”What's ”FD”?”・・・FDに関する説明
"FD"って何?って方に・・・。

    1998年秋に、プロジェクトの開設が発表されたFormula Dream(以下FD)は、「F1やCARTなど、世界のトップのレースで表彰台に立てる日本人ドライバーの
育成」を最重要課題とし、1999年4月18日、鈴鹿サーキットで、ついに夢への扉が開かれました。

  FDは、プログラムの実践、及び、組織の公正かつ公平な運営を監視する機関として組織されたフォーミュラドリーム・オーガニゼーション(FDO)によりマシンの管理などがおこなわれ、すべてがイコールコンディションに保たれており、全く同じコンディションで競い合うため、ドライバーの技量がはっきりと表れるレースなのです。
  また、様々な教育的プログラムが組み込まれており、速さだけでなく、マシンに対する知識やセットアップ能力、加えて体力面、語学力にも優れプロフェッショナルドライバーになるための講習もあります。
  さらにFDOでは、スカラシップ制度を設けており、卒業後も長期に渡ってアドバイスが行われるなど、他のレースにはない最高の環境が整っているのがFDの大きな特徴なのです。

  実際にサーキットで観戦する際に見られる他のレースとの大きな違いは、予選の方法です。
FDの予選は、ローリングスタートのレース形式で行われます。これは、実戦の経験を数多く積めるように取られた方法です。
ローリングスタート時のグリッドは、金曜日の午前と午後の練習走行でのBEST TIMEにより決定。
そして、このレース形式の予選の順位がそのまま決勝のグリッド順位になるのです。したがって、'99年FD第2戦もてぎを例に説明すると

No.6  井出有治選手   BEST TIME1’54.841(予選1位)
No.14 佐々木考太選手 BEST TIME1’54.581(予選3位)
(No.20土屋武士選手BEST TIME1’54.538は、ペースセッティングカーにつき賞典外)

この場合、佐々木考太選手の方がBEST TIMEは良いのですが、トップでゴールしないかぎりポールポジションは獲得できないのです。

 このように、FDは今までになかった形のドライバー育成カテゴリーです。
観戦する立場としては、ドライバーの成長を見るのがとても楽しみなレースだと思います。

  みんなでFDを盛り上げ、成功させ“夢”を実現させましょう!


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