PC日記(PCの中身交換)
UPDATE 1999/09/26
1999/09/11
自作1号機と2号機の中身の入れ替えを行いました。
発熱がすごいためケースにファンを取り付けようとしたことから始まり、M/Bを含む中身全部の総入れ替え、ケースファンの増設、さらにソフトクーラー(Rain)のインストール結果をまとめてみました。
【まずは最初のファン取付まで】
自作2号機のCPUをK6−V(450)に交換し、ベンチマークの結果を見て一喜一憂したりで、数日間浮かれていました。
しかし!、はたと気づいたことが・・・・・・なんか、熱い!、ケースをさわって見ると相当な暖かさが・・・・・、ケースを開けて見る・・・
わ〜、熱風だ〜!・・・・・・
CPUファンからものすごい熱風が吹き出している!(まあ、トルネードは吹き付けではなく、吸い出し式ファンだから吹き出すこと自体には問題無いが・・・)顔を近づけているとじわじわ汗が出てくるほど熱い。
なんでこんなに・・・いったい何度ぐらいあるんだろう?・・確かシステムの状況を教えてくれる「システムモニター」とやらがM/Bに添付のCDに入っていたような、と思いだしさっそくインストール、温度を表示すると・・・・
なんと、ケース内45度、CPU温度に至っては58度を表示ししている!、本当か〜、こんな熱くて大丈夫なのか?・・・????
クロックアップもせず定格で稼働させているのに何がこんなに熱を出しているんだと思い、内部の拡張カード類などにふれてみると、ViperV550がむちゃくちゃ熱い!、チップそのものはファンが付いているためかそれほどでもないが端のほうが異常に熱い!、ずっとさわっていられないほどに熱くなっている。
う〜む、ケース内部に熱発生源が二つありそれがお互いを熱し合ってこんな熱いんだろうか?、とりあえずすぐに試してみることが出きるのはビデオカードの交換か!
ということで、さっそくStelthVに交換しモニターを見る・・・・・・・・・考えが甘かった、確かにカード自体はさわっていられないほど熱くはならないがやっぱり温度は変わらない。
さて、どうしたものか?、ミドルタワーとは言っても背の低いやつなので内部の空気の流れが悪く熱を排出できないんだろう。排気が悪いから熱い空気を吹き付ける、またその空気がさらに熱せられ、またその空気を吹き付ける、という悪循環になっているのか?、それならば排熱用のファンを付けて見よう!と勝手に決めて当日は終了、やれやれ!。
翌日ファンを購入しに新宿へ(秋葉原は遠いので新宿)、ヨドバシカメラでファンを物色、そこでまた問題が・・・、「大きさを測ってこなかった!」、あ〜あ、またわざわざ来るのも面倒だな。適当に、「6センチと8センチのファン、さらに拡張スロットへ取り付けるやつ」と3つも買い込んでしまいました。やれやれ
さて、家に帰ってさっそくケースを開けて取つう〜〜。。。あ〜、ファンを取り付ける場所が無い!
(正確には「無い」ではなくちょっとしたスペースはあるが、そこでは付けられない、というのが正解。)
な、なんと、俺はバカだ!、2号機のケースにはファンをつけるスペースが無い!、よく確かめもせずファンを買い込んできてしまった。。。。もう一台(1号機)のケースならちゃんと付ける場所が有るのに、このケースは取り付ける場所がない。・・・・・・・仕方がないので拡張スロットへ付けるファン(スロットファン)のみを付け様子を見ることに。
(なんかものすごく悔しい!!!!)
