#あくまでも筆者の好みや趣味に則っているので、御意見は承りますが、そうとやかく言われましても困ります。
#個人的に「あそこはうまい」ということとともに「あそこは行かない方がいい」という情報も必要だと思うので、そういう内容も盛り込みたいとは思っているのですが、ここでは基本的に「まずい」とは言いません。評価と行間その他から読み取って下さい。お店のネガティブな側面はあったとしても特に具体的には書かないので、もしどうしても知りたければメイルでもください。
#最後に付けてある簡単な評価はラーメンだけの評価です(餃子・おでん等は関係ないです)。
#評価等はあくまでも暫定的なもので、追々変わっていくこともありえます。
#地域/市町村/50音順に並べようかなと思っています。
#記憶を辿りながら書いていることもあるので、表現が大雑把でも許して下さい。追々詳しくなると思います。
#簡単に場所を示します。北陸自動車道砺波インター付近を起点にします。
#間違いなどあったら、お知らせくださると嬉しいです。「お前の評価はおかしい!○○を食べてみろ!!」「○○はいかがでしょう?」という御意見も嬉しいです。
#呉西に関しては網羅を目指していますが、県全域網羅は考えていません。特に黒部新川地区は特に開拓しようとも思っていないので、あしからず。
#既に閉店していたお店は載せませんが、載せた後に閉店したお店は店名を[]で囲んでおきます。
富山市
[味龍]
[ラピア閉店に伴い閉店し、高岡市で「麺華山」として営業中]
国道41号線を東にどんどん行く。「ラピア」の一階。どうでもいいが、途中に「アピア」があったり、道沿いにやたらと富山銀行の支店があったりで、色々なグルメ本の地図や案内は役に立たないことが多い(怒!)。もうちょっと何とかしてほしいものだ。駐車場は共同だがかなり広い。
ラーメン屋。店内も妙に広い。きれいなのはいいが、混んでいない時に行くと妙に落ち着かない。「このラーメンでよければ教えます」と張り紙してあるのは自信の現れなのか。
味龍ラーメンと味噌と餃子を食す。見るからに脂ぎってはいるものの、(多くの呉東及び高岡の専門店に共通するが)そんなにしつこくはない。具にキムチが入っているのが大きな特徴だ。好き嫌いは別れるかもしれないが、個人的にはアクセントになっていていいと思う。惜しむらくはどんぶりのふちに油が飛び散っていて少々見てくれが悪かった、個人的には全く気にしないが。ラーメンと比べると餃子の方はそれほどでもない。
(★★★★ 富山の濃い系非ブラックでは標準的な味だろう)
国道359号線で富山市街入りし、黒瀬交差点を左折、護国神社前交差点を右折、じんじゃラーメンがあるもう一つ向こうの道に入ってまっすぐ行くと左手に出てくるあやしい龍の外装のある店がそれ。駐車場は少々離れた所に二台だけ。食べればすぐ分かるが高岡のキリンラーメンとは何の関係もない。
中華屋。高校時代何かと富山市内に行くことが多かったが、その当時から市内でうまいラーメン屋と言えば「キリン」だった。随分久しぶりに行ってみた。相変わらず店内は狭かった。自家用車で行くのは初めてなので駐車場を訪ねると何やらあやしい足取りで親父がひょこひょこ出てきた。何度も行った店だが、親父の姿を意識して見たのは初めてだ。ちなみに、筆者が食べている後ろで親父が安っぽいパンを寂しく食べていて、申し訳ないが無茶苦茶笑った。相変わらず味のある店だ。
普通のラーメンと初めて頼む「麒麟麺」を食す。ラーメンはかつて食べたのと全く同じ感じで嬉しかった。「キリンなんてチャーシューがでかいだけ」とか言うのが「通」みたいな雰囲気が最近あってアレだが、やっぱりおいしい。基礎はしっかりしているしバランスもいい。その上にやっぱりチャーシューがおいしい。ただ、麒麟麺の方は冠メニューの割には「??」というものだった。麺スープの上にもやしと肉を炒めたものがのっているのだが、この肉が固い。ラーメンの完成度の高さと比べるとこれは何なのだ。まぁ愛着と、ラーメンの変わらぬおいしさに免じて忘れよう(笑)。お冷やが水ではなくお茶なのだが、これがまたおいしい。「中華屋のラーメンはだめだ」という偏見(と言わせて頂こう)のある方がいるが、お茶をだす中華屋が多い点は専門店も見習ってもいいのではないだろうか(個人的に、やけどするような熱いラーメンと氷水というのは拷問に近いのだ)。
(★★★★★↑C やっぱり好きだなぁ…)
総画輪通り、清明堂書店の二件隣。当然駐車場なし。火曜定休。
ラーメン屋。確か以前は全く違うお店があったと思うのだが、気がつくとラーメン屋になっていた。全くラーメン屋とは思えないきれいでお洒落な店内は正直最初は結構戸惑った。食券制なのも珍しい。店長初めお店のスタッフの感じがとてもいい(それが逆に居心地が悪いと言えば言えるが…)。
看板メニューの「天下麺」を食す。沖縄そばを思わせる個性的な麺にとんこつベースの割にはあっさり目のスープ、そして個性的な具が色々と乗っている。生キャベツは嫌だとか角煮は変だとかあの妙な植物は何だとか(くきわかめらしい)色々と耳にはするが、個人的には好きだ。(富山)みんみんのバターラーメン亡き後、富山県には貴重な個性派のラーメンだと思う。三回行くまでもなく筆者は気に入った。ここもお茶が出てくる。「小天下麺」は「天下麺」の小型バージョンだが、キャベツがゆでてある。他にもオーソドックスなチャーシューメンや軽食感覚の小さいラーメンなどがある。どれもおいしい(というくらいよく行っている…つーか清明堂に行くと寄ってしまう)。唯一、客の吸ったタバコの吸い殻が沢山捨てられているのは余り気持ちよくない。食べ終わった後、待機スペースでうだうだやっていていいらしいが、そんなことをしている人は見たことがない(まぁ富山県人だからな)。
(★★★★☆↑CT↓PD 似たラーメンが多い中では貴重な個性派であろう)
いずれかの道順で富山市内入りし、市街地から国道41号線で南下。ぐにゃっと曲って、安養寺交差点を左折し(看板が出ているのですぐ分かる)、しばらく行くと左手に現れる緑色の壁の店。駐車場は中規模。
ラーメン屋。というか、完全に大喜タイプの店で、基本的にチャーシューメンしかない。普通のラーメンもチャーシューがたくさん入っていて下手な店のチャーシューメンよりもチャーシューが多いくらいだ。店内は案外狭く、カウンターが十席くらいと座敷にテーブルが三つしかない。昼時などには行列ができる。
普通のラーメンと黒豚チャーシューを頼む。いわゆる「ブラック」の店だと聞いてはいたが、そんなに真っ黒ということはない。ただしスープをひとくち飲むとこれはもう大喜タイプだ。コショウは入っているものの大喜ほどではない。しかしとにかく塩辛い。チャーシューもこれがまた塩辛い。麺は太めの平麺がかなり固めにゆでてあって(芯が残っているのが見て分かるほどだ)、食べたインパクトはかなりある。どうもスープと肉を魚に麺を食べるというもののようだ。支那竹とねぎも一応入っているが吹っ飛ばされる。黒豚チャーシューはなるほど普通のチャーシューと食べくらべるとおいしいが、それでもまだ塩辛い。ライスがあってちょうどいいくらいだ。個人的にはやり過ぎだと思った…
(★★★☆ 塩辛さしか印象に残っていない…真夏ならまた印象は変わったかもしれないが)
西町交差点を東方に進み、石金交差点を超えてさらに行き、右手に現れる。駐車場は数台程度。移転の話もあるらしい。
ラーメン屋。以前はぼんてんの支店だったらしいが、「あの」佐野実の下で修行を積み「支那そばや」ののれん分けを許されたらしい。店内にはそれらしい少々ピリピリした雰囲気が漂っている。親父の派手な湯切りが見ていて気持ちいい。「うちのスープにコショウは合わない」と書いてあるのは個人的にはどうかと思う。コショウ置かなきゃいいと思うが。
限定の塩ラーメンは昼頃で売れ切れてしまうらしい。醤油ラーメンにオプションで色々な具を乗せられる。その醤油ラーメンを食す。「あの」支那そばやということで行く前に思いきり期待がふくらんでしまっていたので、「こんなものかなぁ」というのが正直な感想だった。「うまい」以上「うまい!」未満というところだ。特に、コショウが合わないから入れるなと言っておきながら、どう考えてもスープと調和していると思えない支那竹を入れているのはどうかと思った。藤沢本店等を知る人には違うラーメンとうつるらしいが、それもそうかもしれないと思った(横浜ラーメン博物館店に行った知人にきくと「全く別物」だということだ)。
塩を食べていないのでその点でまだ何とも言えないが、別の理由もあって個人的にはあまり行きたくない。個人的にはぼんてん時代から看板倒れの癖が治っていないと思う。
(★★★☆↓MN 腕組みをして「これでいいの?」と言いたくなった)
国道8号線を東に進み、右手に富山市街を通り抜け、飯野新屋交差点(新屋交差点の一つ前)を右折、でかい看板があるのですぐ分かる。駐車場も大きい。
ラーメン屋。新しい店らしくきれいな店内。個人的な好みだが、あまり御託がつらねてあるのは感心しない。まぁうまけりゃそれでいいんだが。
白鬼と黒鬼、つまりトンコツと醤油を食す。評判の白鬼は確かにうまい。主人は虎屋で修行されたらしいが、虎屋を超えているのは間違いない。さすがにスープを全部飲めはしなかったが、そうしたくなるようなさっぱりした味だった。これはすばらしい完成度だ。それと比べると黒鬼の方はさすがに見劣りするがそれも白鬼の完成度の故だ。醤油ラーメン好きのために仕方なく作ったという感じだ(それでもうまいが)。
(★★★★★ 白鬼はとにかくすばらしい!)
国道359号線で富山市街入りし、黒瀬交差点を左折、護国神社前交差点を右折、でかい提灯のあるお店。駐車場は多分ない。
ラーメン屋。ちょっと変わった作りの店内。何やらサインが飾ってあったが、誰のサインなのかいまだに分からない。隅においてあるだるまが妙に悲しく、涙を誘った。親父が終始黙々とネギを刻んでいたのが印象的だった。
チャーシューメンを食す。山と積まれたネギが印象的だが、全体的に濃い味と相まってこれがなかなかおいしい。まるでメインはネギという感じで、冷静に考えると変だが、これはこれでおいしいと思う。やっぱりライスがほしくなるな。
(★★★☆ 「ネギ」この一言に尽きる)
国道359号線で富山市街入りし、黒瀬交差点を左折、護国神社交差点を右折、じんじゃラーメンを左手に見送ってさらに先に行き、旅籠町交差点を過ぎて、越前町交差点(左手に金属製のオブジェがある)を左折して入って左手すぐ。駐車場は向いの「だるまや」(ラーメン屋ではない)の隣に五六台。火曜定休。
ラーメン屋。ものすごく歴史のあるお店らしいが、改装に改装を重ねているのでそれほど年季は感じない。店内はむしろ下手な新しいお店よりもきれいなくらいだ。筆者が入っていくと店員さんたちがテーブルにメンマらしきものを広げて何かしていた(何をしていたのかは謎)。二人いる店員さんは中国人らしく、中国語で何やら会話していたが、中国語が分かる人間が来る可能性もあるということを頭の片隅においた方がいいとも思う。ワンタンメンが有名なお店だが、意外にもメニューがファミレス並に多い。老舗とは思えないメニューも多々ある。
もちろんそのワンタンメンを食す。麺は自家製手打ちとのことだが、ものすごく不揃いなのが目を引く。それが気にならなければつるつるしていておいしいと思うが、一緒に行った知人は「まるですいとんを食べているようで嫌だ」と言っていた。人を連れていくのも色々な意見を聞けて面白い。スープは一見あっさりしているようだが、意外としっかり味が出ていて麺やワンタンに負けていない。もちろん、これも手打ちのワンタンもつるつるしていておいしい。全体にバランスがいいと思った。連れは色々と気になったところがあったらしいが。「この店がある限りは「富山のラーメン=ブラック」とは言わせんぞ!」という意気込みが感じられる(もちろんお店の方々はそんな意識は持っていないと思うが)。
(★★★ とはいえやっぱり地味です…)
国道359号線で富山市街入り、黒瀬交差点を左折、二口町北交差点(百万ボルトがある)を右折、しばらく行くと右手に現れる。駐車場は数台規模。
ラーメン屋。どころかチャーシューメンしかない。老舗だが、その先入観を裏切るようなきれいな店内にとまどう。よく言われるのを聞いたことがないと思うくらい評判の悪い店だが、しかし店内には常に人が多い。お店の入りやすさも一つの原因だろうか。大喜の内輪で何かもめているらしいが別にどうでもいいことだ。うまけりゃいいんだよ。なぜかこのお店もゴルゴが沢山おいてある。ゴルゴ読むくらい長居してもいいということなのか?
