Taylor Eigsti Trio with Red Holloway
Sun. Aug. 11th. 2002
@San Jose Repertory Theatre
"Eigsti, the critically-acclaimed 17-year-old pianist, and his bandmates team up with jazz tenor James 'Red' Holloway" (from the Program ) 「ジャズ界の絶大な注目を集めている17歳の若きピアニスト、Eigsti と彼のバンドが、ジャズテナーのJames 'Red' Hollowayと共演。」 (プログラムより) |
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17歳の若き天才ピアニストという大きな評価を受けているTaylor Eigsti。ジャズフ ェスティバルの最後を飾る彼の演奏を、前日から楽しみにしていた。フェスティバル 2日目ともなれば、私たちも慣れたもの。早めにいっていい席に座ろうと30分前には 会場に入ったけど、もうほとんど席は埋まっている。何とか一階の真ん中の真ん中に 2つ空席を見つけて座った。観客の熱気も始まる前からすごい。 Corner Pocketのベースマンが引き続き登場した。Hollowayはジャズテナーだという ことだったけど、ほとんどサックスを吹いていた。貫禄があるし、悪くない。最後に なって歌を披露してくれた。おもちゃの小さな笛も器用に演奏して楽しかった。た だ、彼の司会を兼ねたトークはおもしろい部分もあったけど、ちょっと喋りすぎで、 英語を全部理解できない私は食傷気味。 ほとんどの曲に、それぞれのアドリブを入れて進んでいったが、やっぱり主役は EigstiとHolloway。ピアノは技巧的に素晴らしい。よくあんなに動くよと思うほど細 かく刻んでいた。さすが評判が高いだけある。他の楽器との駆け引き、掛け合いのセ ンスもきっと素晴らしいのだろう。でも、心に響いてくるものがない。聴衆の心に届 く音を出すにはまだ若過ぎるんだ、きっと。それでいいのだ。これから先はまだまだ 長いのだから、技術を磨きつつ人生経験を積み、豊かな音楽性が加われば音も変わっ てくるんだろうと思う。通路に座っている人が追い出されるほど満員になった会場 で、スタンディングオベーションはなかった。来年はどんな風に成長しているのだろ うかと思うと、楽しみだ。 |
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