つをダウンロードした。
回線の状態か相手側のサーバの不具合かどうかは判らないがいまいちFTPの接続が悪く苦労したが何とか取得に成功。
BIOS更新用のFDを作成する。今回はWin98を立ち上げ、マイコンピュータから新しいFDのフォーマットを行い、そこで起動用ディスクを作成した。
COMMAND.COM、io.sys、MSDOS.SYSの3つだけ残し他のものは削除し、ダウンロードしてきたabitfae.bat、awdflash.exe、それと解凍した最新のBIOSのKT7_UL.binを書き込み、この6つのファイルのみが入っている更新用ディスクを作成。
BIOSアップデートを行うために、更新用FDをA:ドライブにセットしPCを再起動。
FDから起動され英語版のDOSが起動する。
A>プロンプトで、BIOS更新用のBATファイルを起動するコマンドを入力すると、後は自動で更新処理が進む。
プログレスバーがのび、無事にBIOS書き換えが終了。 あとはPCの再起動。
(特殊文字が日本語版のDOSとキー配置が違いちょっとまごついたがその他は問題なし。)
再起動後は念のため、Load Optimaized Defoultを行い最新の状態にした。
無事にBIOSのバージョンもTLからULへアップしている。
[08/25/2000-8363-686A-6A6LMA19C-UL]
【1Gへ・・・・】
それでは早速目標の1GHzへ
以前もダメだったが、倍率だけ10倍にしてもやはり起動できずBIOSすら見えない。
SoftMenuVで、FSBは100のまま、CPU倍率10倍、VCORE1.85V、I/Oを3.5Vに設定。再起動してみる。
(BIOSをアップデートしたら、VCOREが1.85Vまで上げられるようになったため今回は1.85Vにして見た。)
相変わらず起動は問題なし!!
WCPUIDでも、1GHzで動いている
早速いくつかのベンチマークテストを走らせて見る。
HDBENCH、3DMark2000、FinalReality・・よしよし、ここまでは順調!!
さて、最後の関門のSuperPAI
はどうだ!・・・・だめだ!〜。
SuperPAIはやはりエラーになってしまった。 少し進展はしたもののSuperPAIが通らないのでは完全とは言えそうもない。
仕方がない、やはり950MHzへ戻すしかないのか。
【元の倍率に下げる】
再度、「950MHz」へ戻すことに。 電圧も上げておく必要も無いので950が動作する、1.75Vと3.40Vへ戻した。
しかし、せっかくなのでBIOSのチューニングを行って見ることにした。
Load Optimized Defoultで初期化した後、次のところを出来るだけパフォーマンスが上がると言われている方へ設定して見た。
<SoftMenuV Setup>
・Fast Command Decode = Fast
・Enhance Chip Performance = Enable
・Force 4-way Interleave = Enable
・Enable Dram 4k-page Mode = Enable
・DRAM Clock = HCLK + PCICLK
<Advanced Chipset Features>
・Bank DRAM Timing = Turbo
・DRAM Bank Interleave = 4-way
・Delay DRAM Read Latch = No Delay
・SDRAM Cycle Length = 2
・Fast R-W Turn Around = Enable
・Fast Write Supported = Supported
起動は950MHzで問題ない!!! BIOSの設定間違いなどは無いようだ。
では早速、ベンチを!!
(Windows2000ではグラフィックやHDDが今ひとつ伸びないようだが・・・)
HDBENCH、3DMark2000、FinalReality・・・速い!! SuperPAI104万桁・・・これも速い!!
おぉ〜、、どれも向上している!
ここでも念のために、FinalRealityと3DMark2000を繰り返しにして、合計6時間ほど走行させてみたが、特に問題なし、CPU温度もケース内温度もそれほど高くはない。
【これで決定!】
あいかわらず1GHz常用はちょっと無理かもしれないが、BIOSカスタムの950MHzは十分常用出来そうだ!
【HDBENCH 3.10】
チューニング前の値に比較して「ALL」が14328 から17746 へ大幅な向上。
他の値もそれぞれ向上している。
しかしHDDの値はやはり全般的に低い。U-ATA/66で使用しているのに・・・・・。
【3DMark2000 Version1.1 - Build340】
2910 3D marks
すばらしい! いままで1GHzでも出なかった数字だ。
チューニング前の950MHzでは2667 だったからものすごい効果。
【FinalReality 1.01】
Overall = 6.23 チューニング前は5.33だったのが、これもまた最速を更新。
今までの自分のシステムではこんな値は初めて出た。
【Super πVer1.1 &
WCPUID Ver2.8】
やはり速い! 104万桁 2分18秒!
チューニング前は2分43秒だから、25秒も短縮!!
WCPUIDで950MHzで動作していることがわかる。
しかし、BIOSチューニングでこれほどまで向上するとは思っていなかったので嬉しい嬉しい!
しばらくはこれで使っていけそうだ。 本来の目標の1GHzには今一歩届かなかったが仕方ない。
これでよしとしよう。
速くなればなったで、速さに慣れてしまうと、もっと上を・・・と、なるかもな。
ま、最近Athlon1GHzクラスも2万円ほどになってきているので、今度取り替えるときには、1GHzクラスのAthlonにでも・・・。
やれやれ、おしまい、おしまい。
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