もちろんチャーシューメンを食す。スープを一口飲んで胡椒のきつさに面喰らう。食べている間ずっと胡椒の味が常に立ちはだかるようで気になってしょうがなかった。また、まるでもつ煮か何かのような肉の味がする。チャーシューは今流行りの「トロトロ」ではなく肉の薄切りタイプ。留学していた頃によく行ったケバーブ屋を思い出した。言われているほど悪くはないと思ったが(しかしこれが「富山代表」みたいに言われるのは確かによくないと思う)、常連になりたいとは思わなかった。
(★★★ 自分にはくどすぎる。さすがにこれにはついていけない)
富山市内入りし、県道62号線を東に向かい大泉駅口三叉路を左折、西公文名「町」交差点を過ぎてまもなく左手。駐車場は店鋪前に四五台ある他向かいにも停められるらしい。平日は昼休みをしているらしい。
ラーメン屋。カウンター数席、テーブル三つ、座敷にテーブル二つと結構狭いので、昼時などは行列ができる時もあるらしい。なるほど、筆者がいた間も回転が速かった。カウンターの上にチャーシューが積んである。たまたまかもしれないが、お店の方が注文を間違えまくっていて、ちょっと不安になった。まぁ別に食えてうまけりゃいいんであるが。
チャーシューメンと塩野菜ラーメンと餃子を食す。見たところでは「ブラック」もあるらしいが、チャーシューメンは普通の色のスープ。麺はよくあるタイプだ。チャーシューは固めのものだが、個人的には肉を食べているという気がしてこれはこれで好きだ(連れは気に入らなかったみたいだが)。支那竹が合ってない気がしたのはちょっと気になった。野菜ラーメンの方がスープに野菜の味が出ていておいしいと思った。餃子はまぁ出しているというものだが、「シャム」じゃないのはすばらしいことだ。味的にそう飛び抜けたものはないが、値段的に手軽なのでその点では魅力がある。
(★★★☆ 中の上というものだが、値段的に魅力的だ)
国道359号線で富山市街入りし、黒瀬交差点を左折、BBT横の交差点を右折、左手・焼肉屋とサウナがある駐車場の隅。結構分かりづらい。共同だが駐車場はかなり広い。午後2時から夜時までは長い昼休み。
ラーメン屋。店内はかなり狭くて薄暗い。これはこれで味があるが、折角のスープの色をよく見られないのが珠傷か。きれいな店内が趣味の人にはちょっと味があり過ぎるかもしれない(個人的には気にならないが)。エロ本が置いてあったり、「店長、阪神ファン?」というところが所々あったり、なかなか味わい深いお店だ。天気の悪い日は営業中の看板が風でひっくり返って準備中になっていることも多いらしく、筆者もびびりながら入店する羽目となった。
後でとんこつを頼むんだったと後悔したが、中虎・小虎ブラック・餃子を食す。平日ランチタイムはミニライスと御新香がサービスらしい。頼んだ覚えのないものが来てびびった。餃子はミニサイズが珍しい8個入り。ラーメンには勝てないがこれはこれでうまい。さて、中虎と小虎ブラックは、店内の薄暗さもあってか、見た目はほとんど変わらない感じだが、スープが全然違う。両方とも本当に真っ黒なので面喰らうが、見た目ほど強烈ではない。とはいえ、かなり濃いめで最初から胡椒がかなり入っている上に麺が太いのでインパクトはかなりある。中虎はとんこつベースで、強烈さの背後に味わいの違いがうかがえて面白い。数人で行って回し食べするとよかろう。柔らかく醤油の味もしみたチャーシューがおいしく、麺を全部食べた後でこれで御飯を食べるとうまい。でも結局スープは残さざるを得なかった。おやっさんごめん。ライスをお代りしたかった。
(★★★★ 個人的にはちょっと味が濃すぎるが、おいしい。夜に行って大ライスを頼むのがベストかも)
現在の新店舗は、国道359号線で富山市街入りし、黒瀬交差点を左折、そのまま行ってBBTを通り過ぎてもうちょっと行った右手。ちょっと奥まったところにあるが看板が出ているのですぐ分かる。駐車場は共同だが結構広い。昼休みがある。
ラーメン屋。どうもかつてはクラブハウスか何かだったようで(建物全体が潰れたテニス場か何かの跡地らしい)、とてもラーメン屋とは思えない店内で、大きいテーブルと座敷きに分かれている。雑誌の類いが多い。猫の装飾が沢山あって、きっと店主はいい人に違いない。
旧店鋪時代とは少々味が違うという話も聞くが、確かめようがない。どちらかというと「8号線系」の作りだが、どっしりとした味のスープや大きくしかも厚いチャーシューと比べると麺の弱さが気になってしまう、が全体的にはとてもおいしい。このバランスを保ちつつ麺のグレードを上げられたらすばらしいと思う。もう一つお勧めが塩で、何ともいい香りがする。餃子は「シャム」じゃないのはよいが「まぁだしている」という程度。
(★★★★☆ 富山市内の非ブラックでは上位だろう)
国道8号線を東に向かい、豊田東交差点を左折、しばらく行くと左手に現れる。駐車場は数台規模。
中華料理店。入口に段差があるので注意。まるでファミレスのようなきれいな内装でとても中華料理店だとは思えないほど。どちらかというと地元密着型のお店のようだが、サービスはとてもいい。おしぼりはありがたいが、中華料理店につきもののお茶ではなく水が出てくるのがちょっと惜しい。
混雑時には出せないとメニューに明記してある桜蘭麺を何はともあれ食す。そう書いてあるのも納得な、見るからに手の込んだラーメンだ。ちゃんと皮までついた豚の煮込みの大きいのがニ枚乗っている(「角煮」と紹介されていることも多いが「角煮」とは全然違う)。この豚、スープとも八角などの香辛料がふんだんに使われていて(辛くはない)複雑な味がおいしい。インドカレーの複雑なスパイスが好きな筆者は一口で気に入った。実はこの日昼に食べた某店のラーメンが体に合わず少々気持ち悪かったが、食べていて回復した気がした。薬膳効果というものだろうか。ただ、案外量が多いので飽きが来るかもしれない。腹に余裕があれば何か他に頼むのがいいだろう(一応ミニサラダがついてはくる)。チャーシューメンもおいしいが、桜蘭麺を食べた後なので霞んでしまった。餃子は広東風の帆のような形をしたもので、薄味。
(★★★★★ とにかく桜蘭麺がすばらしい。近隣に住んでいる方々がうらやましい)
婦中町
サンボ
国道359号線で婦中市街に入ってすぐ、羽根交差点左側奥の角付近。駐車場は中規模。
ラーメン屋。カウンターが丸かったら笑えたのだが、意外と普通のドライブイン風の店内。「サンボ」は「ちびくろサンボ」から来ているらしい。おばさんの風貌におもわず「んちゃ!」と言いたくなった。ほよよ〜
チャーシューメン(醤油)を食す。味噌もあるらしいが、やはりこれにしてみた。見てくれは典型的な「富山ブラック」。「見た目ほどくどくはない」というお店が多い中、見た目を裏切らない味で安心したような裏切られたようなよく分からない気分になった。確かにチャーシューは大きくておいしいが、抵抗なく全部食べさせるには他がやや力不足かもしれない。めん八になり切れない富山ブラックという感じだ。地元では絶大な支持があるというのはなるほどとは思う。土着的な魅力はうかがえた。
(★★★ 「チャーシュー」の一語。町のラーメン屋さんとしては上々でしょう)
国道359号線で婦中入り、ファボーレを左手に過ぎ、さらにもうちょっと行って左手。駐車場は中規模。
ラーメン屋。店内はとてもきれいで、内装もラーメン屋とは思えないアートな雰囲気だ。なのになぜか『ゴルゴ13』がいっぱいおいてあるのが不思議だ。どうでもいいことだが、ラーメン屋にゴルゴははっきり言って合わない。注文してからゴルゴを読み出してしまうと、途中でラーメンが来て、どっちつかずになってしまう…やめりゃいいんだが、好きなんだよなゴルゴ…
「ぼん」「てん」両方を食す。「ぼん」の方が「ブラック」という感じだが、こちらは見た目を大きく裏切る薄味。さっぱりしていてこれはこれでおいしく平らげられるが、いくら何でもちょっと薄すぎはしないかと思ってしまった。値段と相まって、大いに物足りなさを感じてしまった。
(★★★ 個人的には物足りなさを感じてしまう)
国道359号線沿い、ショッピングセンター「ファヴォーレ」内一階。
たまたま入ったら「こんなところにラーメン屋が」と気付いて入ってみた。まぁデパートなどによくある飲食店っぽい作りで、くだけた居酒屋という風体だが、さすがに店内はきれいで、雰囲気はいい。家族連れでも気軽に入れる雰囲気だと思う。
ラーメン屋。とにかくメニューが多い。その中で、冠メニューの「万力麺」とタンタン麺を食す。タンタン麺は、注文の前に店員さんが「大丈夫ですか?」と念を押すくらいだが、とにかく辛い。連れは「おいしいおいしい」と食べていたが、自分は耐えられなかった。胡麻風味でただ辛いだけではないのだが、自分にはほとんど拷問だった。連れの食べているのを一口二口食べられればそれで十分。万力麺の方は、とても上品な味だ。スープがとても繊細かつさっぱりしていてするする食べられる。ちょっとだけ辛い味付けがしてある。逆に言えば、普段インパクトのあるラーメンに慣れていたら物足りないかもしれない。ぼんてんを連想するスープだが、何故か物足りなさは感じなかった。煮卵に海苔にメンマ(勘違いでなければ何か辛い味が付けてあるような気がして最初びっくりした)にネギと具が色々入っていてそれも味の変化が楽しめてなかなかよい。麺は平たい麺でつるつると喉越しもよくおいしいが、どうも既成らしい。全体に上品な作りのお店だ。
(★★★★ 個人的には上品で好きだ)
国道359号線で婦中入り、二つ目の速月交差点を右折、左手にファミリーマートと蔵王が見える交差点を右折、左手に現れる。午後2時から5時までお昼休み。
元々は飲屋らしい。そんな感じの店内。最初はどこに座っていいものかとまどう。お弟子さんも多いらしくこぎれいで活気のよい店内はなかなか気持ちがいい。その中で御主人が黙々と焼き鳥の串を打っていたのが印象的だった。実際にラーメンを作るのはスタッフに任せている模様。
「普通盛り」(と言っていた)とドライを食す。いわゆる「富山ブラック」の代表店の一つとされている通りに真っ黒だが(ドライの方は濃いブラウンという感じ)、飲んでみると意外なほどあっさりしている。これはちょっと驚いた。ドライの方がスープの味に深みがあって個人的には好きだ。太めの麺(手打ちであろうか。流布の既成の麺とは全然違う味でおいしい)・チャーシューともとてもおいしくバランスがいい。何と言っても、この見てくれのラーメンをスープを残さずに食べてしまえたのは自分でも驚いた。完成されている味だと思う。
(★★★★★ これは見事だ。ああいう外見のラーメンを全部食べたくさせるというのはすばらしい)
小島屋
よもやこんなことを書かねばならないとは自分でも思っていなかったのだが、まったく遺憾だ。この店は「お勧めしない」店ではなく、ただのラーメン好きは明確に「行ってはいけない」店だ。下で言う理由によって、場所は書かない。