とりあえず少しは排気しているようだ、温度を計ってみると以前のように中で熱がまわらなくなった関係か、いくらか改善されたように思えるが。
30分ほど動かしてから温度測定、「ケース内42度、CPU53度」 ほんの少しは下がったが、やっぱりまだ熱い。悔しいけどとても改善されたとは言えない。いったいこの努力は何だったんだ。。。。。
・・・・・・仕方がない、せっかく買ったファンをどうしたものか?遊ばしておくのも・・・・?、
・・・・やはりケースを交換するしかないか!、という結論に達し本日終了!やれやれ(←こればっかり。)
【PCの中身の入れ替え開始】
意を決して「中身のそっくり入れ替え作業」を開始!まずは、両PCの中身をすべて取り出す。
こんなパーツがそれぞれ載ってます。でも、あまり高級品は無いようです。
中心となるマザーボードはこんな感じです。真っ赤なマザーに載ったトルネードファンの大きさが威容を放っています。(こんな言葉はあったのかな?、「威容」と言うより「異様」かも知れない。)
AX59Proにつけてるファンも色がブルーで結構きれいなファンです。小さいけど。
と、言ったところでさっそく組立開始!、まずは現在の主力機「TI5-VGF」を先に組み立てます。
こっちはただ単に組み立てるだけなので簡単簡単!、スペーサーの位置は全く同じだったので全然問題なし、「乗っけてねじ止め、ケーブルつなぎ、拡張カードを付けるだけ。」(なんかのコマーシャルみたいだ!)・・・・とはいうものの約30分、暑い日だったので汗だくになりながらも完成!
さっそく、モニターをつないで電源オン、ピーっと言う起動音、FREEWAYの起動画面が表示され、WIN98が滞り無く起動。うむ、完璧!よしよし。いくつかソフトを動かしても特に異常は見られない。ケースファンはまだ付けてないがこれは「AX59Pro」を組んでからということで次へ移る。
AX59Proの組み立て。こちらも特に問題はない、組立自体は先のVGFと同様、「乗っけてねじ止め、ケーブルつなぎ、拡張カードを付けるだけ。」で完成。
これで電源を入れてみていればあとで苦労はしなかったんだろうが、「せっかくなのでK6−2に載せ換えよう」と思ったのが運の尽き!
K6-2用に設定変更。FSBを100に、倍率は3倍のままなので変更無し、電圧は初めて組み立てたとき設定を間違えた経験があるのでここは気を付けて正しくVCORE2.2V、VIO3.3Vに設定。もう一度見直し・・OK!
さあ、電源ON、起動・・・・・・・・・・・・・・・・・しない・・・・・
なにやら、プ〜、プ〜、プ〜 とビープ音が・・・え、・・しばらくすると電源が落ちる。
え、え、え〜、ジャンパー見直し、スイッチ確認、合ってる。間違いない!
もう一度ON、・・・やはり、プ〜、プ〜、プ〜 と3回ビープ音を発したあと電源が落ちる。
さ〜て、判らない。仕方がないので、もう一度MMX200に戻す、まったく問題なく起動、順調。
さあもう、全然判らない。マニュアルを見ても全然!・・・・・・・・・・・・
その日は、あきらめる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・寝る!
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寝ながら、マニュアルを見る。なになに、DRAMクロックの設定。CPUかAGPか、どちらに同期させるかを決める?!
以前K6-2を載せていたときもDRAMクロックはCPU同期にしていた。しかし、そのとき付けていたメモリーはPC100のDIMM。今回は以前から使っていたSIMM、MMX200はFSB66、これだ!
夜中に飛び起き、再度挑戦!
K6-2を取付け、FSBを100へ、DRAMクロックをCPU同期からAGP(66)同期へ
電源オン、ピっと鳴ってAWARDの起動画面が表示され、何事もなかったかのように立ち上がり、WINDOWS98の起動画面へ。
やった〜!
結局メモリの同期が誤っていた。66MHzでしか動かないメモリを100MHzで動かそうとしていた。ということでした。判ってみればな〜んだ!ということかもしれないが、そのときは何がなんだか?"#〜*と言う状態でした。
【やっと本題のファンの取付】(本題なのに書くことが少ない!)
本当はこれが目的でケースの中身の総入替えを行ったのに途中で寄り道ばかりで時間がかかってしまったが、やっとファンを取りつけることができます。やれやれ。(←まただ)
ケース本体後部に排気用6センチファン、前面下部に吸気用8センチファンをそれぞれ所定の位置に取りつけ、M/Bのファンコネクタまでケーブルがのびないので延長コネクタ使用で電源から直に出ている線から分岐。(ちょっと悔しい、ファン回転数が表示されないのが・・)
よ〜し、取りつけ完了!、配線問題無し!、電源ケーブルOK!、電源ON!、お〜、ファンもちゃんと回ってる!(配線が間違ってなければ回るのは当たり前?!)
