桁試験速報!!

 

10月27日 (土)

朝10時より京都大学構内E号館前にて桁試験を行いました。以下はその様子です。

桁試験は、主翼の骨にあたるカーボン桁の強度が長年使用しているうちに劣化したのではないかということを心配して行うことにしました。機体の引き起こし時にかかるであろう通常飛行時の2倍の力が翼にかかったとき、果たして耐えられるのかどうか。それを検査したものです。

 

まずは機体を逆向きにします。本来機体には重力にさからう浮力が上向きにかかっているのでこうしなくてはいけません。 主翼の桁にペットボトルをぶら下げていきます。一本あたり1.5kgに設定して合計で74本ぶら下げました。
 

 

今回は翼全体のたわみを見るのではなく1.2.3番の桁を試験したので翼端にはモーメントをかける必要がありました。

これは苦肉の策のモーメント発生器です。

2倍gをかけたときの桁のたわみ。もうほんとにどきどきでした。

でもなんとか無事に耐えることができました。

   

横から見てもかなりすごいたわみです。

ちなみに一段高いとこから指示をだすのは設計者兼会長。

 

 

今回わかったことはこの桁にはちゃんと十分な強度を期待できるということ。

したがって今年もこの桁を使って機体製作にとりかかります。

 

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