居酒屋。グルメガイドには中華そばが取り上げられていることもあるが、店主曰く「そういうのはやってない」「うちは居酒屋だから飲むだけ」「食事は別の店で」だということだ。中華は店内のメニューに挙がっていなかったからしょうがないとも思うが、挙がっているメニューまで飲みに来た客じゃないというわけかにべもなく断るのは正直頭に来た(自動車を運転してきたのに飲めというのか)。「せっかく遠くから来たんだけど」と言っても「食事したければよそへ行け。ラーメン屋ならそこにある」。ああいう本にニコニコ笑って紹介されておきながらそれはないだろう。というわけでただのラーメン好きはここに出向いても何も得るものはない。それをお知らせしておく。
(というわけでラーメンの評価はできない しかし印象は無茶苦茶悪い)
県道11号線(新湊庄川線)を北上するか、県道44号線(旧国道8号)を東に向かい北野交差点で左折するかして、国道8号線板東交差点直前右手。駐車場は店鋪の前と後ろにかなりのスペースがある。
ラーメン屋。外も中も居酒屋っぽいが、雰囲気は全く悪くない。民芸調の店内でカウンターが十席程度と座敷にテーブルが三つ四つ。お店の方々も明るく、対応もよく、かなりサービスがよいと感じた。厨房その他もとてもきれいで第一印象はかなりいい。さて、虎屋とめん八を合わせたような店名だが、関係は不明。確かに両店を混ぜたような味という気もする。
ラーメンとおでん数種を食す。ラーメンはいわゆる「ブラック」。油が結構入っているので、真っ黒というよりは黒光りがしている。味的には見た目よりもあっさりしている。無理なく飲める(別に飲むためのものではないかもしれないが)。ただ、妙な酸味を感じてしまってそれが気になった。麺は固めにゆでてあり(既成のごく普通のものだと思う)、支那竹やチャーシューとのバランスもいい。呉西の数少ない本格的な「ブラック」として貴重だ。おでんはまったく煮崩れがないというとても品がいいもので、味も上品。ラーメンとスープを飲み比べたが、さすがによく分からなかった。
(★★★★ 何故か全く知られていない店だがかなりいいお店だ)
小杉町
ニューいちい
旧国道8号線(県道44号線)を高岡から富山方面に向かい、小杉駅真ん前で左折、一番町交差点を過ぎ、次の大きい交差点を左折、右手に出てくるドライブイン風の建物がそれ。駐車場は結構大きい。木曜定休。不動産屋もやっているのか?手広いなぁ。
ラーメン屋。自分が高校生の頃から評判は聞いていたお店の一つ。何と実際に行くのはこれが初めてだ。多分かつては本当にドライブインか何かだったのであろうという店内はちょっとラーメン屋というにはかなりミスマッチだ。メニューが5つしかないというのがカッコいい。それにしてもラーメンは分かるが何故ソフトクリーム?「ニュー」いちいということは「ニュー」じゃないいちいもあったのか?等と何かと謎の多いお店だ。
ラーメンは普通のラーメンとチャーシューメンの二つしかない。で、両方を食す。スープが澄んでいるタイプのごく普通の醤油ラーメン。本当に何の目立つ特徴もない。しかも両方の違いは単にチャーシューの量だけのような気がしてならない。しかしとにかく、基本の基本だけを着実に押さえたという作りは地味ながらも満足できるものだ。このお店や、キリン飯店、末広軒、春之色食堂などが頑張っている間は富山県のラーメンも大丈夫なのではという気がしてくる。
(★★★☆ 本当に地味だがそれ以来ちょくちょく行っている。不思議な魅力のあるラーメンだ)
めんこぞう
国道156号線を北上、佐野新町(ドラッグフジイがある)を右折、ずんずん行って踏切・南郷大橋を超え、小泉交差点(コンビニとガソリンスタンドとラーメン工房がある交差点)を越え、さらに行くとやがて右手に出てくる。156線方面から行くと右折して入れないので工夫が必要だ。元コンビニだけあって駐車場は広い。
ラーメン屋。コンビニ強盗に遭ったコンビニの跡地ということで話題になったお店だ。なるほど色々な点でコンビニっぽい。店は外も中も小ドライブイン然としていて、かなり広い。カウンターの他にテーブルがたくさんある。厨房もかなりの広さで、スタッフが筆者の行った時で五人いた。まさかチェーン店ではないと思うが、スタッフが厨房用の衣服ではない人物に何やら指導を受けていた。メニューもセットメニューを含め結構多い。注文をせっつかれたので無難なメニューを頼んでしまったのがちょっと悔やまれる。「とりとん」にすればよかった。濁ったスープって結構好きなんだよな。
というわけで、何となく目についたラーメン餃子セットを頼んでしまった。ラーメンはごく普通のものだと思ったが、こじんまりとよくまとまっている。スープに何かは分からないが特徴を感じたので、意外と作り込まれているのかもしれない。餃子はごく普通のもの。御飯には何かこだわりがあるらしく、なるほど中々おいしかったが、ふちのカチカチの部分を平気で盛ってあったのはいただけない。
(★★★☆ できたてのお店なのでこれからに期待したい)
国道156号線を北上、佐野新町(ドラッグフジイがある)を右折、ずんずん行って踏切・南郷大橋を超え、小泉交差点(コンビニとガソリンスタンドがある交差点)の左手前角にあるプレハブがそれ。一応路看は出ているが、見逃してしまいそうな地味な作りなので注意。火曜定休。
ラーメン屋。全席カウンターのこじんまりした店内に食券を買って入る。込んでいる時は真ん中の席に座ると必然的に他のお客さんと向き合う羽目になりなかなか恥ずかしい。
以前はどちらかというと不味いラーメン屋として有名だったという話だが、大化けに化けたという評判を聞いて行って以来、結構贔屓にしている。つけ麺など未体験メニューもあるが、全般にスープの味になんとも言えない奥深さがあっておいしい。そして特筆したいのは全体のバランスのよさで、毎度何か騙されたように味わってしまう。見た目はちょっと個性的ではあるが、飛び道具を何も使っておらず、しかしうまいので(それで毎度帰り道に「何がうまいのだろう?」と首をかしげてしまう)、一つの真っ当な形と言えるだろう。個人的には現時点でのベストだと思っている。
(その後「また味が落ちてきた」という情報を得た。もしかしたら狂牛病のあおりか?…と思って行ってみたが、結論は「うまいじゃないか」。誰だ?そういうことを言っているのは??)
(★★★★★ 現時点で個人的にはベスト。しかし毎度謎を感じる味だ…)
我楽
国道160号線をひたすら北上して氷見市に入り、さらにどんどん行って、加納交差点を過ぎてやや行った交差点の右手奥。コンビニと同じ敷地にある。駐車場は数台規模。
ラーメン屋。御存知の通り元「一味」。一味とはスタッフも変わっている模様。長いカウンターと少数のテーブルというのはまさにラーメン屋という雰囲気で、当然混んでくるとつめて座らないといけない。「まるで昔の一龍ですね」と言うとスタッフが苦笑していたので、あの一派の方々なのだろう多分(翔龍で修行された方のようです)。一味も雰囲気のいいお店だったらしいが、このお店も店主を始めとても明るい対応で雰囲気がとてもいい。スタッフと常連らしき方々とのやりとりを見ていればそれはすぐ分かる。常連になりたいと思ってしまった。全く本当にどうでもいいことではあるが、バイトのおねーちゃんが結構かわいかった。
ラーメンは完全に「8号線系」。翔龍に一番近いかもしれない。スープも麺もまるっきりそっくりだ。というわけで、強烈な個性というものはないのだが、完成度は高い。餃子がラーメンほどでないのも(「シャム」でした)何故か同じだ。とにかく雰囲気がいいお店なので、また来たくなった(が、なかなか行けないでしょう…)
(★★★★ 8号線正統の味です)
旭屋
国道156号線を北上、戸出狼交差点を過ぎて左手すぐ。駐車場は中規模。確か大昔は「頑張れ長嶋ラーメン」の東京亭がここにあったと思うが…(呉羽の方に移った模様)
最近改装した店内はとてもきれいで雰囲気が明るい。笑い方に特徴のある店員さんがいて面白い。とにかく活気のある店だ。
ラーメン屋。辛味噌がおいしいらしいが自分は辛いのは苦手なので敬遠している。しかしただの味噌でも十分辛かった…味噌チャーシューは元々辛めの味噌を使ってある上にもやしが沢山乗っていてもちろんチャーシューも多いのでかなりの食べごたえがある。食べ終わると汗びっしょりになった。冠メニューの旭屋ラーメンは「八号線系」の濃いめの醤油ラーメンで、揚げたニンニクのトッピングが結構沢山乗っている(ニンニクはなしにするのも選べるようだ)。ニンニクの風味がかなりきつい。油がきついという評判をよく聞くが、そうだろうかと思う。むしろニンニクの方が問題だろう。賛否両論を聞くが、この点が大きいのかもしれない。風邪気味の時によさそうだ。CMでも有名なように、店主は少々お体が不自由らしいが、それでも厨房を仕切っている。ただ、それが少々麺ゆでに反映しているのでは、という気がしないでもない。
(★★★★ にんにくには好みが別れるところだろうが、濃いめのラーメンが好きな向きにはお勧めできる)
8号線沿い。昭和町交差点から西にちょっと行ったところ。東側から行くと手前のスペースが駐車場かと思うが、奥の方が駐車場。後で気付いて冷や冷やしたよ。
ラーメン屋。店内がかなり広い。厨房が特にやたらに広く、どうしてこんなスペースが必要なのか不思議になるほどだ。ファミレス風のきれいな内装で、まるでチェーン店にいるような気になる。「ありがとう」に関しては自分はそんなに気にならなかった。
以前は不味いという評判しか聞かなかったが、徐々にうまいという評判を聞くようになって、それで気になって行ってみた。変わりメニューを含めて、色々とラーメンの種類はある。冠メニューのありがとうラーメンと餃子を食す。ラーメンの方は、冠メニューにしてはちょっと地味かなと思うが、不味いとは思わなかった。どちらかといえばまともな方だと思う。ただ、多分醤油の味が舌に残るのが気になるのと、細すぎるのではと思われる麺が気になった。餃子は完全に包まれていないように見えるのが気にはなったが、包まれてはいるが焼きがなっていない餃子よりは全然まし。これはおいしいと思う。
(★★★ 可も亡く不可もないという感じ。ごく普通の味だと思った)
現在の新店舗は、旧国道8号線(県道44号線)を高岡から小杉富山方面に向かい、高岡大橋の直前右手。駐車場は増えたがそれでも10台程度。
ラーメン屋。旧店鋪は妙に狭いのが味と言えばそうだったが、移転改装してかなり広くなった。これでもうカウンターに詰めて座らなくてもいい。意図的にそうしたのであろうが、内装の雰囲気は旧店鋪によく似ている。旧店鋪は親父の対面の席に当ると前のガラスをずらして親父自身が出してくれるという意外なおまけ付きだったが、その楽しみ(?)はなくなった。