ピっと鳴って、BIOS表示、Windows98起動、よ〜し、順調順調!、しばらくアイドリング状態で観察。
モニターを見ると、温度はケース内33度、CPUは45度を表示している。なんかまだ熱いような気もするが、各種ベンチを走らせて見たり、インターネットにつないだりして様子を見る。
約3時間後温度を見ると、ケース内36度、CPU49度。さっきよりもあがってしまった。その後もしばらく使ってみたが、これを超えることは無くどうやら落ち着いたようでした。めでたしめでたし!
しかし、この温度自体が普通なのか異常なのかよくわからないのでさらに他のものも試してみたいと思います。
とりあえず、まとめ。
| ケース内温度 | CPU温度 |
ケースファン無し | 45度 | 58度 |
スロットファン設置 | 42度 | 53度 |
ケース交換&ファン追加(起動後約30分)※ | 33度 | 45度 |
3時間後(この間ベンチマークや他のアプリを使用。) | 36度 | 49度 |
※:ケース前面下部に吸気用8センチ、背面に排気用6センチのファンを増設。
○やはり廃熱効果はかなり効いているようでスロットファンをつけただけで約3度づつ下がりました。しかしやはり吸気・排気を両方つけたほうが圧倒的に効果が大きく約10度づつも温度を低下することができました。
【ソフトクーラー(Rain)】
「他のものも試してみたい」とは言ったものの、あと他に試せることは・・・CPUファンを換えてみる位か?、でも、もともとがよく冷えるといわれるファンを使ってるからな〜、ほかのをつけてみても冷えない!、というのが確認できるだけだろうな〜。
などと思いをめぐらせているうちに知人からメールが、なになに、「ソフトクーラーなるものがあり、2〜3度くらい冷えるらしい。」
ほ〜、そんなものがあるのか!、よし、早速試してみよう。ケースを開けたりせずに座ったままでできる。
すぐにインターネットに接続、ダウンロード、圧縮されているので解凍、一応READMEを読んでは見たが、・・・英語なのでほとんど判らない。・・まあいいや!。
早速インストール。しかしここでちょっとだけ疑問が、CPUの種類を選択するところに自分の使ってるCPUが無い。
この選択画面にはK6-Vがない、K6-3DというのはK6-2じゃないのかな?、仕方が無いのでとりあえずこれを選択。(悪影響は無いんだろうか?ちょっと心配ではあるが・・)
とりあえずインストールは正常にできたようなのでいくつかの条件で温度の測定をしてみました。
Rainの効果
| ケース内温度 | CPU温度 |
1.起動直後 | 32 | 37 |
2.ファイナルリアリティー実行 | 33 | 46 |
3.アイドリング(5分) | 33 | 38 |
4.スーパーπ(104万桁) | 33 | 47 |
5.アイドリング(5分) | 33 | 38 |
5.Xデモ(1回) | 34 | 49 |
6.アイドリング(5分) | 34 | 38 |
7.アイドリング(5分) | 34 | 36 |
8.Rain OFF アイドリング(5分) | 34 | 46 |
9.Rain ON アイドリング(5分) | 34 | 37 |
○「Rain」の効果は絶大でした!、ケース内温度こそ33〜34度と変化無かったものの(ケース内は他の機器の温度があるのでしょう)、CPU温度に付いてはアイドリング状態ではほとんどが37〜38度とファンを追加しただけに比べて9度近くも温度が下がっています。いやいや、もう感激!ほかにいうことは何もありません。
今回のこの作業によって私は以下のような教訓を得ることができました。(当たり前のことばかりかも。)
教訓
第1、「ケースの通気は非常に大事である。」
第2、「K6−Vは発熱がすごい!」
第3、「拡張部品を買うなら、取付場所、大きさなどをよく調べておく。」
第4、「起動時のビープ音、プ〜、プ〜、プ〜、はメモリを疑え!。」
第5、「M/Bのマニュアルは熟読しておく!」
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どれもこれも当たり前のことばかりでした。