Bands of Toronto
筆者がトロントで見て気に入った地元バンドです(アルファベット順)

Bloodwurm

トロントが誇る、デス&ロールのキングです。「Southern Fried Devil Rock with Voodoo Twist」というキャッチフレーズが訳解らなくて最高です。
ヴォーカルのヴィンスは、ヤバい奴としても有名で、このバンドも投獄中に暇なんでレコーディングしたのが結成のきっかけという、ただ者ではないエピソードを持っています。「トロントの吸血鬼」(本当に血を飲む!)としても有名で、それで昼のトーク番組に出演したこともあります。ファンには気さくでいい人ですが、食えない人です(苦笑)。色々なイベントの主催者としてトロントのアングラメタル興隆にも尽力しています。
それはそうと、以前はデスメタルとロックを絶妙に混ぜた実に独特な音を出していましたが、現在はメンバーチェンジに伴って、高速コアに命をかけている模様です(笑)。
かつて、アジア系の女性ギタリストがメンバーにいて、またいい曲を書いていたんですが、惜しくもプロの道を選択せず、脱退しています。
この写真は筆者が撮りました。


トロントで頑張ってきた彼等ですが、現在活動拠点をヨーロッパに移しているそうです。頑張ってほしいですが、気合いのライブを見られないのは残念ですね。
もう一つ、その前任女性ギタリスト、カウンテス=チャック=ウラ嬢も地味ですがオクラホマ=ボム=スカッドというバンドで活動はしているということが分りました。何度かお会いしたことがありますが、ロングストレートの黒髪がきれいな無茶苦茶美人です(苦笑)。日本人ではないようでした。

オフィシャルサイト
http://www.members.home.net/htwebdesign/bloodwurm/
mp3.comへのリンクという形でサンプルを聴くことができます。


Horde of Worms

トロントでまともに活動している唯一のブラックメタルバンドです。ブラックメタルとはいってもメロデスやゴアグラインドの影響も強く、メロディックかつブルブルです。ボーカルはとりあえず何歌っているのかさっぱり分りません。適度にメロディックな曲調、切れ味鋭いリズムギターにドラムマシーン使用による理不尽なブラストというのが特徴でしょうか。ちなみにドラマーを入れない理由は「近所にドラマーがいなかったので」だそうで…
自主レーベルを作ったりして地道に頑張っています。ブラックメタラーなのに笑っちゃうくらい真面目で人のよい連中です。
もちろん筆者撮影のものですが、この頃は写真撮影のテクニックがまだまだでした…一応全員写ってます。

とてもいい雰囲気のが撮れたので、もう一枚おまけです。きれいな歯をしていらっしゃいます。クリプトプシーの前座をつとめた際のものです(下のSolus二枚目と同じ日)。
Certic FrostのTシャツをお召しですね。写真からはちょっと分りづらいですが、パッと見はカウント=グリシュナクに似ています。

音源
Horde of Worms
最初のアルバムです。この頃はまだギター二人とボーカルの三人しかいなかったようです。最初の作品の御多分にもれず、荒削りですがやりたいことはよく分ります。ドラムはもちろんマシーンですが、マシーンなのをいいことに無茶苦茶なパターンを平気でやっています(笑)。メロデスの影響が強いですね。

Dreams and Dying Eyes
二枚目です。ベーシストが加入して四人編成になりましたが、ベースの重量感が全然違います。音がとても重くなりました。メロデスの影響がいい意味で消化されてきて、ブラックメタルタイプの曲作りのアクセントという役割になってきています。ドラムマシーンは相変わらず理不尽です(笑)。

Wormageddon
三作目となる四曲入りシングルです。前作までのボーカルが脱退して新ボーカリストになってからの最初の作品です。曲的にはブラックメタル+ゴアデスという傾向になってメロデスの割合はやや薄くなりました。音はさらに重くなっています。ドラムマシーンはやや理不尽さがなくなってきましたが、これまた重い音で収録時間の割には聴き応えのある内容です。

オフィシャルサイト
https://members.tripod.com/~WORM_3/
サンプルは聴けませんが、CDを買うことができます。


JAWW

完全にインディペンデントに活動しているメタルバンドの中では多分最強なのが彼等です。基本はデスメタルで、ボーカルもデス声とも雄叫びとも判別しがたい声で終始がなっていますが、それに普通のロックやメタル的な要素を盛り込んだり、ドゥ〜ミ〜な曲もあったり、案外多彩な音楽性を持っています。
演奏力は全メンバーかなりありますが、特に手数のやたらに多いドラムは一聴の価値ありです。
インディペンデントにも関わらず定期的にライブを欠かさず、アルバムも既に2枚作っているという、なかなか骨のある連中です。
この写真も筆者撮影ですが、まともなのがこれしかないんですよ…