メニューもほぼ同じで、メニューに載っていない餃子があるのも同じ(残念ながらラーメンほどの完成度ではないのも同じ)。冠メニューの一龍ラーメンは(勝手にそう呼んでいるのだが)「八号線系」の典型的なもので、濃いめのスープに油の風味がおいしい。味噌や塩も試してみたが、それぞれおいしい。厨房を見ていると結構ややこしいことをやりながら作っているので面白い。大型の中華鍋で麺をゆでているのも珍しい。惜しむらくは、何故か伝統的に親父以外の店員がどんくさくて今一気持ちよく食べさせてもらえない(親父は厳しそうなのに何故だろうといつも思う)。新装オープン後も、新装開店直後ということをさっ引いても、残念ながら同じだった。
(★★★★★ 自らレベルが高いと名乗るだけのことはある)
国道156号線を北上、戸出狼交差点を右折、高架橋を超えてさらに行き、右手。駐車場は結構大きい。
中華屋。カウンターがないという珍しい作り。それ故混んでいる時に一人で行くと何か後ろめたい。中華の鉄人陳健一と何か関係があるらしく、色紙と写真が飾ってあった。マッチ箱の小豚の柄がかわいい。富山の一品香とは何の関係もないらしい。
ワンタンメンと餃子を食す。一件何の変哲もない中華屋のラーメンと餃子だが、なかなかにレベルは高い。作りはしっかりしていて、「中華屋のラーメンは今一つ」という偏見さえなければおいしいはず。ただ、味噌ラーメンはもうちょっと工夫が必要かと思った。餃子がからっと焼けているのは特筆するべきだろう。チャーハンその他を食べてみたいと思った。後にチャーハンを頼むと、なるほどシンプルながらもパラッと焼けていておいしかった。春巻きも評判なので食べてみたが、おいしいことはおいしいものの、値段と照らし合わせると、味よりも割高感が気になってしまった。惜しむらくは店員さん達が結構どんくさくてたまにイライラするが、バイトさんらしいので愛敬の範囲。
(★★★★ 地元主体の地味なお店だがなかなかレベルは高い)
「だいちょう」ではないらしい。国道156号線を北上して高岡市内に入り、鐘紡町交差点を過ぎて鐘紡の工場のすぐ側の道(ホテル瑞泉の看板が出ている)を右に入ってしばらく行くと右手に現れる白い建物。駐車場は二三台分だけ。
ラーメン屋。店内は結構狭く、カウンターが十席足らずと小さいテーブルが一つだけ。旧一龍を思い出してしまった。主人と店員(弟子?)一人だけでやっていて、メニューも四つしかない。よくある昔ながらのラーメン屋という雰囲気だ。
隠れた名店という評判がある店だが、店主が作っているところを見ているとなるほどという気もしてくる。足のついた変わった器で出てくるのが面白い(円形でなくわずかに歪んでいて一瞬目がおかしくなったかと思った)。「八号線系」というよりはもっと「富山ブラック」に寄った感じでスープはかなり濃いめ(薄いのが好みならそう言うようにと書いてある)。「ブラック」というほど真っ黒ではないが。麺も太めだが、既成だろうか、自家製だろうか。支那竹は味のついたものだが、スープが濃いのでこれはこれでいいかもしれない。チャーシューは大型の薄切り。柔らかくておいしい。全体にくどめだが食感は案外軽い。なるほど評判になるのもうなずける。餃子も、「シャム餃子」なのが惜しいが、独特の風味がしておいしい。
(★★★★↓S 口コミで評判になるだけのことはある)
国道156号線を北上、高岡市街に入る直前、卸売市場口交差点の左奥角。確か以前は違うお店だったはずだ。駐車場は五六台規模。
広東料理屋。店内は外見よりもちょっとこじんまりとしているがきれいで、レストランか何かだったような雰囲気。
広東料理屋ということで、いわゆる普通のラーメンはない。広東麺を食したが、完全に「いわゆるラーメン」でも「中華そば/支那そば」でもなく中華料理としての麺類だ。しかしわざわざ広東料理店を名乗るだけのことはあって、作りはしっかりしている。「中華屋のラーメンはラーメンではない」という偏見がなければおいしいはず。逆に言えば、「いわゆるラーメン」、ましてや「富山ブラック」を期待しているならばお勧めしない。餃子は帆のような壁状の背の高いタイプ。これもおいしい(タレが今一つ合っていないような気がしたのが惜しい)。
(★★★★ 中華屋のラーメンが好きならいけるはず)
国道156号線を北上、戸出市街を見送り、キリンラーメン・味園を通り過ぎ、さらに西藤平蔵(ちなみに「にしとうへいぞう」)交差点を超えてさらに行った右側の赤い看板の白い建物。駐車場は十台規模。
ラーメン屋?。どうもむしろ飲屋か何かだという雰囲気だった。たまたまだと思いたいが、一部の客のせいで雰囲気がなかなか悪かった(店の責任ではないが)。店内はかなり広い。年季は入っているがまぁきれいだ。どうでもいいが、置いてある漫画がマニアックかつ古いものばかりでちょっとクラクラして来た。
「黒味噌」「ゆず味噌」「かけ中華」など個性的なメニューがある。黒味噌は胡麻味噌と普通の味噌を合わせたらしいが、正直まとまった味とは思えなかった。他はマリモタイプの作りで、太い麺に野菜のうまみの加わったスープにとうもろこしというもの。スープの味がどうも気になって仕方がなく、何だかよく分からなかった。個性を追求するのはよいことかもしれないが、普通に勝負した方がよいのではと思ってしまった。
(★☆↓A 飛び道具に走る前にすることがあるのでは…)
国道156号線を北上、戸出市街を右手に見送ったのちさらに行く、市野瀬北交差点を過ぎると右手に出てくる。駐車場は数台規模。
ラーメン屋。富山市のキリン飯店とは何の関係もないらしい。典型的な運送業者相手の街道沿いのお店という風体。お店の中はなかなか味があるので気になる人は気になるかもしれない。選好がなかなか面白い漫画が沢山ある。
麺に唐辛子を練り込んだ唐辛子麺が売りらしい。しかし、スープはそこそこなものの、肝心の麺のゆで加減が結構悲しい。個人的に軟らかめの麺が好きで、麺ののびの許容範囲は結構広いと思っているのだが、それでもこれはいただけない。麺にもうちょっと配慮を願いたいものだ。
(★★↓SD 麺ゆででかなり損をしていると思う)
国道156号線を北上して高岡市街に入り、片原町交差点を過ぎて万葉線坂下町停留所の真向かい、道路左手にある赤い看板。駐車場は手前の細い道を左に入ったところにある。
四川料理屋。結構歴史のあるお店のようで、中も外も結構味がある。個人的には全然平気だが、気になる人には気になるかもしれない。中は昔ながらの食堂風で、個人的には妙に落ち着く。四川の鉄人珍建民と何か個人的な関係があるらしく、写真が飾ってあった。マンガ等がユニークなところにおいてある。トイレを使わせてもらうとどんどん普通の家みたいな状況になってくるのでちょっと恐かった。
結構いい話を耳にしていたので結構期待して行ったのだが、正直そんなによいかなと思ってしまった。チャーシューメンと餃子を頼んだのだが、チャーシューメンは、恐らく醤油だと思うが、何かの味が妙にしつこく、またそれが全体的な塩くどさを引き立ててしまい、後味が悪かった。餃子も、これが本来の四川流だということらしいのだが、そんなにいいものだろうかと思わざるを得なかった。カラッと焼けていないのはいいとしても、シャムはいただけない。他のものはとてもおいしいのか、あるいはかつてはすばらしかったのであろうか。
(★★☆ 正直期待外れだった)
国道156号線を北上してそのまま高岡市街を通り抜け、曲らずに直進、8号線の下をくぐって、路面電車の江尻駅を通り過ぎてやや行った左側。ジャスコのほぼ向かい。駐車場は数台規模。現在定休日はない模様だが、平日は昼休みがあり、日曜日はやや早く終わる。
ラーメン屋。新しいお店で店内はとてもきれいだ。紅ショウガやにんにくがテーブルにおいてある。月毎に替わる特別メニューがある。
スープを一口飲んでまるでウスターソースのような味を感じたのでびっくりした。まさかソースを入れているのではないと思うが、一体何の味なのであろうか、最後までちょっと気になった(牡蠣ソースらしい)。「8号線系」に近い味ではあるが、そういうわけでどちらかと言うとみゃあらくに近いものを感じた。典型的なトンコツベースのラーメンだが、全くしつこくなく、抵抗なく食べられる。バランスがいい味だと思った。塩もおいしい。月替わりのメニューもどうやら基本メニューの応用のようなので、基本的には同じだ。今の所はずれは体験していない。餃子はまぁ出しているというくらいか。
あまりにも不愉快なので、非常に残念な点を改行して書かねばならないのだが、料理の完成度と比べて店員の態度がはっきり言って悪い。今まで行った店の中でも最低の部類に入る。どうやら店主の家族らしいのだが、接客に向いていない人々だと思う。店主に注文を告げるのは敬語で、客への対応はいい加減というのは、普通の家族ならばそれでもいいかもしれないが、飲食店のスタッフとしては間違いなく失格だ。速急にまともな店員のバイトを雇ってほしいものだ。
(★★★☆↓T 個性的なスープが印象に残る)
国道156線を北上、高岡市内に入る直前・清水町交差点を左折、すぐそこ。駐車場は二三台のみ。
ラーメン屋。食堂然とした店内はなかなかこぎれいだ。厨房が何か寂しい雰囲気だったのが惜しい。
中華そばとチャーシューメンを食す。中華そばは湯切りができていない。全体のバランスはいいのに惜しい。チャーシューメンはそれと比べるとなかなか。全体のバランスが結構いいのでラーメン工房のように大化けすることを期待したい。
(★★↓S とはいえ、「うまくなった」という評判を聞かねばまずいかないだろう)
国道156号線を北上、清水町交差点を右折、踏切を超え、高岡駅南口を見送って、サティーの手前、館川町交差点(高架からの道との交差点)を右折、芳野中・某最悪宗教団体施設・郵便局を見送って、赤祖父北三叉路の右側。駐車場は数台規模。
ラーメン屋。長い伝統のあるお店だが、紆余曲折を経て現在はここに落ち着いているとのこと。一時期ピンチに陥ったが、コンサルタントを立てて持ち直したということらしい。
メディアで派手に宣伝しているとんこつ醤油を食す。こじんまりとした印象だが、手堅い味だ。特注深層水醤油使用というのが謳い文句だが、多分その醤油の味の主張が強すぎて個人的には好きではない。全部食べたら喉が何だかひりひりした。味とは全く関係ないのだが、スタッフの方々はとても気を使っている雰囲気なのに、店主の振る舞いが所々ぞんざいに見えるのがとても気になった。それでとても印象が悪く、個人的にはもう行きたくない。
(★★★↓T 残念ながら修行が足りないと言わねばならないだろう。うまければいいというのも一つの方針だが、それを通せないほどではいかがなものか)
国道156号線を北上、広小路交差点を右折して旧国道8号線(県道44号線)に入り、古城公園を超え、高架橋で氷見線を超え、ココスを通り越してもうちょっとで左側。駐車場は四五台ほどしかない。モスバーガーの前には停めてはいけない模様。
ラーメン屋。外からは広そうに見えるのだが、案外狭い。何故か『歴史読本』や『歴史と旅』が沢山おいてある。はっきり言って読んでいるほど長居はできない…
