CM2S中国滞在記(仮題)
「書かねばならないこと」への必ず読んでほしい前書き

中国滞在記の中で意図的に浮かせた二つの項目が何であるか。前置きが長いのもよくないかもしれないので、最初に言ってしまおう。これから書くのは筆者が中国滞在中に関わったある二人の人物に対する告発、あるいは非難、というよりはっきり言って悪口である。そのうち一人には、本記事中でも書くであろうが、幾分複雑な感情を抱いているが、もう一人に対しては「もし生涯一人だけ殺してもいい、という法律があったとしたら俺はこいつを殺す」というくらい憎んでいる。許されるものならば今すぐに中国まで行って(まぁ日本にいるのかもしれないが)制裁を加えてやりたいくらいだ。その人物のことを筆者は一生許すことはないであろう。だが、多分これは二人共に言えることだろうが、彼等は筆者にそこまで恨まれることをしたとは思っていないであろう。むしろ、恩に着られてしかるべきなのに何を勘違いしているのかと憤慨さえするのかもしれない。

何だその程度のことか、と言われるかもしれない。そんなことを気にするとはナイーブな、ネット上にはもっと酷い罵詈雑言が、それも実名のものが溢れているではないか、そう言われるかもしれない。しかし、筆者がこの程度のことを書くのを躊躇し、こんな一文まで添えるのには理由がある。

一つには、実生活上で関わりがあるにせよないにせよ、人の悪口を目にするのは決して楽しいものではないだろう、ということである。中には他人の悪口を聞くのも言うのも大好きという人間もいるのかもしれないが、筆者はそのような類の人々と深く交流を持ちたいとは思わない。

もう一つは、筆者特有のある事情、もっと言えば過去、があるからである。とある事情で非常にぼかした書き方しかできないのをお許し願いたい。今から約十年前、筆者はある人物とある深刻な軋轢を引き起こした。それについては山ほど言い分があるが今は言わないでおく。そして筆者は相手側からある深刻な被害を受けた。しかし筆者はそれに対して諸般の理由から泣き寝入りをせざるを得なかった。しかし全く納得できなかった筆者は、当時筆者自身の精神状態が悪かったこともあって、当時筆者が運営していたウェブサイト上にその人物の悪口を書き殴った。そして最終的には筆者がさらなる痛手を負う羽目になったのである。つまり、その相手は黙っていなかったのである。この経緯についても筆者は思う所があるが、それは恐らく当分の間、公にする機会はないであろう。ともかく、その行為によって筆者は色々なものを、今どうやっても取り戻しようのないものを、沢山失ったのである。

そのような過去があるので、それにその時に「ネットはもっと楽しいものであるべきだ」と実感したので、筆者にはネット上で他人を糾弾する内容のことを書くのが躊躇されるのであるが、その反省を超えてまで特定の個人に対する悪口を書く決心をしたのは、書かないわけにはいけないからであり(中国関係者にはこんな人間もいるのであり注意しなければならないと警鐘を鳴らさなければならないと思っている)、あまりにも辛い目に遭ったので書かずにはいられないからである。

これから書く二つの記事は決して読んで楽しいものではないことをあらかじめお断りしておく。これも実際にあったことで、そう思って「気分を害されたか、そうなる恐れがあるなら、どうぞもっと楽しいサイトを見て気を紛らわしてほしい」と書いておいたら「嫌なら見るな! ということか!」と火に油を注いでしまったことがあるが、これは照れ隠しでも皮肉でも安全策でも何でもなく、本当にその恐れがあるならば、どうぞ読まないでほしい。それはあらかじめお願いしておきたい。反論や意見は常に受け入れる用意があるが、そういうわけで、単に気分を害されたとかそういうことを言われても対処しかねるということはお断りしておく。ある種のネット住人のように、ただ無反省にその場の気分に任せて罵詈雑言を垂れ流しているだけ、というわけではないということくらいは了解した上で、読んでいただけるものならばお読み下さればありがたい。

本当はその二人の人物について、中日関係とかそういうことに全く関係のない単なる人間的欠陥や異常な性癖などのことも全て書き連ねたいくらいなのであるが(それこそ「口が臭い」「いびきがうるさい」とかそういうレベルの)、それはこらえておこう。一切情けなどかけたくないのが本心だが、それがせめてもの情けだと思ってほしい。


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