オフィシャルサイト
http://listen.to/jaww


NecronomicoN

てっきりトロントのバンドだと思っていたら、ケベックのバンドということです。でもまぁ地元と言っていいですね。
左の写真を見ての通り、女性がメンバーにいます。ベースとファルセットのコーラス担当のケイトさんで、御覧の通りなかなか綺麗な方ですが、実はスタイル抜群で、ステージ映えはかなりします。そんな上に髪を振り乱してベースをバリバリ弾いているのでたまりません。筆者は一目で悩殺されてしまいました(笑ってくれ…)。と言っても細い方ですよ、念のため(苦笑)。
ギター+ボーカルはリフを弾いたりオブリを弾いたりソロを弾いたり、もちろんボーカルも取っていて、かなり忙しいです。ドラムはかなり手数多い感じで、どちらもバカテクです。
ステージはこの3人だけでやっていますが、とても3人とは思えない厚い音を出しています。曲的にはモービッド=エンジェルタイプの病気なデスメタルにオリエンタルな雰囲気がかなり加わった感じです。多分日本でも受けると思うのですが、どないでしょう(少なくともWiXXXX TeXXXXXXXXやSXXXXXXのように男性ファンを落胆させることはないと思う(苦笑))。

その後、メンバーがギター&ボーカルのロブを残して全員脱退してしまったというとても悲しい情報が届きました…ドラムのジェフはともかく(おいおい!)ケイトさんの脱退はとっても痛い…今何をしているのか知りたいものだ(おいおい…)

オフィシャルサイト
https://members.tripod.com/decayeddesign/main.html
mp3ファイルを2曲聴くことができます。ゲストブックの最初が筆者です(苦笑)ケイトさんのとてもお美しい写真もいっぱいあります(苦笑)


Rhea's Obsession


このバンドについて説明するのは本当に難しいです、そのくらい独特の音を出しています。
ジャンル的には「ゴシック」ということになるんでしょうが、中東のプログレッシブ=ハウスというか、ブラックモアズナイト+ビルネルソンというかな感じです。基本的にはボーカル&ギターの二人が中心で、その都度サポートやゲストを加えるという風になっているようです。曲的にはかなりエスニック色が強いですが、それとテクノ・ハウス的な要素と、実験系のギターがうまく絡んでいます。ギターはかなり強力な実験系で、これは参りました、エフェクターとE-bow駆使という感じです。
XYMOXの前座で北米回ったらしいですが、さすがに素晴らしい音を出しています。
筆者が撮りました。ボーカルのスーおねいさまはいつもこのようにセクシーな出で立ちです、がよく見ると頭の両側を剃っていて、近くで見ると案外恐いです(笑)。それにしてもモデル並のスタイルのよさであります。

男性ファンのために(笑)スーおねいさまの写真をもう一枚サービスです。

オフィシャルサイト
http://www.spiderrecords.com/rheas/home.htm
サンプルも聴けますし、スーおねいさまの写真も沢山あります。料理のサイトとか妙なところにリンクがされているのが、らしいですね。


Solus

こちらは紛れもなくトロントのバンドです。セパルトゥラの入場待ちの客の列の横にトラックを止めてゲリラライブを敢行という無茶苦茶なことをやって有名になったらしいです。
音的には正面勝負のデスメタルです。ボーカルが鬼のような強力な声とキャラクターの持ち主で、ステージは壮絶そのものです。筆者を一度でファンにしてしまうのに十分でした。曲も結構練られていて、結構複雑な展開のある曲をびっくりするくらいピタリと合わせています。
ライブはもう壮絶の一言で、筆者はボーカルのウィルに手を踏まれたことがあります(笑)。

苦労が実って念願のメジャー契約を最近獲得したそうです!(目出度い!)
もちろん筆者撮影の写真ですが、これまた全体が写っているのはこんなのしかないんですよ…ライブの雰囲気は出ていると思いますが…左のグレイシー柔術みたいなギタリストはインド系で、デレク=ハルナナンシンというとっても覚えにくい名前の方です(笑)でもいい人です。

もう一つおまけに、クリプトプシーの前座の時の写真をば。この時筆者は最前列にいたために全体の写真が全く撮れませんでした。ボーカルのウィルです。男前。
実際に合うととても小さい人です実は。ファンにはいつもニコニコしています。いい人です。

音源
Universal Bloodshed
二枚目のフルアルバムです。前作の疾走感やブルータルさはそのままで、スローな曲なども取り入れて音楽的な幅がさらに広がっています。録音は全然よくなっていますね。
このジャケットはメンバーにサインをもらっているので、よく見ると見えると思います。

オフィシャルサイト
http://www.skinmask.com/solus/startjav.html
CDも買えますし、音も聴けるようになりました。


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