(個人的に勝手にそう呼んでいる)8号線系の典型的な味だが、最も油の風味がきつく、特にチャーシューメンを頼むと油に肉の風味が乗っていて香ばしく、それが好きであれば間違いなくおいしいはずだ。逆に油が嫌いであればあまりお勧めしない(油が嫌いなくせに「脂ぎっている」「腹壊した」とか言ってばかりいるのは正直頭よさそうには見えない)。スープはもちろん濃い系だが、思ったほどしつこくはない。無理なく全部飲める程度。餃子が妙にコショウくどいのは珠傷だと思う。(なぜかこれも多くの8号線系に共通するが)店員さんがどんくさいのも何とかならないものかなと思ってしまう。
(★★★★★↓T 風味が好きで通いたくなる味だ)
国道8号線沿い。西から向かう場合は、昭和町交差点を過ぎてさらに行くと本郷交差点すぐそば右側に現れる青色の店がそう。東から行くなら四谷交差点を過ぎてしばらく行った左手。金融店と同じビルにある。駐車場はビルの裏に数台規模。
ラーメン屋。どうやら以前は違う飲食店だったらしい。カウンターしかないがこれがとても長いので結構収容能力はある。厨房がそれにそって横に長い。レジが店の一番奥にあるので初めて行ったらとまどった。メニューに「まずいラーメン」なるものがあるのが気になった。
店名からしても「8号線系」であることが明らかだが、まさにその通りのラーメンが出てきて期待を裏切らない、が、他の店鋪とくらべるとさすがにインパクトが弱いのは否めない。後発故の不利は容赦せねばならないだろうが。餃子が「まぁ出している」というものなのも同じ。「シャム餃子」だった。全体に地味な店だ。
(★★★☆ もう一皮むけてほしいというところか…)
国道156号線を北上、清水町交差点を右折、踏切を超え、高岡駅南口を見送って、サティーの手前、館川町交差点(高架からの道との交差点)を右折、十軒房を見送りつつ赤祖父北三叉路を右に行き、しばらく行って右手。ゴリラジャパンの隣。駐車場は10台規模。水曜定休。
ラーメン屋。店内は結構広く、新しい店なのかとてもきれいだ。若い店主が基本的に一人で切り盛りしているようだ。厨房もきれい。
メニューには少々変わりラーメンがあるのでその角煮ラーメンを食す。基本線は「八号線系」で、太い麺に濃いめのスープ。麺は既成のものだと思う。角煮は固めに煮てあるので食べているうちに肉の味がスープに出てなかなかおいしい。ちょっとネギが多すぎる気がしないでもないが、そんなに気になるほどでもない。
(★★★★ みゃあらくと「八号線系」の中間というところか)
高岡市街を突っ切って国道415線に入りさらに北上、海沿いまで進んでトンネルを超え、雨晴三叉路を左に行って、ホテルだかを見送り、さらにずんずん行って太田中村交差点を超えてしばらく行った右手。回りに何もないのですぐ分かる。駐車場は数台規模。月曜定休。高岡市内とはいえ、ほとんど氷見。
ラーメン屋。和食屋のような店内に靴を脱いで入る。そういうわけでか、砂を付けた海水浴客と騒ぐ子供はお断りらしい。店主は温厚そうに見えて実は恐いのかも…と少々不安になった(もちろん杞憂でした)。しかし、とてもくつろげる雰囲気になっている。これは店主夫妻の人徳でもあるだろう(とても穏やかで物腰の柔らかい方です)。飲屋的な要素もあるようだが、自分が見た限りでは雰囲気は全く悪くなかった。むしろいいくらいだ。居酒屋と化している専門店は見習ってほしいものだ。
どことなく和風に上品な雰囲気が漂う店内同様、ちゃんと漆塗りの御盆にのって出てくるラーメンもなかなか上品な味だ。濃くなければいけないという向きには物足りなかろうが、あっさりした中にも奥行きのある味でおいしい。レベルはかなり高い。胡麻がけっこうかかっているのは個人的には好きだ。てんむすも名物だそうなので食べてみたが、これも塩加減がちょうどよくおいしかった。近くに住んでいる方々がうらやましくなる店だ。
(★★★★★↑A 近くに住んでいたら絶対通う味だ)
国道156線経由で曲らずにまっすぐ高岡市街を横切り、国道415号線に合流して、矢田三叉路を左折、そのまま行き、矢田上町を過ぎて大きく左に曲った直後の左手。駐車場は店鋪の前に数台。割と早く閉店するらしい。
ラーメン屋?。昔ながらのドライブインという雰囲気のお店で、店内はちょっと味があるが、よほどの潔癖性でなければ特に気にはならないと思う。テーブルと座敷きもあるが、ほとんどカウンター。椅子の座りが悪いという話を聞いたことがあるが、そうだろうかと思った。厨房がレストランかホテルの厨房のようにかなり広く、普通の家庭にあるような食器棚が置いてあるのがミスマッチでいい雰囲気だ。メニューが少ない店はカッコいいと思ってしまうのは先入見であろうか。常連は多いようだが、店主にはどことなく素っ気無い雰囲気がただよっていていい感じだ。下で書くようにラーメンが激熱ということもあって、お茶が出てくるのはありがたい。筆者が食べていると、なぜか店主が奥から夏みかんだかをもってきて、厨房でさばいて食べていた。ちょっと笑った。
とりあえずタンメンと餃子を頼んでみる。タンメンはまず、鬼のように熱い。油が結構入れられているせいかなかなか冷めない。スープはタンメンというにはもうちょっと味が濃くて、あっさりというよりはもうちょっと食べごたえがあるタイプだ。麺は既成のものだが、結構細めのものでスープとの相性はいい。縮れを作るだけがスープを麺にからめさせる方法ではないのだな。餃子も味的にはまぁまぁだと思うが、焼き方が丁寧で、パリッとはしていないものの、おいしい。久しぶりに「シャム」じゃない餃子にお目にかかれて感動してしまった。意外といい店かもしれない。
(★★★☆↑C 素っ気無く地味な店だが、案外いい)
国道156号線を北上、戸出狼交差点を右折、一品香のほぼ向かい。駐車場は数台規模。
ラーメン屋。というよりは飲屋。店内は案外きれいではあるが、飲屋がメインのせいか筆者が行った時はとても雰囲気が悪かった。店も店なら常連も常連だ。
ワンタンメンを頼んだが、特にこれと言って特徴のない味。その上、ワンタンがどうもきちんとゆで上がっていないらしく食感が悪かった。千切りの生にんじんが入っているのが珍しいが、だからどういうこともない。
(★↓A 特に必要のある人でなければわざわざ試してみるほどのこともないだろう)
国道156号線を北上して高岡市内に入り、広小路交差点を右折して旧8号線(県道44号線)に入ってすぐ左手。駐車場は多分ない。
ラーメン屋。店内は結構狭い。カウンター五六席と座敷きにテーブル三つだけ。店内は割ときれいで、所々小物が妙にかわいいのがちょっと笑える。どんぶりにも花が描いてあってなかなかかわいらしい。全メニューの写真が張ってあるのが分りやすい。スープのできの悪い日は店を開けないらしい、すごい。お茶を出しているのがいい。
基本的にトンコツベースで、基本的なメニューにはブラウンのスープと白いスープとがある。折角なので白い方にしてみた。スープは最初薄いかなと感じたが、食べているうちに丁度よいかと思えてきた(逆よりもこっちの方がいいに決まっている)。麺は個人的にはちょっと固めにゆでてあるかなと思ったが、スープとの相性はいい。チャーシューもおいしい。ブラウンもおいしいがやはり白いスープの方がこの店本来のものかもしれない。海苔が三枚も入っていて、一枚でさえどうやって食べるのかいまだに困るのに、さらに困ってしまった。全体にバランスがよく、抵抗なく食べられる。餃子もシャムじゃなく、ラーメン屋にしては結構おいしかった。口コミで評判になるだけのことはある。
(★★★★★K↑C↓P 全体にすばらしいお店だが駐車場だけが難だ)
国道156号線を北上、清水町交差点を右折、高岡駅南四丁目交差点を右折してすぐ。大きい駐車場がある。
中華屋。町の中華ファミレスという感じで店内はとてもきれいで広い。写真が入っているメニューも何かそれっぽい。色々なグルメ本にはどう見てもおいしそうとは見えない写真が載っていることが多いので少々びびったが、出てくる料理はみなおいしそうでした。
チャーシューメンと味噌を食す。よくある中華料理店のラーメンであるが、それだけあってなかなか手堅くおいしい。量的にもなかなか満足できる。醤油は必要以上に「富山ブラック」に敬意を払っているような気がしたがたいして気にならない。
お冷やをひっくり返してしまい背筋が凍ったが、物腰の柔らかな対応が印象に残っている。こういうことで以外とお店の評価って大きく変わるものだ。
(★★★☆ 手堅い味です)
国道156号線を北上して高岡市街に入り南町交差点を過ぎてしばらく行った右手の赤い看板の店。駐車場はその手前の花屋横に数台ある他、店の前に停めてもよい模様。
中華屋。店内は結構狭く、すぐに満員になる(よってカップルは四人がけのテーブルを占拠しないこと!全く…)。歴史のあるお店なのでちょっと味がある店内だが、店内には厨房からただよう香りが食欲をそそる。サービスが悪いという評判も聞くがそうは思わなかった。
広東麺が名物らしいのでそれをいただいてみた。できたてをすぐにというお店のようで、できたて熱々の上に当然五目あんかけがかかっているので、猫舌の筆者にはほとんど拷問だったが、しかしうまい。スープにうまみがよく出ていておいしいし、具とのバランスもいいと思う。麺は「8号線系」を連想させる太い麺で、スープや具との相性もよく、かなり食べごたえがある。全体的な量も多く満腹する。作りが雑だという評判を聞いたことがあるが、そうは全く感じなかった。
これはちょっと改行して書かねばならないと思うが、もう一つの名物のはずの餃子は期待外れでがっかりした。これまた熱々なのは結構だが、くっついている上に箸で挟んだだけで破れるやわな皮で、時々きちんと包まれていないものもある。これでは、数がさばけるので慢心していると思われても仕方あるまい。
(★★★★ 広東麺は確かにおいしいが、個人的には別のメニューがよさそうだ…)
国道156号線を北上、清水町交差点を右折、高岡駅・サティーを超え、その先の大野三叉路を右に行き、しばらく行って右手。駐車場は数台規模。火曜定休。
中華屋。これも町の中華屋さんという感じで、年季が入っているらしくお店そのものにはちょっと味があるがこぎれいで気持ちがいい。厨房が広い。カウンターに座ると時々厨房から何ともいい香が漂ってきて食欲をそそられる。テレビにビデオがくっついている仕方がちょっと恐い。富山の万里とは何の関係もないらしく、特に無加調にも必要以上にはこだわっていない模様。
折角なので万里麺と餃子を食す。万里麺は五目あんかけという感じで、猫舌の自分にはなかなか苦戦を強いられるものだったが、非常にあっさりしたスープに野菜たっぷりの具というかなりさっぱりした味でおいしい。ラーメンというよりは麺入りの五目卵とじスープを食べているという感じだ。典型的な富山ラーメンには真っ向から反抗する味だが、これはこれで好きだ。心意気というか何というかを誉めてみたい。量は結構あるので口当たりの割には食後感は十分ある。餃子はまぁ手堅いかな。お茶が出てくるのが嬉しい。それと、熱くてフーフーいっていたらオバサンがすっとお冷やをもってきてくれたのが印象的だった。どうでもいいが、食べていたら主人が厨房から出てきて隣に座ったので何だと思ってびびったが、単にテレビを見たいだけだったらしい(ちなみに『鉄腕DASH!』だった)。
