Live Album
ゲイリーのライブアルバム
こんなに出しているアーティストがいるか?(全部正規盤!)

Living Ornaments 79&80

世界的な人気が絶頂期にリリースされた箱入り2枚組ライブ。邦題は『ゲイリーニューマン 幻想ライブ』。素晴らしい!ちなみに、あちらではボックスはコレクターズアイテムだそうだ。筆者も「ありませんか」とよく訊かれた(ほとんど返事出していない。だって一回出すとしつこいんだもの、あちらの方々は)。
一枚目が79年の「Touring Principle」、二枚目が80年の「Teletour」から、アレンジがちぐはぐだったり、演奏が時々どっちらけだったりするのはまぁご愛敬。
で、「80」が単独リリースされない理由ですが、ゲイリー本人は「知らない。とりあえずマスターテープは自分のところにはない」とのことで、ベガバン次第のようです。
『79&80』としてのリイシューはないですが、『アサイラム』の3と1を持っていれば全曲を聴くことはできます。
今見ても結構豪華なセットでライブをしていたというのが分かります。

Living Ornaments 79

『Living ~』のリイシューはそれぞれのライブを完全収録したものといううれしい形でのものとなりましたが、何故か『80』の代わりに『81』が出されました。『79』はハマースミス・オデオンの公演を完全収録です。バンドメンバーはゲイリーニューマンバンドにゲストのビリー=カーリー(ウルトラヴォックス。当時解散中)です。
マスターに起因するものでしょうか、時々音のバランスが変です。
このステージは筆者もビデオで見たことがありますが、とても美しいです。見たかった。
ちなみに、なぜかこのジャケット写真、左右逆焼きされることが結構多いです。

Living Ornaments 81

で、その『80』の代わりにリリースされたのが、この2枚組アルバムです。当然『Teletour』ではなく、『さよならライブ』です。一度ゲイリーはライブ活動から引退すると宣言し、ウェンブリーアリーナで「最後の」ライブ3デイズを行いました。その公演を収録してあります。(もちろん、ライブ活動はすぐに復活されましたが(笑))
一部『Dance』収録の曲もやっています。女性ファンの声援が凄いです。
このジャケットはあんまりですね…。裏ジャケットの気合入ったゲリマン様の方がよほどいいです。ケース内側の客席写真もなかなかです(笑)。

White Noise

Ghost

正規アルバムリリースに伴うツアーではなく、コンピレーション『Exhibition』に伴うツアーからです。この頃ゲイリーはブラコンに傾倒していましたが、ジャケットが物語るように(笑)、そんな内容です。
曲目的には特にびっくりする点はないですが、特筆すべきはアンディ=コクランのフレットレスベースです。「We Take Mystery」はまさに名演と呼ぶにふさわしい素晴らしいテイクです。

Live the Skin Mechanic

IRSから唯一リリースされたライブアルバムです。曲目的にはまぁ妥当な線をいっています。バンドメンバーは往年の仲間達ですね。セドのドラムは相変わらず堅くて重いです。「エレクトリックフレンズ」の引っ張るイントロがいいです。
いきなりゲイリーが笑っていたりして、当時の筆者はかなりうろたえました(笑)。客がめちゃめちゃやかましいです(笑)
IRSはレーベルとしてはあんまりでしたが、日本盤のライナーはなかなかどれもいいです。
このアルバム(と『アサイラム3』)以外のライブアルバムは全て2枚組です。つまりツアーのベストライブを完全収録しているわけです。筆者はブートレグ対策としてはこれが一番いいと思うのですが、よそのバンドはそう思っていないのか、それとも何か他の事情があるのか、それは知りませんけど。
ゲイリーファン以外の人々の購買意欲をそぐジャケットですね(苦笑)

Dark Light

物議を醸した問題作『Sacrifice』に伴うツアーからです。アルバムも随分シンプルになりましたが、それにあわせてかライブステージの方もシンプルになっているとのことで、そんな様子が音の方からもうかがえるような作品です。曲目的には、結構変です(笑)。要するに選び方がけっこうマニアックです(と思います)。
これは後に北米でも発売された際の新しいジャケットです。筆者が持っているのもこれです。旧ジャケットはこのジャケットの内側に印刷されていますが、実につまんないジャケットです。


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