1.はじめに

 1996年3月、タイトーからスーパーファミコン用ソフト「カオスシード〜風水回廊記〜」が発売されました。シミュレーションあり、ロールプレイングあり、アクションも多数あり、サウンドノベルまで入っているという風変わりなゲームでしたが、1996年といえば時代はすでに32bitゲーム機が主流になっており、このゲームの存在はあまり知られることがありませんでした。1998年1月、「仙窟活龍大戦カオスシード」と名称を変え、セガサターン用に移植されたので、そちらのほうをご存じの方はいらっしゃるでしょう。「仙窟活龍大戦…」をやって「風水回廊記」もやってみたくなった、という方もいらっしゃるかもしれません。ところが「風水回廊記」は「仙窟活龍大戦…」に比べて難易度が非常に高く、「仙窟活龍大戦…」をクリアした方でも途中で断念してしまう恐れもあります。
 幸いにして「風水回廊記」はスーパーファミコン用ソフトです。世に出まわっているマジコンの類を使えば本来セーブできないところでもセーブが可能になったりします。さらにマジコンで吸い出したROMデータをPC上のエミュレータで動かせば、パラメータの変更なども簡単におこなうことができます。
 このプログラムは、吸い出したROMデータをスーパーファミコンエミュレータのひとつであるZSNESで動かすことを前提条件に、SRAMセーブデータおよび中断データのパラメータを安全に変更するためのものです。このプログラムを使えば、次の画面のようなことが簡単におこなえます。
勇者一味を仲間に 28.1KB 幻の没アイテム群 28.0KB
ひと部屋目から最強 12.7KB こういうことはしないほうがよいです 14.9KB
 なお、SRAMセーブデータに関してはどのエミュレータでも同じ形式のはずですので、拡張子さえあえばどのエミュレータのセーブデータでも変更できます。たとえばSNES9XでのSRAMセーブデータも同じ*.srmという拡張子ですので、ZSNESと同様パラメータを変更することができます。

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