(★★★★☆ 地味だが堅実なお店だ。贔屓にしよう)
高岡市内から県道57号線(高岡環状線)を北上し、下田交差点を超えてさらに行き、能町南交差点を過ぎてまもなく右手に現れる。駐車場は周りに中規模。
ラーメン屋。入り口から二手に別れるタイプの店内で、かなり広い。厨房もかなり広く、たくさんのスタッフが忙しそうに動き回っている。若いスタッフが多いが、教育が行き届いているのか不快に思うことはなかった。カウンターにおでん鍋が隣接しているので注文しやすい。テーブルにはお馴染みの天かすとにんにくがある。
このお店だけのスペシャルラーメンを食べようと思ったが、数に限りがあるようで運悪く食べられなかった。しょうがないので普通のラーメンとおでんを食べて帰って来た。ラーメンは砺波店にくらべるともっと線が太い感じでスープの味もやや濃く、油も多い気がする。しかしまぁまるたかの味だ。おでんは砺波店よりもこちらの方がおいしい。特に串はうまい。どうでもいいことだが、隣の親父がカニを肴に赤割をぐいぐい飲んでいた。土地柄の違いを感じてしまった。
(★★★ まぁまるたかだが、おでんの串はうまいなぁ)
国道415号線を北上して、姫野交差点を過ぎ、ブックスなかだを通り過ぎてもうちょっと行った左手。高岡市内とはいえ、ほとんど新湊。駐車場は数台規模。月曜定休。
ラーメン屋。店名が表すようにまるたかやとの関わりがあるお店。店内は割と町の大衆食堂然としている。親父がいかにも脱サラっぽいなぁと思っていたら、やっぱりそうだった。本当にどうでもいいが、筆者もよく知る某店の主人とは学生時代の友人だそうだ。
まぁ「まるたか」系の味だろうな、と思っていたら案外違うのでかえってびっくりした。「まるたか」と言っても支店によって味が違うらしいのでアレだが、砺波店と比べるとよりどっしりした味というか、上品じゃないというか、こう言ってはアレだが下品な「まるたか」という感じの味だ(不味いという意味では全くない)。スープも何というかもっと線が太いし、どんぶりのふちのニンニクと油かす(天かすと言われることも多いがいわゆる天かすとはかなり違う)のトッピング(この二つはオプションで、入れないこともできるらしい)といい、油の多さといい、食べごたえはかなりある。チャーシューは肉のぶつ切りという感じで、チャーシューメンだと量もかなりある。麺を食べた後に第二ラウンドを楽しめるという感じだ。麺が軟らかめなのは筆者は好きだが、好みは別れるかも。個人的には、食後のニンニク臭さを除けば、結構好きだが、惜しむらくは油かすが結構固くて食感が今一つ。おでんはまるたかよりもここの方が好きだ。やっぱりスープの味が似ていた。「おでん屋系」であると。
(★★★↓S これはこれで一つの味だと思う)
国道8号線沿い、北島口交差点側北側。高岡方面から行く場合は北島口交差点をすぎてすぐ右手。小矢部福岡方面からは、若富町交差点を過ぎてやや行った左側。駐車場は数台規模。平日は昼休みあり。
ラーメン屋。歴史のあるお店のようだが、店鋪は新しいらしく、外も中もとてもきれいだ。一瞬寿司屋かと思ってしまうほどだ。店内に装飾用のスペースがかなり広いのが面白い。お店のポリシーが分かるようなとても気持ちのよい店内だ。広い厨房もとてもきれいできちんとしている。店主は若いようだったが修行が厳しそうだ。
ここもラーメンが漆塗りのお盆に乗って出てくる。どうやら他の「8号線系」の店との関係はないようだが、方向性は結構似ていると思う。濃いめのスープに太めの麺で、食べごたえはあるが、食感は案外軽い。特にスープはおいしいと思う。何をどうやってこの味にしているのか分からないというのはよくできているということだろう。チャーシューメンは、厚切りの角煮が沢山入っているという感じでさすがに多すぎると感じてしまったので、特に肉が好きでなければ普通のラーメンでいいだろう。時々限定メニューがあるらしい。いい塩がはいったということでできた「五つの塩ラーメン」なるものを食べてみたが、なるほどおいしかった(ちなみに店内のビラに「塩ラーメンブームなんてもう終わっていると言わずに」とか(誰だそんなことを言っているのは?)、狂牛病のあおりで牛系の素材が使えないとか書いてあって、色々御苦労があるのですね…)。味噌はちょっと普通かな。缶詰めのみかんがついてくるのは何なのだろうか。
(★★★★☆ 「8号線系」のジャパンプロレスと呼ばせて頂こう!)
国道8号線西高岡駅駅口三叉路すぐそば。駐車場は10第程度。
ラーメン屋。お馴染み「味龍」が移転してできた店。とは聞いていたものの、厨房に親父の姿を見つけるまでは正直半信半疑だった。そのくらい店そのものの印象は違う。おなじみ「このラーメンでよければ教えます」のはり紙もない。とはいえ、何となく「八号線」一派を感じさせる雰囲気の店内にはなっている。メニューの数も相変わらず多いが、「味龍ラーメン」がなくなっている。周りを見てもそれらしきものを食べている人は見当たらなかった。新しいお店らしく、スタッフはそれなりにどん臭かったが、他の「八号線」と比べると全然よかったのはなぜだろうか。
取りあえず醤油チャーシューを食した。まぁ「八号線」の味で安心するやら、物足りなさを感じるやらだったが。「八号線」事体のレベルが高いので満足できる。正直、平均的にレベルは高いものの特に飛び抜けた個性のない同系統の店がほぼ同じ幹線沿いに並んでいて大丈夫なものかと心配になってくる。ダメな店ばかりなのよりはよほどましなのだが…
(★★★★K 「まぁ八号線」という以上言いようがないなぁ、正直)
国道156号線を北上して高岡市内に入り、片原町交差点を左折、8号線との交差点(昭和町)手前右手の角。駐車場は十台程度だと思う。初めて見た時は不動産屋かと思った。
ラーメン屋。基本的なラーメンには「8号線」タイプと「富山ブラック」タイプがある。どちらも手堅く、おいしい。最近勝手にこう呼び出したのだが「おでん屋系」(まるたか一派、春の色食堂等)の味がする。と思っておでんを頼んでみたら案の定似た味がした。「ラーメン専用のスープでなければならない」というこだわりがなければとてもおいしい。地味な店だが、ハイブリッドな高レベルのお店かもしれない。どうでもいいが、横山光輝の漫画がいっぱいある。もう一つどうでもいいが、筆者が食べている最中、オヤジがひとり入って来て「酒、卵、大根!」とだけ入ってくるなり告げて、さっさと飲み食いして去って行った。ちょっとかっこいいと思ってしまった。
(★★★★ 「ラーメンの」レベルはなかなか高いと思う)
旧国道8号(県道44号線)を東に向かい、野村交差点を左折、香楽を過ぎ、やがて右手に出てくるビルの一階だが、なかなか店鋪も看板も小さく、見つけにくいかもしれない。大ちゃんの手前。駐車場は二三台しか停められない。
ラーメン屋。店内も結構狭い。どうも以前は喫茶店か何かだったような雰囲気だ。いかにも家族でやっていますという雰囲気がなかなかいいが、BGMが流れていたりして、案外しゃれた感じだ。メニューが少ないのがかっこいい。
麺は手製とのことだが、多分今まで食べた中では最も細い。まるでバミセリのような細さだ。ちょっと最初はとまどうが、飾り気のないスープとの相性は案外いい。砺波まるたかとはまた種類の違う軽い触感は店名そのままか、とちょっと訳も分からず感動した。見た目の量は結構多いように見えるが、全く抵抗なく食べられてあとに余計なものを残さない。最初は「まぁ普通かな」と思ったが、あとから案外いいかもと思ってきた。萬里などと共に「ライト系」とでも呼ぼうか。
(★★★☆ 重いだけがラーメンではないぞ、と)
一番亭 砺波店
国道156号線を北上。砺波市街を見送って、十年明交差点すぐそば。駐車場は20台規模。
ラーメン屋(?)。チェーン店で、少なくとも富山と高岡にあるのを知っている。チェーン店ということで載せるのはどうかと思ったが、折角なので。以前、全然はやっていなかったレストランがあったところに新装開店。というわけでお店もとてもきれいで、活気がある。元気がいいのはよいことだが、さすがにうるさいと思うこともないではない。
看板のタンタン麺とチャーシューメンを食す。タンタン麺はまぁこんなもんかなという感じだが、まぁまぁおいしい。チャーシューメンは焼肉のような極薄のチャーシューが乗っていて、目の悪い筆者はもうちょっとで「何でワンタンメンが?!」と言うところだった。餃子もまぁまぁおいしかった。チェーン店らしく、まぁ優でもなく不可でもなくという感じだ。富山店の方がおいしいという声も聞くが、未確認。
(★★★ まぁチェーン店という感じでしょうか)
国道156号線を北上して、栄町三叉路を左折してすぐまた左折、ガソリンスタンドのある歪んだ三叉路をすぐまた左折、踏み切りを超えてまもなく右手に現れる。駐車場は数台規模。
中華屋。いかにも中華屋という雰囲気がやりすぎというほどにしつらえてあって面白い。お店の方々の威勢がやたらによく、思わず「おなじみもしものコーナー」かと思ってしまった。おしぼりを出してくれるのがうれしい。町の中華屋然とはしているが、一品料理の品揃えがけっこういい。メニューを見た限りではおいしそうなのでいずれ試そう。
ラーメン餃子を食す。ラーメンは何と言うこともない典型的な中華屋のラーメンだが、ごま油の風味がおいしく、出て来た時の香りからしておいしそうだ。麺が太めの白い麺だったので嫌な予感がしたが、それは全く杞憂だった。ややゆで加減は軟らかめだが、個人的にはちょうどいい。食べるとどんぶりの壁に何かついているのが少々気にはなるが、中々手堅い作りだった。餃子は外から見て分かるほどニラが沢山入っている。くっついてはいるが「シャム」ではなく、中々おいしい。サービスで杏仁豆腐のようなものがついて来た。
(★★★☆ なかなか手堅い味で、地味だがいい店だ)
国道156号線を北上、栄町交差点の手前、チューリップ公園前三叉路(出町高架橋直前)を右折してすぐ(信号で右折できるのでその手前の変な所で右折しないよう。迷惑なんだよね…)。チューリップ公園の中にある。駐車場は共同だがかなり広い。
ラーメン屋。広い店内は新しいだけあってとてもきれいだ。メニューはごく普通のものだが、どれもとても上品な味でおいしい。特に醤油は(多分)ごま油の風味が効いていて香ばしい。塩・味噌も食べたが、これもなかなか個性を感じる味だ。「角刈り」という名前のラーメンは要するに「富山ブラック」なラーメン。自分は終始感じた妙な酸味が気になってしょうがなかったが、一緒に行った知人はうまいと言っていた。麺が今一つだという意見があるということだが、個人的にはこれはこれでいいと思う。
妙なところで持ち上げられて、そのおかげで雑音に晒されることになったが、いいものを出しているのだから、このまま行けばいいと思う。ただ、なぜか筆者が行く時は例外なく裏の戸が開いているので冬場は寒い。何の意味があるのだろう?
(★★★★↓IS 頑張って下さい…)
国道156号線を北上、栄町交差点を左折してジャスコ方向に向かい、ジャスコ直前の交差点の左手前にある古本屋の裏というか横というか。駐車場は二三台規模。
ラーメン屋?居酒屋っぽい雰囲気だが、店の作りは明らかにラーメン屋だ。いかにも不健康そうなおじさんがテーブルでテレビを見ていたので常連かと思ったら、おやじだった。不健康な仙人みたいで、自分が見た中では春之色の夫婦と並ぶ、味のある店主だ。店に清潔感がないという意見を聞いたことがあるが、個人的にはそれほど気にはならなかった。始めて行くと独特の雰囲気にとまどうが、別に何ということはない。ほとんど真っ暗な厨房で作っているのはちょっと無気味だが。ホルモンラーメンを頼んだら「ごめん、もう終わった」と言いつつ、ちゃんと出てきた。何なんだ?
で、その名物らしいホルモンラーメンを食す。マリモタイプの味噌ラーメンの上にホルモン焼きが乗っているというものだが、これが結構うまかったので正直驚いた。ホルモン焼きそのものもなかなかおいしいが、ラーメンとの相性も案外いい。実は全く期待していなかったので、案外おいしく食べて、量的にも満足した。これはこれで結構いいと思う。
(★★★ 意外といいかもしれないが、雰囲気が本当に独特)
国道156号線を北上、油田交差点すぐそば。「まるたかや」の数件隣。駐車場は数台規模。
中華屋。外も中も結構こぎれいだが、何か店内に活気がないのが気になった。伝統的にこの場所にあるお店(確か大昔にうどん屋があったはずだ。確かあまりおいしくなかったはず)はなぜかみなそうだが…。魚津の同名店とは何の関係もないらしい。
チャーシューメンを食べた限りでは、湯切りが全くなっておらずスープが水臭かった。「うまくなった」と聞かない限りは多分二度と行かないであろう。
(★★ 特に語るに値しない)
国道156号線を北上、十年明交差点(ちなみに「じゅうねんみょう」と読むらしい)を過ぎてすぐ、左手に黄色い看板が出ている細い道を入る。一番亭のほぼ向かい。駐車場は十台規模。
中華屋。なかなか年季の入ったお店で外も中もなかなか味がある。気になる人には気になるであろう。たまにお店の御家族と思われる子供が騒いでいるのが、さすがに筆者も時々嫌だ。漫画が結構ある。いつも『刃気』を読んでしまう。
しかしまぁ老舗の「新三陽」だけあって作りはなかなかしっかりしている。ラーメンはよくある中華屋のラーメンだが、中華屋のラーメンに特に偏見がなければなかなかおいしいはず。今流行りの「トロトロチャーシュー」(どうでもいいがこの呼び方何か軽薄で嫌だ)とは一味違う固めのチャーシューを食べると「あぁ新三陽だな」と思う。餃子の形がまるでワンタンのように三角形なのが変わっているが、からっと焼けていておいしい。
(★★★★ 手堅いです。お店の雰囲気をもうちょっと何とかしたらと思うが…)
国道156号線を北上、栄町三叉路を過ぎて左手、バス会社とコンビニの間の黄色い看板のお店。日曜定休日らしい。駐車場は前に数台。
ラーメン屋?。気が付いたらできていた。店名は「ラーメンたいむ」なのか「ファミレスたいむ」なのかどっちなのだろう?置いてあるマンガからいって以前は違うお店だったか何かのようだ。どうも以前は違う飲食店か何かだったらしく、妙に広い店内がこれまた妙に薄暗く、独特の雰囲気がある。レジの位置がなかなか変だ。しかし、おしぼりが出てきたり、お茶をセルフサービスで飲めたり、サービスは案外いい。
肝心のラーメンはメニューの種類がかなり多いが、チャーシューメンを試した限りではマリモの模倣という以上のものは感じなかった。最初からこういうものだと分っていれば案外食べられるが、過度の期待はしない方がいいだろう。他のメニューが格段にうまいということもありえなくはないが、多分ないだろう。
(★★☆ 味も雰囲気も今一つだが意外とサービスがいいという不思議なお店)
国道156号線を北上、花園町交差点(国道359号線との交差点、チューリップ公園手前、サークルKがある)を左折、グネグネ曲りつつもそのまま行き、商店街に入るとそのうち左手に出てくる。駐車場は近くに共同のものがあるが二三台分しかない。昼の営業はない模様。
中華屋。外から見ると広そうに見えるが中に入ると結構狭い。それで、込む時は並ばざるをえないことが案外ある。少々窮屈な気もするが、まぁこぎれいな店内。
何の味かは分からないが、スープにちょっと独特の味がある。名物は天津麺らしいが、まぁ何を頼んでもおいしい。天津麺はカニ玉の下にもやしがかなり入っていたので「ん?二種類の麺が??」とちょっとびっくりした。目が悪いと色々楽しい。普通のラーメンの時には感じた独特の味を感じなかったが、何のせいだろうか?ラーメン類と比べると餃子はちょっと見劣りするかも。
(★★★★ なかなか手堅いです)
国道156号線を北上、十年明交差点を過ぎてさらに行き、宮丸北交差点(ココスとビデオエースがある)を右折、バローの中。駐車場は共同で広い。月曜定休。
中華屋。福光の同名店の支店らしい。というのはラーメンを食べてもすぐ分かる。店内に入った途端に「ある雰囲気」に飲まれてしまいそれで終始居心地が悪かった。たまたまそこにいた客のせいなのかもしれないが、とにかく気持ちよく食べさせてもらえなかった。そこそこきれいな店内なのに惜しいと思ってしまった。料理の味とそれ以外は分けて考えるべきかもしれないが、残念ながら食べている味に影響が出るほどだった。改善されない限りはもう行かない。
メニューは福光店とは結構違うが、麺・スープともよく似ている。麺は全く同じものだろう。例の真っ白でやや幅広の、太いそうめんと言うか細いうどんというかなもの。肝心の味の方も善くも悪くも福光店とよく似ている。決して悪い味ではないのだが、先に言ったことのために大きく損をしている。
(★↓DA わざわざ行く意味は特にない)
ラーメン屋。県内ではおなじみのまるたかやだが、その通りのごくシンプルな味。口当たりがとてもよく、スルスルと食べてしまうので、いつ行っても、誰がせかすわけでもないのに、10分以内で食べてしまって早々と出てしまう。何故だろう?多分立ち食いそばの方がゆっくり食べていると思う。スープの色が立ち食いそばに似ているからであろうか?まぁええわ(笑)。多分、おでんのスープを流用していると思われ、試しにおでんを食べてみたら、なるほどよく似た味がした(春之色食堂や円城にも同じことが言えるが)。そのおでんもおいしい。大抵自動車を運転して行くので赤割が飲めない。いつか飲んでみたい。入店着席するとすかさず店員が飛んできて、せっつくように注文を聞くのが個人的には珠傷。
(★★★★ 一度ゆっくり食べたいと思っているのだが…)
砺波インターから国道156号線に出て左折、右にアピタを見送り、さらに進んで左にニチマクラブを見送り、さらに行って左手。TSUTAYAの向かい。駐車場は広くなってさらに使いやすくなった。
中華屋。店内はファミレス然としていてとてもきれいだが、形が変わっているので、どこに座っていいものかいつも迷う。
高校時代からよく行っていて、若旦那なんて同級生だったりまでするのだが(残念ながらお店を継いではいない模様)、そのころから焼そばのイメージがなぜかとても強い。というわけであまりここでラーメンを食べたことはないが、実は色々あってしかもおいしい。タンタン麺はこのあたりではここが一番おいしいと思う。最近とんこつラーメンがメニューに加わった。こう言っては失礼だが、カップラーメンのとんこつラーメンを思い出してしまうイメージ通りの味だ(もちろん全然おいしいです。まるでバターのような風味がする)。餃子はこれでこれはちょっと高いかも。
お店のスタッフの心配りがいつ行ってもすばらしい。これはすばらしいことだ。
(★★★☆↑T 町の中華屋という感じだが、実はなかなかしっかりしている)
JR城端線砺波駅前、屋台村内。駐車場はない。
ラーメン屋。ちなみに説明しておくと、「屋台村」というのは広いフロアにカウンターがいくつかあって、それぞれが一つの屋台の体裁をとっている。座っているのとは別の屋台に注文を出すこともできて中々便利。その一つがこのラーメン屋になっている。わりとこじんまりとした本当に屋台然とした作りだが、全体にきれいに作ってあるので、汚らしい雰囲気はない。ちなみに、自分が何度か行った限りではそれほど雰囲気は悪くなかったと思う。
さてしかし、このラーメン屋に座るのは実は初めて。名物だったはずの白い豚骨ラーメンはもうやめてしまったらしい。どうも経営者か作る人だかが変わってしまったようだ。醤油を食べた限りでは、ごく普通のシンプルな作りで、とくに変わったところはない。厨房のおばちゃんが常連と思しき客に「麺が変わったような気がするんだけどね…」とこぼしていたが、そう言われれば…という気しかしなかった。常連じゃないので判断のしようがない。湯で方が少々固めだったが、まぁこれはこれでいいと思ったが…飲むついでにはいい所だと思う。
(★★★ 善くも悪くも普通)
砺波インターから国道156号線に出てその交差点の左手奥。駐車場は結構広い。
中華屋。狭い店内はいかにも町の中華屋という雰囲気でかなり味がある。きれいとは言えないが個人的にはそう気になるほどではない。前の客の水がおいたままだったのはちょっと気になったが。
初めて行く時はちょっと奮発することにしているのだが、腹が立つほどがっかりした。最初に出てきた餃子は、一体店主は餃子というものを食べたことがあるのかと思わずにはいられないほどのものだったし、ワンタンチャーシューメンも、いいところを探そうと試みるのだが何も見つからないほどのひどいものだった。スープは薄いという以前の、まるでスープを湯で薄めたようなものでほとんど味がない。麺は全く腰がない上にゆで過ぎでブヨブヨ。ワンタンも全部が固まって何が何だか分からない。チャーシューは油を食べているようだった。しいて言えば値段の割には量が多いのが利点だろうか。「これはこういうスープだ」と思って何とか食べた。他のものはおいしいのかもしれないが、二度と行かない。
(☆ 理解に苦しむほど完成度の低いものを出している)
福野町
杏里
県道20号線(砺波福光線)を南下、高木北交差点を右折、マリモを通り超え、二日町交差点すぐそば、うどん屋Zero1の隣。駐車場は中規模。
中華料理。基本的なラーメンにはあっさり味とこく味の二種類がある。個人的にはこく味の方が好きだ。変わりラーメンも少々ある。そう目立つ特徴はないものの、安心できるできばえ。昔から、町内の他店と比べてしまうと何故か今一つ地味な存在だが、実はなかなかいい。唐辛子味噌を入れて食べるとおいしいと勧められるのだが、辛いのが苦手な自分は試したことがない。餃子もなかなかよくできている。何で昔から地味なんだろう…?
(★★★★ 地味な存在だが実は案外いい)
ヘリオス向かい。せっかく大きい駐車場があるのでヘリオスに駐車するのはよしましょう。
飲屋。いかにも居酒屋という雰囲気の店で、もつ煮込み(非牛)がおいしいことで有名なお店。そのもつ煮込みに比べるとラーメンの方は評価が別れるが、その通りちょっと個性的なラーメン。澄んだ油が丸く浮かぶ澄んだ醤油味スープに太めの麺で、具に生たまねぎが入っているのが特徴。生たまねぎは賛否別れる所だが個人的には好きだ。ラーメン目当てで来た方にももつを味わってほしいので、ラーメンセットがお勧め。多分もつ煮を作る時に用いるだしをラーメンにも流用しているのであろう。よく似た味を感じる。無茶苦茶うまいというものではないが、なぜか話に上がることが結構多いという地味ながらも侮れないお店。昔から何かドラッギーな雰囲気のある不思議なお店だ。
ここに行くとボロボロになった『包丁人味平』を無性に読みたくなる。ガーン!…飲屋ということもあって、運が悪いと雰囲気が悪いことがあるのが珠傷。
(★★★☆ 個人的には結構好きだな)
福野駅前道路をまっすぐ行ってすぐ。駐車場は中規模。午後2時頃から5時頃までは昼休み。月曜定休。
中華料理。新店舗になってとてもきれいだ。店内の配置がちょっと変わっていて、テーブル席と座敷が分断されている。旧店鋪もそういう感じだったから何かポリシーなのかもしれない。新店舗になってカウンターがなくなった。
開店当時は町の中華屋という感じだったが、現在の新店舗になってから一段とおいしくなった。ラーメンは色々と種類があるが、どれもおいしい。個人的に一番好きなのは胡麻だれ風味の冷やし中華(残念ながら夏期メニュー)。筆者は大抵ワンタンメンを食べてます。
もう一つこのお店で特筆すべきは餃子と春巻き。どちらも以前はそこそこだったが、一段とおいしくなった。他の一品料理もおいしい。実は宴会専用メニューが結構おいしかったりする。朱雀亡き後(残念!)の福野の中華屋を引っ張る存在なのは間違いない。
時々店内の雰囲気が悪いことがあるのが珠に傷。ゾマホンさんの本が置いてあるのは何故なのだろう。味とは全く関係ない理由だが、人間関係に相当タフでなければ常連になるのはお勧めしない。
(★★★★☆↓T あまり知られていない店だがとてもおいしい)
県道20号線で南下、高木北三叉路を右折、しばらく行って左手。看板がでかいのですぐ分かる。大きい駐車場がある。月曜定休。
ラーメン店。みそラーメンがおいしいと評判。濃いめのスープに太い麺、野菜たっぷりとかなり食べごたえがある。早い安い旨いというのは本当だ。若い頃には随分通ったものだ。
ただ、先代の親父さんが亡くなって若旦那が継いでからは味にばらつきが出るという評判がある。それも悲しいかな当っていると思う。でも「旨い!」の「!」が「…」になる程度。
個人的に食べ方とかについて御託が並べてあるお店はあまり好きではないので、その辺が珠傷か。色々と悪口を言われているのを聞くが、そんなに叩かれるほどのことはないと思う。
(★★★↓T 先代の親父さんの頃から好きだが、たまに「ん?」と思うのも本当なんだよな…)
ハロウィン
国道156線を南下、一旦庄川町になった後に井波町になると(ちなみにこの後再度庄川町になる)まもなく右手に現れる。駐車場はどうやら共同らしいがかなり広い。
喫茶店?。看板だけを見るとラーメン屋のようだが…長い歴史のあるお店のようで、中も外もなかなか味がある。おばさんが一人で切り盛りしていた。このあたりにある飲食店ってかつてはみなこういう雰囲気だったようなことを思い出して少々懐かしくなったりした。
作りは悪くないが、麺は既成のごく普通のものなので過度の期待は禁物。スープはややとろみがあってこれは案外おいしい。チャーシューメンを頼んだのだが、肝心のチャーシューに、確かに肉の味なのだが、何か気になるものを感じてしまった。特にこだわりがないのであればこれはこれでよいかもしれないが。どうも個人的に「ハロウィン」とは相性が悪いらしい(ここ参照)。
(★★ 場所柄貴重ではあるがそう語るべきものもないな)
リュウ
現在の新店舗は、国道304号線で城端町に入り、そのまま市街を通り、善徳寺前交差点をすぎてやや行った左側。駐車場は二三台程度。
中華屋。以前はコントのセットのような狭くて雑然とした店内で正直居心地が悪かったが(手にとった新聞が前日の新聞で、何が起こったのかとかなりびっくりした(笑))、新店舗はかなりきれいだ。城端の中華屋の先頭的存在となれるか。
以前は何のせいか分からないが値段が高い気がしたものの、現在はまぁまぁ普通。醤油はまるっきりマリモのラーメンだと思ってしまった。見た目も麺もそっくりだ。ただし味は結構違う。こんなに醤油の味が露骨に出ているラーメンは案外珍しい。マリモが好きならば気に入る味だと思う。個人的にコーンは嫌いではないので、野菜のうまみと共においしく食べた。塩の方がお勧めかもしれないと思った。餃子はこれでこれは高いかもしれない。
(★★★ まぁまぁだが、場所が場所だけに貴重な存在だ)
チェリー
国道359号線を西に向かい、津沢五差路(右にローソン、向いにゴールドウィンの妙な交差点)を右折してすぐ。駐車場はかなり広い。
食堂。確か筆者がごく小さかったころからあったので、既に20年以上の歴史があるお店。ただし改装はされているので建物事体にはそれほど年期を感じさせるものはない。中はいかにも大衆食堂然としている。カウンターの他にテーブルが数個、一応座敷もある。厨房は結構広いが、基本的に親父さん一人で切り盛りしている模様。
モツラーメン以外にこれといった変わったメニューはなし。そのモツラーメンを食べようと思ったが、何となく味噌にしてみた。富山ならではのぐるぐるカマボコが入っているくらいで特に変わったところはない。野菜の旨味が出ていて中々おいしいが、取り立ててうまいというほどでもない。麺が似ていることもあって、やはりマリモを連想させる味だ。このごく普通の味に安心してしまうほどひどい店がおおいということなのだろう。嗚呼。餃子もごく普通だが、「シャム」じゃないのが偉い。ちなみに、筆者の注文を聞いてから包んでいた。冷凍をそのまま焼く店よりもよほど良心的だ。
(★★★ これからも末永く頑張って下さい)
福岡町
一(はじめ)
西から行く場合、小矢部/石動方面から国道8号線で東に向かい、中島町交差点の右手前角、ショッピングセンター「タピス」のすぐ近く。駐車場は数台規模。
ラーメン屋。割とこじんまりした店内を若い店主が一人で切り盛りしている。いかにも専門店という感じで、適度な素っ気無さがただよう。場所柄か子供連れの来店が多いらしく、子供用と思われる取り皿やスプーン等が置いてあった。なかなかの気配りだ。
特製ラーメンと餃子を食す。スープがどろどろしているくらいに油とにんにくがたっぷり入ったスープは印象ほどしつこくはなく、抵抗なく全部飲めた。麺はやや固めだが、ゆでがよいためかつるつるしていてなかなか食感がよい。山と積まれた刻み海苔が異様で、最初はなれない臭いに面喰らったが、慣れるとなかなかおいしい。大きい海苔一枚よりも食べやすいという点ではよいかもしれない。それに柔らかいチャーシューとモヤシとメンマが入っていてなかなかの食べごたえだ。まぁ要するに「8号線系」の味だが、バランスがいいのでインパクトの割には食べやすい。餃子はまぁ出しているという程度のものかな。
(★★★★☆ 「8号線系」はレベルが高いな)
砺波地方から行く場合、国道156線を北上し栄町三叉路を左折、ジャスコの直前、新富町北交差点を右折してひたすらまっすぐ。福岡町に入って、江尻交差点を過ぎ、高速の下をくぐって、しばらく行くと陸橋の手前の右手。駐車場は数台規模。
中華屋。看板がなければ気付かなそうなくらい地味で普通の家のような外観で、中に入ってもなかなか地味。一応座敷もあるが、数席のカウンターと二つのテーブルがメインのようだ。たまたまなのかもしれないが、夕食時だったためか、常連と思しきオヤジ達が騒いでいて居心地は悪かった。お店の方の応対はよかったのが幸いだ。何やらサインが飾ってあったが「アラーキー」(写真家の)以外はよく分からなかった(少なくともラーメンサイトの管理者ではない模様)。
メニューで目にとまったタンタン麺を食す。出て来たのを見ていいと思ったが、案外しっかり作ってある。辛いのはもちろん辛いが、適度な酸味が付けてあって、辛いだけではなく、辛いものが苦手な筆者でもスムーズに食べられた。ひき肉の炒め具合もちょうどよく意外とバランスがよくおいしく食べさせてもらった。全く評判を聞いたことがなかったお店だが、結構いい。
(★★★☆ 意外な隠れたいいお店かもしれない。雰囲気が珠傷だ)
青龍
県道20号線(砺波福光)線を南下して福光町に入り、角田交差点(福光駅直前のおかしな交差点)を右折。大きい駐車場がある。
中華料理店。結構広いお店で、見た所二階もあるみたいだ。待機スペースがあるので込む時はすごいのだろう。カウンターにのれんがかかっていて厨房が見えなくなっているのが何か妙な好奇心をそそる。この間から突然ニュッと料理が出てくるのかな、と思ったらそうじゃなかった。もつ煮込みラーメンなど変わりラーメンがあるのが特徴。チャーシューメンを食べた限りでは手堅いながらもしっかりとしたつくりだが、ワカメは個人的には余計だと思った。チャンポンは量が多く具も豊富で食べごたえがある。太苑亡き後の福光の中華屋を引っ張る存在と言えよう。
(★★★★ 手堅いながらもいい。また来たくなる店だ)
福光駅の真ん前。駐車場は四五台程度。
中華料理店。かつて夜に福光駅から出てくると暗闇に浮かび上がる「チュー」の看板が可笑しいやら恐いやらだったなかなか思いで深いお店。学生時代は替え歌を作るほど通ったお店であった。
それ以来ずいぶん久しぶりに行ってみてワンタンメンを食べた。限り無くそうめんに近い麺にあっさりと言うにはやや薄いスープでまるでうどんを食べているかのような気分であった。ちょっと拍子抜けした。餃子はからっと焼けていたので、それで調子を取り戻した。かつてとは随分変わってしまったと思ったが如何…
(★★ 心地よいノスタルジーを得るにはちょっと力不足か)
福光駅からの道を真直ぐ行ってベルの前の交差点を左折。お役所の向かい。営業中は看板が出ているので言われているほど分かりにくくはない。駐車場はないが店の前に停めていい模様。最近夕方になるとすぐ閉まるのでなかなか行けない。
外見は大昔の大衆食堂然としていて中もそんな感じ。初めて行くと、どこから入るか、入口の扉をどう開けるかでまずびびる。内装も古き善きという感じ。いつのだか分からないお店の紹介記事が額に入っていてしかもそれの端っこが切れている。行けば行くほど味のある店だ。
ラーメンは中華そばのみ。海苔は入っていないものの、ぐるぐる蒲鉾が入っている本当に昔ながらの中華そば。味も手堅いが、本当に基本中の基本という感じの味で、これはこれでおいしい。スープ主体の薄味醤油味で、まるたか等と同じタイプ。多分おでんのスープをそのまま使っているとも思われる。量は少なめなので、量を求める人はおでんなどを頼みましょう。
(★★★★ これからもこの味を守って頂きたいものです。せめて7時くらいまで営業して下さいお願い)